『シンセミア』
お正月に読んだ阿部和重の『シンセミア』は最近読んだ小説の中ではかなり面白かったのだが、どっかで似た話を見たなと思ったら『ツイン・ピークス』でした。日本が異常な『ツイン・ピークス』フィーバーだった頃、吾輩も全話見たのだけれど、もうひとつ盛り上がれなかった。今、観なおしたらどうなんでしょうね。さて、このふたつの作品に共通するのは、地方都市という閉ざされた空間でうごめく人間模様を描き、都市や人間の暗部を浮き彫りにするということになると思うんですが、同じような題材をテーマにした小説・評論・映画は結構あります。吾輩も興味があり、自分なりにいろいろ考察していますので、いつか『KITSCH PAPER』で取り上げられたらと思ってます。
posted by ichio : 11:41 | |