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2016.05.23

2016年問題

160523 「2016年問題」にご注意ください!
 これまで世界は1999年の「ノストラダムスの大予言」や「2000年問題」などで大騒ぎしてきましたが、結局大したことは起こりませんでした。むしろ、これらをネタにして儲けた人が少なからずいた、ラッキーイベントだったといえるでしょう。しかし我が家を襲った「2016年問題」は、実害のある恐ろしい現象です。

 どんな惨事が発生したのかと申しますと、アナログレコードのジャケットを保護するビニール袋が一斉に破けだしたのです。
 ラックからレコードを取り出す方法は人によって千差万別。僕は、パカパカとレコードを横に倒してお目当てのアルバムを探し出し、背の部分のビニールをつまんで引っ張り出す「プルアウト・スタイル」を採用しています。(僕が適当にいってるだけなので、ネットで「レコード プルアウト・スタイル」と検索しても出てきませんよ)。

 とまぁ、こんな感じに背の部分のビニールをつまむと、その部分だけが破けてしまうのです。ビニールの状態をみると、干からびたみたいにパリパリになっている。調べると、塩化ビニールには可塑剤という薬品が入っていて、時間の経過とともにそれが抜けていき品質劣化するとのこと。
 僕はビニールの品質チェックをするため、ビニールに入っているレコードの背の部分を、かたっぱしに引っ張ることにしました。すると、破れる破れる、どんどん破れる。途中から包装用のプチプチをやっている気分になってきて、破れないとハズレ的な感じに。ちなみ、午前2時のことです。
 そうやってゲームを進めていくうちに、破れるビニールのほとんどが90年代に買ったものだということに気づきました。それは、偶然とは思えない確率。不思議と、それよりも前の80年代に買ったものは、まだビニールに粘り気があって破れない。つまり、経年劣化だけが原因とはいえないということです。これは推測ですが、空前のレコードブームが巻き起こっていた90年代当時、質の良くないビニールが出回っていたのではないかとにらんでいます。

 我が家の2016年問題は、実はもうひとつあるのです。それは、家電がつづけざまに調子が悪くなるという怪現象。ブルーレイ・レコーダー、洗濯機、トースター、パソコン、時計など、ジャンル・購入時期を問わず不具合が発生。まるで惑星直列のようです。そういえば惑星直列の時も、引力が影響し合って地球がどうにかなるんじゃないかという話がありましたが、幸い何もありませんでした。それに比べて、こっちの問題はもっと現実的で、シリアス。家電を買いかえる金額を考えたるだけでも悪寒が走ります。
 どのご家庭でも1回はいろんなことがあると思いますので、お互いがんばってクリアしましょう。

posted by ichio