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2004年09月11日

アニキ殿、降臨

jacket.jpg先日発売されたポール・ウェラーのカバーアルバム『スタジオ150』を恐るおそる聴いたのですが、これがなかなかの好盤でした。なぜ、恐るおそるなのかとい言いますと、まず選曲が地味ということ。そして、カバーということでソロ以降色濃くなっているカントリー&フォーク、アメリカ南部色がますます強くなってるんじゃないかという不安があったから。レヴューなんかだとこのテイストも「味」ということになっているのですが、吾輩にはどうも辛気くさい。
今回もしっかりカントリー&フォーク、アメリカ南部色は入っているのですが、それ以外の要素もちゃんと入っているので楽しめる内容になっています。で、そのプラスαとは何かと申しますと、ズバリ「スタカン・テイスト」。う〜ん、後ろ向き。
アニキ殿はソロ1作目を作り込みすぎたと反省し(吾輩はこの1作目がいちばん好きです)、以降どんどんシンプル&ラフな方向にひた走り、今では「洗いざらし」ならぬ「歌いざらし」のクーネル状態。吾輩も最初はこのスタイルをカッコいいなとシビれていたのですが、最近はもう少しかしこまった音にしてもいいんじゃないのと思っていました。
彼自身もそう感じたのか、前作『イルミネーション』でヌーンデイ・アンダーグラウンドのサイモン・ダインを呼びつけ一緒に曲づくり。そして、今回の『スタジオ150』でもバカラックの曲を入れたり、アレンジにフルートやストリングスを絡ませて涼しげなムードを演出。この人、むかしは不器用なんて言われてましたが、今はその辺のバランス感覚も備え持つようになったみたいです。
スタカンが活躍したのは80年代半ば。もう20年の年月が流れました。流行の「20年周期説」からみてもスタカン、きてます。是非とも次作はパリッとスーツを着て、おされな音を聴かせて欲しいものです。

posted by ichio : 10:31 | comments (0) |

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