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    <title>KITSCH PAPER</title>
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    <title>音楽ライフ停滞中</title>
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    <published>2010-03-11T15:46:19Z</published>
    <updated>2010-03-11T15:50:53Z</updated>
    
    <summary>去年秋からの忙しさがなかなか収まらず、新しい音楽や映画、本に接する機会が激減。飲...</summary>
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        <![CDATA[<img alt="100312.jpg" src="http://www.kitsch-paper.com/archives/100312.jpg" width="140" height="140" class="left" />去年秋からの忙しさがなかなか収まらず、新しい音楽や映画、本に接する機会が激減。飲みに出かけたこともこの半年一度もなし。当然のごとくガス欠状態になっています。
音楽関連では唯一マッシヴ・アタックの新譜『ヘリゴランド』を試聴したもののスルー。雑誌なんかでは1stや2ndに回帰したと評価が高いようですが、ム〜ンという感じです。質感はむしろ『メザニーン』や『100th ウインドウ』の延長線上じゃないでしょうか。どうも今のマッシヴ・アタックに1stや2ndのような作品を期待するのは間違いのようです。

こんな感じで目新しさのかけらもない音楽ライフを送っている中、静かなブームになっていのがヒップホップ。今までヒップホップはメインで聴くことがなく、カレーライスに添えられたラッキョウ、ストーンスのビル・ワイマン、国際軍団の寺西勇的な存在だったのですが（とはいっても決して欠かすことばできません。……ストーンズはビル・ワイマンなしで全然成立してますね）、この度メインに昇格。
中でもよく聴いているのがコモンの『ファイティング・フォーエバー』とQティプの『ザ・ルネッサンス』。
『ファイティング〜』は前作『BE』のまったり路線を引き継ぎいだテイストで、最初聴いた時はえらく地味な印象を受けたのですが、元をとるため繰り返し聴いているうちにジワジワきました。かなりいいです。それにしてもコモンってオットコマエですよね。せまられたら断る自信ありません。
ヒップホップを寺西勇扱いする者がいうのも何ですが、『ザ・ルネッサンス』は間違いなく傑作です。彼独特の浮遊感あふれるプロダクションと脳ミソを引っ掻かれるようなラップ、サイコーです。ソロとしての1st『アンプリファイド』はヌケが良くなく、やっぱりア・トライブ・コールド・クエストだなと思っていただけに、会心の一撃といったところ。最近出たQティプの幻の2nd『カマール・ジ・アブストラクト』もいいんでしょうか？]]>
        
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    <title>JLG体験</title>
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    <published>2010-03-01T14:23:20Z</published>
    <updated>2010-03-01T14:36:08Z</updated>
    
    <summary>JLG。‘じゃこ・レタス・後藤さんちのお芋の煮っころがし’ではなく、ジャン・リュ...</summary>
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        <![CDATA[<img alt="100301.jpg" src="http://www.kitsch-paper.com/archives/100301.jpg" width="140" height="140" class="right" />JLG。‘じゃこ・レタス・後藤さんちのお芋の煮っころがし’ではなく、ジャン・リュック・ゴダールのことです。言わずと知れた生きながらにして伝説と化した映画監督、名前を見るだけでなぜか脳みそが締めつけられるような気分にさせるカリスマです。
が、吾輩は代表的な作品4〜5本しか観たことがない うつけ者です。それも学生時代に‘ゴダールくらいは観とかなカッコつかんのかなぁ’といった見栄だけで観ただけ。そして当然のごとくどの作品も意味が分からず、逃げ出したというありさまです。
それからというもの「ゴダール」という文字がチラつくたびに見て見ないふりをしてきたのですが、最近読んだ本にやたらとこの巨匠が登場して、もはや逃げ通せない状況に。
不惑の四十代も目前だし、そろそろゴダルってもいいかなと思い、はるか昔にテレビ録画した『映画史』をクローゼットの奥から引っ張り出してくる。同じビデオテープに録画した『燃えよドラゴン』と『ダウン・バイ・ロー』は何度も観ましたが、『映画史』はおそらくはじめて。ゴダールを観るという行為自体に大人な雰囲気を感じ、無駄にテンションが上がる。そしていよいよ再生。
ところが、モニターに映し出されたのは砂嵐。ようやく難しい顔をしたゴダールが映ったと思ったら、強烈なノイズが入って強制終了。
どうも時間の経過と前の家でしまっていた押入れの湿気のせいで劣化した模様。というワケで吾輩のゴダール再チャレンジは延期に。ガッカリしたようなホッとしたような複雑な気分です。こんな気分にさせてくれるのも、ある意味ゴダール体験なのかもしれません。もちろんこの後リフレッシュとして『ゾンビ』を鑑賞したことはいうまでもありません。
ところでクローゼットにしまってある同じようなビデオテープ数百本、もしかしたら捨てていいかも。
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    <title>えほんにまつわるおはなし</title>
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    <published>2010-02-20T13:36:35Z</published>
    <updated>2010-02-20T13:37:45Z</updated>
    
    <summary>テレビを見ていたら もののけと子どもがたわむれている映画の宣伝が流れ、おチビから...</summary>
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        <![CDATA[<img alt="100220.jpg" src="http://www.kitsch-paper.com/archives/100220.jpg" width="140" height="173" class="left" />テレビを見ていたら もののけと子どもがたわむれている映画の宣伝が流れ、おチビからそれが『かいじゅうたちのいるところ』だと教えられる。‘へぇ〜そうなんや、メッチャおもしろそうやん’とリアクションしながら、心の中では‘また動物（ミュータント）と子どもを利用した商売をしおってからに！’と腹を立てていました。
その後またまたおチビに原作の絵本があることをレクチャーされ、ヤフってみたら世界中で知られている名作とのこと。しかも映画はスパイク・ジョーンズが監督しているじゃありませんか！ さっそくサイトで予告編を見たら、もうそれだけで泣きそうになりました。たぶんスパイク・ジョーンズが監督と知らなかったら、‘どうなんこれ？’と、顔を歪めたままだったでしょう。我ながらミーハーだと思います。

そんなワケで（どんなワケか分かりませんが）、ウチは小さな子どもがいるので絵本にふれる機会が多い環境であります。今までも『もこもこもこ』や『こっぷ』など（どちらも谷川俊太郎 作）、子どもから借りパクしたいナイスな絵本と出会いましたが、借りパクリストに新たな作品が加わりました。タイトルは『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』（及川賢治・竹内繭子）。もう、このタイトルだけでグッと胸元をえぐられます。
最初この本を見つけた時、タイトルと絵面に惹かれたので、おチビに読ませて（つれ合いに）買ってもらう戦法をとったのですがあえなく失敗。おチビも気に入ったようで、後日一緒に本屋に行った時も同じようにアプローチしたもののまた失敗。つれ合いのあまりのスルーっぷりに‘吾輩のセンス、イケてない？’と不安になってくる始末。
そんな静かな神経戦がつづいたある日、つれ合いが‘コレ、かわいいやん！’と声をあげるので手元を見たら、何と『よしおくんが〜』を持っているではありませんか。こっちの涙ぐましいアピールはまったく届いていませんでした。
そんなこんなでめでたくゲット。話は夢を見ているような飛躍ぐあいで、ほどよいワケの分からなさが心地いい。文章も緩急があって楽しい。（絵本の文って‘コレ、どんなんですか？’というものが多くありませんか？）
吾輩も商売柄、我が子にオリジナルの絵本を描いてやろうと思ったりもするのですが、なんかスプラッターな方向にいきそうで心配です。]]>
        
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    <title>予想外の事態</title>
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    <published>2010-02-15T15:00:17Z</published>
    <updated>2010-02-16T01:24:20Z</updated>
    
    <summary>‘まさかこんなことに？！’と、自分自身にビックリすることって人生の中で何度かある...</summary>
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        <![CDATA[<img alt="100216.jpg" src="http://www.kitsch-paper.com/archives/100216.jpg" width="140" height="140" class="right" />‘まさかこんなことに？！’と、自分自身にビックリすることって人生の中で何度かあるもの。自分では確かだと思っていることなんて、簡単に覆ってしまいます。
発売当初あれほど食わず嫌いだったカロリーメイトが今や好物になっているのだから驚きです。カロリーメイトのCMを見た時はホントに衝撃的でした。というか得体が知れず不気味だったという方が正しいかも知れません。
まず、バランス栄養食という概念が理解不能。今でこそ当たり前になっていますが、当時は栄養は自然からとれた食べ物で摂るという考えしかありませんでしたから。また、チーズ味というのがとことんマズそうなバイヴを発散していました。子どもにとってお菓子とはチョコかクッキーのこと。生臭いチーズを味わう感性は待っていません。そして、さらにマズかろうバイヴを増長させていたのがCMに出演していた世界の王さん。苦虫を噛み潰すような顔でモグモグされて食欲がそそるワケがありません。マズかったのは味ではなく人選だったことが今ではハッキリ分かります。
ということでカロリーメイト、すっかり好物です。新作のメープル味もおいしくて、小腹が空いたら頬張っています。ホントに‘まさかこんなことに？！’です。

‘まさかこんなことに？！’は自分以外の人にもいえること。吾輩はついこの前から、付き合って20年近くになるつれ合いにこの驚きを感じています。といいますのは、突如KAT-TUNにハマるという予想外の事態が起こったからです。家に帰ると新曲「THE D-MOTION 」（けっこうナイスです）のCD&DVDが流れているだけでなく、赤西クンのバスローブ姿をヒロミックスが激写したフォトマガジンみたいなものまで置いてある。彼女曰く‘イキりようが可愛い’のだとか。これってやっぱり仮面ライダーやウルトラマンの主人公に萌えるママさんと同じなんでしょうか？
しかも環境というものはこわいもので、今までまったくアイドルに興味を示さなかった娘までもが亀梨クンをどこかウットリした表情で見ているのです。ホントのホントに‘まさかこんなことに？！’です。]]>
        
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    <title>土着ポップ</title>
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    <published>2010-02-04T15:10:07Z</published>
    <updated>2010-02-04T15:11:08Z</updated>
    
    <summary>先日、家族で木下大サーカスに行ってきました。サーカスというと楽しさの裏側に哀愁や...</summary>
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        <![CDATA[<img alt="100205.jpg" src="http://www.kitsch-paper.com/archives/100205.jpg" width="140" height="140" class="left" />先日、家族で木下大サーカスに行ってきました。サーカスというと楽しさの裏側に哀愁やちょっと怖い雰囲気が漂っている感じがして、個人的には真夜中にピエロが獲物を求めてうごめくといったB級ホラーなイメージが染みついています。
木下大サーカスは世界3大サーカスのひとつというだけあってそういう妖しさはなく、健全で完成されたエンターテイメントショーでした。名前が木下だけに、同じ顔をした木下さん一族がウンパ・ルンパみたいにゾロゾロ出てくることを期待していたのですが、実際は外国人も多くコスモポリタンな世界がくり広げられていました。
しかし中盤、ジャパニーズ感あふれる演目が強引にはさみ込まれ、土着臭がプゥ〜ンとしてきた時は別の意味でワクワクしました。頭では洗練を目指しているのにカラダの内側から湧き出る土着テイスト。この混ざり具合というか混ざらなさ具合が刺激的でした。

ジャンルは異なりますが、そんなストレンジ&キッチュな魅力を発散する決定版といえるのが、60年代後半から70年代前半にシンガポールでヒットした歌謡曲を集めた『シンガポール・ゴー・ゴー』というアルバム。ジャケットを見れば分かる通り、アジアンモンドがフルスロットルで炸裂しています。一応、欧米のポップミュージックを手本にしてつくられた最新流行歌だったのでしょが、ビリビリ感電しそうなファズギターと東南アジア独特の節で歌われるボーカルが合わさった結果、哀しいかな目指したものと真逆の代物になってしまっています。
ですが、この湧き立つ土着臭がすばらしく、1曲目から深いサイケデリックな世界につれていかれます。最近のポップスはカタにはまっていておもしろくないと嘆いている方は、ぜひこのアルバムを体験してください。きっとクセになるはず。
しかしよく考えたら、日本の歌謡曲も外国の人にしてみたらかなりけったいに聞こえるんでしょうね。日本の自意識過剰なアーティストたちの曲も現代の民族音楽としてとらえたら、新たな魅力を発見できるのかも知れません。]]>
        
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    <title>真にすごいのはどっち？</title>
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    <published>2010-01-29T15:52:57Z</published>
    <updated>2010-01-29T15:55:05Z</updated>
    
    <summary>‘セナとシューマッハ、速いのはどっち？’‘ライオンとトラ、強いのはどっち？’‘梅...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kitsch-paper.com/">
        <![CDATA[<img alt="100130.jpg" src="http://www.kitsch-paper.com/archives/100130.jpg" width="140" height="140" class="right" />‘セナとシューマッハ、速いのはどっち？’‘ライオンとトラ、強いのはどっち？’‘梅宮辰夫と松方弘樹、抱かれるならどっち？’‘淡谷センセと美輪センセ、声のレロレロ度が激しいのはどっち？’
人には相まみえることのない強者を比べ、頂点に立つものを決めたがるサガがあります。それは聖者と崇められる吾輩でさえ例外ではありません。
クラッシュの『カット・ザ・クラップ』とデビッド・ボウイの『ネヴァー・レット・ミー・ダウン』、真にしょうもないアルバムはどちらか？ 吾輩はそこんところがどうしても知りたい。おそらくほとんどの人がそう思っているのではないでしょうか。
どちらのアルバムについても以前このブログで書いているので詳しいことは申しませんが、どちらもどんなに性格がいい人でも‘聴いた時間を返せ！’と怒鳴りたくなる突き抜けた出来栄えです。クオリティ自体もさることながら、このアルバムがロックを代表するアーティストによって作られたというのが驚きです。
パンクの良心ジョー・ストラマーは、パンクのエナジーとペナペナの打ち込みの融合に取り組んだ『カット〜』を、どうかオレのディスコグラフィに入れないでくれと嘆願していたとか。
一方『ネヴァー〜』は、ボウイがかつて放っていたカリスマ性をポピュラリティに変え、その燃えカスで作った作品。‘とつふぜんおとふずれてへぇ〜’と、霊に取り憑かれたような声で日本語の歌詞を歌う「ガールズ」は、涙なしには聴けません。
音楽的にはどちらも聴かれることを拒否する、ある意味アナーキーさを備えている。その昔、クソアルバムとこき下ろされたルー・リードの『メタル・マシーン・ミュージック』なんて甘っちょろい。このアルバム、今では傑作なんていわれていますもんね。おそらく先の2作は間違ってもそんなことにはならないパワーを持っています。
次はビジュアル面。アップした画像は『ネヴァー〜』のジャケ。見ての通り徹頭徹尾ダサいです。『カット〜』のジャケはモヒカン頭のパンクロッカーがストリート感あふれるイラストで描かれていて、ちょっとカッコいい。
ということで『ネヴァー〜』が真の駄作ということにしたいところなんですが、世の中そう単純ではありません。
よく『ネヴァー〜』のジャケを見てください。あまりのダサさに愛着をおぼえませんか。そう、人は本能的にあか抜けないものに惹かれるのです。『ネヴァー〜』に比べると『カット〜』はそういうかわいげがない。よって真の駄作はクラッシュの『カット・ザ・クラップ』に決定です。]]>
        
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    <title>きっとあるパラダイス</title>
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    <published>2010-01-22T16:08:45Z</published>
    <updated>2010-01-30T17:07:31Z</updated>
    
    <summary>パラダイスというものが本当にありはしないかと最近真剣に考えます。 天国ではなくパ...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kitsch-paper.com/">
        <![CDATA[<img alt="100123.jpg" src="http://www.kitsch-paper.com/archives/100123.jpg" width="140" height="183" class="left" />パラダイスというものが本当にありはしないかと最近真剣に考えます。
天国ではなくパラダイスです。天国というと悟りをひらいた人が行くところで、どうも退屈そうな感じがして住む気になれません。そこにくるとパラダイスは俗世とつながっていて、自分の欲望を存分に満たしてくれると思うのです。
お金や将来の不安もなく、年がら年中心地良く過ごせる。お腹が減ってキッチンに行けば、聖帝サウザーの食卓のように大好きなハンバーグやちょっと冷めたカレー、すき焼きの後に食べるうどんが用意されていて、食後にはイチゴタルトが出てくる。音楽が聴きたいと思えば、その時の気分にピッタリの音楽が流れてくる。そして当然のことながら、まわりにはプレミアム級の美女が吾輩を取り囲みます。これぞパラダイス。でもまぁ、こんなところにいたらアホになってしまう気もしますが、まったく構いません。
しかし、そういうところはなかなか見つからないもので、仕方なく架空のパラダイスにお邪魔して束の間の現実逃避を楽しむことになるワケです。
そのサポートをしてくれるブツのひとつが、伊藤桂司さんの作品集『FUTURE DAYS』。ここに収められている作品は、海外のいろいろな雑誌を切り抜きコラージュしたもの。いかにも能天気なリゾートの写真とゼリーの写真などありえないものを合体させることで、甘いだけでなく、ちょっと毒がある摩訶不思議な世界を作り上げています。この感触を例えるなら、女のコにモテモテの夢を見ている最中に、‘これは夢だぞ、調子にのるな’というセルフツッコミが入るあの感覚と似ています。それが吾輩のパラダイス観と結びついて惹かれているんじゃないかと思います。
伊藤氏はコラージュだけでなくペインティングでも独自の世界を追い求めている人。この世界に一度迷い込んだら、なかなか抜け出せません。]]>
        
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    <title>デザインのチカラ</title>
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    <published>2010-01-18T15:49:36Z</published>
    <updated>2010-02-05T13:07:49Z</updated>
    
    <summary>日曜日、仕事場帰りに雑貨屋さんの「アンジェ」に寄ったところ、ビビーンとくるパッケ...</summary>
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            <category term="ETC" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kitsch-paper.com/">
        <![CDATA[<img alt="100119.jpg" src="http://www.kitsch-paper.com/archives/100119.jpg" width="140" height="140" class="right" />日曜日、仕事場帰りに雑貨屋さんの「アンジェ」に寄ったところ、ビビーンとくるパッケージを発見。手に取って見たら、「アンジェ」と雑誌「Re:S」と富士フィルムがコラボした「写ルンです」と判明。年齢とキャラに反して胸キュンテイストに目がない吾輩は、ターンテーブル（中古のSL-1200）を買ったところにも関わらず、ズバッとレジへ。自分でも惚れ惚れする男らしさです。（ちなみに今まで使っていたターンテーブルは小学生の時に買ってもらったもので30年近く使いたおしました）
今となっては「写ルンです」を買うことはまずないのに、パッケージがいいと必要ないのに買ってしまう。あらためてデザインのチカラを感じました。

そういえば「Re:S」って、KITSCH PAPERでリンクさせてもらっているUNDERSONさんがデザインを担当されていたと記憶しております。この雑誌、デザインはもちろんのこと写真もすごく良くて、本屋さんに行くとよくバックナンバーを眺めています。写真を撮っておられるのは、「天然生活」などでも活躍している伊東俊介さんという方。プロフィールに載っている写真を拝見すると、実にいい味を出していらっしゃる。さぞ年季が入っている方なのだろうと思っていたら、どうしたことか吾輩より歳下じゃないの。つくづく自分の顔にコクというものが欠落していることを実感。
伊東さんの写真は、一見どこにでもある風景を独特の色合いと被写体にしっくりくるジャストなアングルで特別なものに変えてしまう。ちょっとノスタルジックで、それでいてホッとする不思議な魅力があるように感じます。
上の写真も吾輩が撮影したら、何のために撮ったのか分からない意味不明の風景写真になることは間違いありません。
イケズなので‘それはカメラマンと人柄’とかいって和むのはイヤなのですが、彼の写真を見ていると‘どんな人なんだろ？’という興味がわいてきます。]]>
        
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    <title>GOMON MOVIE</title>
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    <published>2010-01-14T15:06:16Z</published>
    <updated>2010-01-14T15:07:08Z</updated>
    
    <summary>去年の暮れから火傷の治療（熱々に熱したポットを握りしめてしまう失態）や、デンタル...</summary>
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        <![CDATA[<img alt="100115.jpg" src="http://www.kitsch-paper.com/archives/100115.jpg" width="140" height="140" class="left" />去年の暮れから火傷の治療（熱々に熱したポットを握りしめてしまう失態）や、デンタルケアのためにお医者さん通いが続いています。
このような状況で改めて気づいたのは、自分がかなりのビビリだということ。歯医者さんの治療中ちょっとでも神経を刺激されると、即座に右手をあげてしまいます。（治療前に‘痛みがあれば手をあげてくださいね’とやさしく言ってくれていたくせに、実際手を挙げると‘はーい、大丈夫ですよ’と、冷たく却下されるのは納得がいきません）
たぶん吾輩が拷問にかけられたら、というかかけられる前に、あることないこと包み隠さずキレイさっぱりと白状すると思います。

また、お正月にジョニー・デップの『ブレイブ』を観て拷問に対する恐怖心が大きくなってしまい、悪夢を見ることもしばしば。この映画は、ジョニー・デップ演じる主人公が家族をスラム暮らしから救うために、人を拷問して殺すことに悦びを感じる変態男に自分を売るという、何とも救いようのないブルーな代物。こんなことをいったら身もふたもないですが、そんな根性があるなら家族みんなでムツゴロウ動物王国に入国するなり、派遣村に入村して2万円ゲットするなり、他に手はあると思うのですが…。百歩譲って命を売るにしても、せめてどんな拷問を受けるのかメニューは確認しておくべきでしょう。吾輩なんて、飲食店で大盛りを頼む時でも‘大盛りって、どれくらいの大盛り具合ですか？’と確かめるくらいですから。

そういえば映画って、ちょくちょく拷問をフューチャーした作品が作られますね。キリストの受難を描いた『パッション』や究極のドSを描いた『ソドムの市』なんかはかなりエグくて痛い作品ですが、吾輩の中でもっとも強烈な拷問映画は『1984』。ラスト近くで主人公が受ける拷問はコワ過ぎです。もし、あの拷問を吾輩バージョンにアレンジされて受けることになったら……考えるだけで気が狂いそうなのでここら辺でやめときます。
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    <title>ロイ・シャイダーな2010年</title>
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    <published>2010-01-09T04:17:57Z</published>
    <updated>2010-01-09T04:18:57Z</updated>
    
    <summary>ついこの前‘あの名作と同じ2001年がやって来た’と驚いていたら、もう2010年...</summary>
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        <![CDATA[<img alt="100109.jpg" src="http://www.kitsch-paper.com/archives/100109.jpg" width="140" height="140" class="right" />ついこの前‘あの名作と同じ2001年がやって来た’と驚いていたら、もう2010年になってしまいました。時が経つのはディスカバリー号よりはるかにはやいようです。
年のはじまりには一年の抱負を掲げたりしますが、不景気なご時世ですので、『2001年 宇宙の旅』の続編『2010年』みたいなダダすべりにだけはならないよう頑張りたいと思っています。

さて、この年末年始は仕事がひと段落して、結構ゆっくり過ごすことができました。当初は本を読んだり映画を観たり充電するつもりだったのですが、いざ始まってみると家の用事や実家への挨拶なんかをしているうちに休みは終了。（はりきって『戦場でワルツを』を観に行ったら途中で爆睡。アニメーションがカッコよかったことと、PiLの「ディス・イズ・ノット・ア・ラブソング」がかかっていたことくらいしか記憶にありません。曲はしょうもないけど、ジョン・ライドンのインパクトはやっぱすごいわ）
というワケで、結局これといって何もできず。仕事初めの前日には‘嗚呼、休みも今日で終わりか…’という巨大なサザエさん現象に苛まれてしまいました。

今年は、おチビも大きくなってきたので、もう少しいろんなところに出かけたいと企んでいます。ねらい目は旬な奈良。あと、商店街巡りや鍾乳洞巡りなんかも始めてみたいなと思っています。
去年はこのブログで、1.「マイルス・デイビスを中心にじっくりジャズを聴いてみる」、2.「ラモーンズのファンになる」、3.「タレント本にハマる」、4.「見仏・狂言鑑賞を再開する」、5.「モテたいオーラを前面に出す」、6.「エロ煩悩（略してエロぼん）を解放する」、7.「KITSCH PAPERの4号をつくる」という抱負を掲げました。
結果は1・3・6はまずまず。2・4・5・7はまったくダメ。今年こそは7は実行したいと思います。
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    <title>オリジナルなものとは</title>
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    <published>2009-12-27T13:10:15Z</published>
    <updated>2010-02-05T04:30:21Z</updated>
    
    <summary>この不気味な笑みに誘われて、久々に『デジタリア』というアルバムをジャケ買い。主は...</summary>
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        <![CDATA[<img alt="091227.jpg" src="http://www.kitsch-paper.com/archives/091227.jpg" width="140" height="140" class="left" />この不気味な笑みに誘われて、久々に『デジタリア』というアルバムをジャケ買い。主はアレハンドロ・フラノフというアルゼンチン音響派のキーマンとのこと。まったく知りませんでした。
何やら最近は、アルゼンチン＝音響派というイメージが根づいているようですね。
音楽をつくる環境がパーソナル化し、国や都市の特色が薄れているといわれますが、時たまこうやって特定の場所がクローズアップされますね。マスコミが煽っていたりもするんでしょうけど、やっぱり自分の近くで刺激的なことをしている人がいると、影響を受ける度合いも違ってくるのでしょう。
未だにポップミュージックの世界では新しさやオリジナル性に対する信仰がありますが、そんなもんポンポンと出るワケがありません。しかも、より多くの人にアピールすることを目的にしたポップミュージックが、本当に新しくてオリジナルなもの（それが何なのか吾輩には分かりませんが）をつくっていたら、それはたちまちポッブでなくなってしまいます。世の中のほとんどのものは何かしらの影響を受けています。新しくて個性的、そして多くの人を魅了するものをつくることなんて、天才にしかできません。

が しかし、そんな天才的なひらめきが吾輩にやってきたのです。
昼下がりに街中を歩いていたら甘いモノが食べたくなって何かないかとキョロキョロしていたら、ポップコーンの出店を発見。残念ながらホップコーンは塩辛い。   ‘なんでホップコーンは甘くないんやぁ’と落胆していたその時、‘だったら甘いポップコーンをつくったらええやないか’という神の声が聞こえたのです。甘いポップコーン……、甘いとひと口にいってもいろいろある。ホップコーンにマッチする甘さとは何だ？
そう考えた時、吾輩の頭にくまのプーさんのハチミツが浮かんだのです。まさにパーフェクトな組み合わせ。サクッとかむと、口一杯に広がるハチミツの甘み。これこそ至福。あまりの完璧さに、神様の声ではなく悪魔のささやきなのかと思うほどでした。
吾輩は帰宅後つれ合いを呼び出し、‘今までいろいろ苦労をかけてすまなかった。しかし、これからは億万長者の暮らしが待っている。何しろ、吾輩はナタ・デ・ココを超えるスイーツを考えたのだから’と、高らかに宣言しました。
つれ合いがあまりの衝撃と感激で何のリアクションもとれないでいたので、自ら‘それは、ハツミツポップコーンだ！’と発表しました。
‘それ、普通にありますけど’　‘そう、ハチミツもコーンも普通にあるもので、それを融合させることが……えぇぇぇ！ あるのッ？！’。
ということで、吾輩の夢物語はあっという間に終わりました。聞くところによると、ずいぶん前につれ合いとハツミツポップコーンの話をしていたそうで、そのことをすっかり忘れていて、ふと思い出したのを発見と勘違いしてしまったようです。ま、世の中こんなものです。

で、フラノフのアルバムの話ですが、それはまたの機会に。
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    <title>それは邪鬼のせい</title>
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    <published>2009-12-16T15:51:33Z</published>
    <updated>2009-12-16T16:02:22Z</updated>
    
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        <![CDATA[<img alt="091217.jpg" src="http://www.kitsch-paper.com/archives/091217.jpg" width="140" height="140" class="right" />自分でいうのも何ですが、吾輩はモノを大切にする人間です。が、何年かに一度のペースでやたらと物がなくなる怪現象が起こります。前にカッパーフィールド現象が発生したのは4年前。大事にしていたDVDや腕時計が次々に姿を消したのです。「そんなん、どこかに置きっぱなしにしただけやろが」という声が聞こえてきますが、そうではありません。目の前にあったものがパッとなくなるのです。
中学生の時にもヘアブラシを棚の後ろに落とし、拾おうと手を伸ばしたら、もうどこにもない。最初は余裕をこいて探していたものの一向に出てくる気配はない。次第にイライラしてきて「はよ出てこなしばく」「今出てきたら許したるからはよ出てこい！」「完全に怒った、ブッ殺す！」と、半べそをかいてわめく羽目に。
何年か後に下宿することになり部屋を片付ける際、やっとあの時のブラシに再会できると胸躍らせていたのですが、結局その姿を拝むことはありませんでした。
そして今、またしても怪現象が起こりはじめているのです。いろんなモノがチョコチョコなくなるなと思っていた矢先、目ん玉につけていたコンタクトレンズがなくなってしまったのです。ズレたのかな思って鏡で確認したところ、どこにもない。つれ合いに見てもらってもない。座っていたまわりにも、着ている服にも落ちていない。もしやと思い、服も下着も全部脱いで陰毛をかき分けて探してもない。こんなことがあっていいのでしょうか？
と、こんなことを仕事場でつらつら書いていたら、仕事で必要な資料がなくなっていることに気づき大慌てで探す事態に。やっとこさ見つかりホッとしたら、今度はさっきまであったUSBのキャップがなくなっている！
もう、吾輩には目に見えない邪鬼がイタズラしているとしか思えません。
このままだと間違いなく発狂します。
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    <title>DROPサイト 開帳</title>
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    <published>2009-12-02T13:41:16Z</published>
    <updated>2009-12-02T13:57:33Z</updated>
    
    <summary>山動く。‘不世出’ではなく単なる‘不出世’と言われる吾輩が営んでおります事務所D...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kitsch-paper.com/">
        <![CDATA[<img alt="091202.jpg" src="http://www.kitsch-paper.com/archives/091202.jpg" width="280" height="219" class="left" />山動く。‘不世出’ではなく単なる‘不出世’と言われる吾輩が営んでおります事務所<a href=" http://www.drop-write.com " target="_blank">DROP</a>のWEBサイトがめでたくオープンいたしました。制作してくれたのはいろいろなお仕事でご一緒させてもらい、KITSCH PAPERのサイトデザインも担当してくれている<a href=" http://www.subtonic.jp " target="_blank">subtonic</a>さん。
吾輩のザックリとしたリクエスト（イメージはちょいポップなヨセフ・ミュラー・ブロックマン）を見事にカタチにしてくれて大満足。グッジョブ！
今までは仕事とKITSCH PAPERを切り離していたのですが、ひょんなことで新しい出会いやつながりが生まれるかも知れないということで、サイトオープンをきっかけに両方をリンクさせることに。
お仕事でお付き合いさせてもらっている方々の中には、こんなことしてるんやと意外に思われる方もいらっしゃるでしょうし、逆に日頃 KITSCH PAPERを見てもらっている皆さんの中にはこんな仕事しとったんかいと驚かれる方もいらっしゃるでしょう。（どちらの場合もいい意味で意外に感じてくださることを願います）
今回のサイトでは使っていないのですが、DROPをはじめた時に大学時代からの友だちにロゴをつくってもらい、これまたすごく気にいっていて、これからもずっと使っていきたいと思っています。
ということで、これからもKITSCH PAPERとDROPをよろしくお願いします。

ついでといっては何ですが、最近登録した流行りのTwitterとやらのアドレスも載せておきます。ちなみに、どうつぶやいていいのか分からず放置状態です…。
http://twitter.com/OKUMURAX]]>
        
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    <title>我慢の限界</title>
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    <published>2009-11-22T09:12:55Z</published>
    <updated>2009-11-22T09:21:14Z</updated>
    
    <summary>Twitterと『地獄の黙示録』、このまったく関係のないふたつをつなげる共通項は...</summary>
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        <![CDATA[<img alt="091122.jpg" src="http://www.kitsch-paper.com/archives/091122.jpg" width="140" height="140" class="right" />Twitterと『地獄の黙示録』、このまったく関係のないふたつをつなげる共通項は何か。吾輩の場合はジム・ジャームッシュの新作『リミッツ・オブ・コントロール』でした。別につなげる必要はこれっぽっちもないんですが、この作品を観ているうちに何となくこのふたつが頭に浮かんできました。

この作品はいつものようにジャームッシュ節炸裂で、何も起こらないまま時間が進み、そして終わる。といってもそれは上映が終わっただけで、スクリーンの向こう側の時間はずっとつづくといった感じ。
主人公は「孤独な男」と呼ばれる殺し屋。‘自分こそ偉大だと思う男を墓場へ’というワケの分からん指令を受けて、次々に現れるこれまたワケの分からんメッセンジャーの指示に従いながらスペイン中ほっつき歩くというお話。お疲れ気味のカラダにこの展開はちょっとつらく、途中我慢の限界がきてウトウト。中盤から体勢を立て直し、何とかのりきりました。

吾輩が思うジャームッシュのテーマはふたつ。ひとつは、ディスコミュニケーション。彼の作品の登場人物たちはすれ違ってばかりで、仲良くなってもその場限り。事が済めば愛想もこいそもなく別れてしまいます。そもそも彼らは理解し合うなんてことは求めていないんですよね。人はそう簡単に理解し合うことなんかできないし、その必要もない。理解し合わなくても、それぞれの存在を認めることが大切ということじゃないでしょうか。
何か金八っつぁんみたいになってしまいましたが、自分と違う人がいっぱいいるんだなぁと思いながら屁をこいて寝るようなジャームッシュのスタンスが吾輩にはシックリきます。だからTwitterやmixiなんかのコミュニケーションや、フレンドリー重視なこの国の空気はどうも馴染めないんですよね。というか、気持ち悪くて我慢なりません。（と言いつつTwitterに登録して、どうつぶやいていいのか分からず放置状態なんですが…）
どっちにしても、もう少し‘孤独’というスタンスをポジティブにとらえる必要があるんじゃないかと強く思います。

さてさて話は映画に戻りまして、ジャームッシュのもうひとつのテーマは移動。彼のほとんどの作品の登場人物は旅をするというより彷徨っていて、今回の殺し屋の男も曖昧なミッションを遂行するために知らない土地を彷徨いつづけます。見えない展開とダルい音楽で、観ているこちらの時間感覚がぼやけてくるのは『地獄の黙示録』と同じ感触。これら2作のように空間移動と時間移動の感覚をシンクロさせる映画って、そんなにありません。ロードムーピーといわれるものの多くは「成長」「和解」というゴール目指しているので、観ている者は予定に沿って進む話に安心していられるのですが、『地獄の黙示録』や『リミッツ・オブ・コントロール』はそういう予定調和な展開にはなっていない。そういう意味でもこの作品は『デッドマン』の域には届かないにしても、そこそこの良作です。]]>
        
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    <title>『13日の金曜日』</title>
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    <published>2009-11-14T13:31:45Z</published>
    <updated>2009-11-22T06:55:08Z</updated>
    
    <summary>眠い目をこすりながら、やっとこさ『13日の金曜日』のリメイク版をDVD鑑賞。手が...</summary>
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        <![CDATA[<img alt="091114.jpg" src="http://www.kitsch-paper.com/archives/091114.jpg" width="140" height="140" / class="left" >眠い目をこすりながら、やっとこさ『13日の金曜日』のリメイク版をDVD鑑賞。手がけたのは、『悪魔のいけにえ』のこれまたリメイク作『テキサス・チェーンソー』でタッグを組んだマイケル・ベイ&マーカス・ニスペル コンビ。さらにオリジナル版『13日の金曜日』の監督ショーン・カニンガムも製作総指揮として顔を出しています。無駄にフレディと闘って信用をなくしたせいか、名誉挽回とばかりに本気の気配が漂ってます。
『テキサス・チェーンソー』はオリジナルのエグ味を抜いたポップコーンホラーとして良くできていたので、かなりの期待感を持って再生ボタン スイッチオン。（以下ネタバレあり）
お決まりの男女混合グループが登場し、誰がどんな殺され方をするか予想していたら、頭の悪そうなカップルが露出プレイ＋セックスをはじめる。う〜む、なかなか見事な脱ぎっぷり。でも、オンナのオッパイ、シリコン丸出し過ぎます。
愚息ではなく期待感を膨らませていたらジェイソンが現われ、いきなりバタバタ殺していく。はじまって15分しか経ってないのに大丈夫？と心配していたら、あっという間に皆殺しにしてタイトルバック。単なるオープニングでした。
で、この後もお約束にのっとって話が展開されます。完全にコメディになった最近の作品とは違い、あくまでシリアスに描いていて好感は持てるのですが、残念なことにちっとも怖くない。どうしてかしら？ゼンジー北京（本名:渡辺重信、広島県出身）の手品より不思議です。
吾輩なりに考えた理由は3つ。1つ目は『13日の金曜日』お決まりのジェイソンが現われる時に鳴り響く「シュシュシュシュシュ…シャシャシャシャシャ…」という効果音がないこと。いきなり現われてビックリはするけど、来るぞ来るぞと煽ってくれないとやっぱり盛り上がりません。
2つ目と3つ目は構成的な欠点です。ひとつはオープニングと本編でまったく同じ惨劇を描いてしまったこと。同じ内容なのに何で片方は15分で片付けられ、もう片方は1時間以上かけて描かれるのか。その疑問がずっと引っかかり、なかなか映画の世界に入り込めない。
もうひとつは等間隔で殺しが遂行されること。お客様を退屈させないジェイソンのサービス精神は立派ですが、全体的にノペ〜となった印象です。
要するに、オープニングの殺戮シーンをカットして、本編でもう少し間を取って緩急をつければ凄い作品になっていたんじゃないでしょうか。
今気づいたのですが、このネタをアップしたのは13日の金曜日じゃなくて、14日の土曜日…。つくづく間の悪い男だと思います。]]>
        
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