こけし LOVE
つれ合いが「こけし」にハマっています。
先日、家族で嵐山に行ったときのこと。花見をすましてフラフラお土産屋さんを見てまわっていたら、いきなりつれ合いが「こけし買おうかなぁ。いろいろあるんやけど、大きいのと小さいの、どっちがいい?」と言いだしたのでビックリして振り返りブツを見た瞬間、吾輩のアンテナもピンッとおっ立ちました。
……あったことをそのまま書いているだけなのに、何か別のことを言っているような気がするのはなぜでしょう。
気にせず進めます。で、つれ合いが一目惚れしたのが、アップした「こけし」です。どうです、この中途半端感。いま流行りの民芸チックな「こけし」でもなく、ファンシーグッズにもなりきれていない微妙なバランス。
何に対して挑戦しているのかは分かりませんが、あえてこのゾーンを攻めるつれ合いのチャレンジ精神に改めてリスペクトした次第です。
「よくぞ見つけた。それでこそ我妻。すぐに買いなさい」と購入をすすめると、つれ合いはすぐさま愛想良くしたら損をすると思っている感じの店のおじさんに「このこけしください」とオーダー。おじさんは面倒くさそうに棚の奥からストックを出してパカリと箱のフタを開け、「あんたが欲しいのはこのこけしで間違ないな」という表情を浮かべる。これで無事、商談成立と思ったら、つれ合いが「この見本みたいに黒光りしている感じがいいんですけど」と、おじさんがヘソを曲げるようなリクエストをするではありませんか。
するとおじさんは、「さわってたら、すぐに黒くなるよ」と笑みを浮かべて「こけし」を差し出してくれました。
こうして我が家にやってきた「こけし」ちゃん。今ではリビングのキャビネットにちょこんと立ってはります。
その後つれ合いは子どもに「こけし」柄のハンカチを買うなど、すっかり魅了された様子です。
子どもの遊び
新年明けましておめでとうございます。
日本は相変わらず大きな停滞感・閉塞感につつまれており、我が家においてもどういうワケか年末ジャンボがハズれるという予想外の事態が発生して慌てふためくことになりましたが、へこたれずにがんばっていきたいと思います。
さて、年末年始の休暇は比較的ゆっくりとれたのですが、当然のことながら大掃除・実家への挨拶・子どもとの遊びで終了。
子どもがトランプのババぬきと七ならべをおぼえ、狂ったようにプレイ。(神経衰弱は夫婦間で大人のプライドをかけた静かな戦いが繰り広げられ、微妙な空気が漂うため回避)さらにお年玉で買ったリカちゃんのサーティワン アイスクリーム ショップを中心としたリカちゃん祭りが繰り広げられ、そのお付き合いでヘトヘトに。
気力が限界に近づいたのでホンマもんのサーティワンへ行って、お気に入りのバニラonバニラを食べて息抜きをする。家に帰り再開されたリカちゃん遊びを見ていると、リカちゃんだけでなくシルバニアファミリーと木の人形をゴッチャにして遊んでいるではありませんか! 子どもの頃友だちとガンプラで遊ぶ時、スケールの違うものを平気で一緒にするヤツにイラッときていた吾輩としては黙ってスルーするワケにもいかず理由を聞くと、何と、リカちゃんの見ているテレビでシルバニアファミリーを放送していて、シルバニアファミリーが木の人形で遊んでいる設定だという答えが返ってきてビックリ。子どもって無意識にすごいことしをているもんですね。
こういう感覚は大人になるとある程度訓練していないと消えていくもので、先日某バラエティ番組を見ていたら明らかに作り手の中で虚構の階層が整理されておらず、担当した放送作家は日頃本を読んだり落語を聞いたりしていない人なんだなとガッカリしたばかり。
でもうちのおチビの場合はいちばん下の階層である木の人形の世界に夢中になり、上の階層でリカちゃんの友だち役を担当している吾輩は待ちぼうけをくらう『インセプション』状態でした。
posted by ichio : 12:28PM | | trackback (0) | 2011年11月17日仕事を深めるために
仕事場に某経済新聞のセールスマンが来て、‘何関係のお仕事をされているのですか?’と訊かれ、何でそんなことを言わなければならないのか疑問に思いながらも根が素直なので正直に答えると、‘それは世の中の流れを理解しておかないと’と、出来の悪い親戚のガキをさとすように言われる。
これには「観音さん」の異名を持つ吾輩もさすがにムッときて、‘これでも新聞はとっていて、テレビ欄とスポーツ欄、それに週刊誌の広告にはちゃんと目を通しているので、世の中の流れは大体把握しています’と反撃すると、‘う〜ん、なるほど。でも、やはり経済新聞を読んで、より詳しいことを知ることがお仕事柄必要だと思いますよ、えぇ’と、またまたしたり顔で仕事についての要らぬアドバイスをされる。
‘いやいや、わたしの仕事内容はあなたがイメージしているようなものではないので経済新聞は要りません’とキッパリ断ると、セールスマンはプライドが傷ついたのか、‘仕事って、どんな内容ですか?’と食らいついてくるではありませんか。いい加減うっとうしくなったので、‘経済新聞より、あなたとの、このやりとりが要らないんです’と伝えて、お引き取りいただきました。
ドアが閉まったあと、静まり返った仕事場でポツンとひとり。彼が言う通り、経済新聞くらい読んでおいた方がいいのかも…。そう思い、この一年間の仕事をふり返ってみる。
医療関係、教育・カルチャー関係、お寺などの観光関係、住宅関係、企業さんなどのサイトや宣伝ツールのコピー、サービスのネーミング、タレントさんや企業さんのイベント台本、キャバクラ関連のコピー、包茎グッズの紹介文などなど。
見事にバラバラ。最後の方はどう考えても経済新聞と関係ないように思うのですが、やはり読めば仕事に深みとキレ味が出るんでしょうか。
真夏の憂鬱
‘何でオレ様がコイツらの世話をしなければならないのか?’
この夏ずっとそう思い続けており、これからもこの気持ちは変わらないでしょう。
‘コイツら’とはもちろん家族ではなく、金魚のことです。子どもが夜店で金魚すくいをして、どうしても飼いたいと言いだし、‘風情もあるし、まっ、いいか’と思ったのが大間違い。
せっかく飼うなら金魚鉢で飼おうということになり、近くのホームセンターでドラム型の金魚鉢を購入。砂利と水草なんかも一緒に入れたら、なかなかいい感じに。しかし、それも束の間。すごいスピードで水が濁るんです。金魚というヤツは、食べるよりも出す方が多いんじゃないのと思うくらい、とにかくよくフンをする。しかもブクブクがないせいで、すぐに水面でパクパクしだすありさま。こうなったら風情もクソもありません。いや、水槽はまさにクソだらけ。しかたなく酸素剤を投入し(高いくせに効き目は眉唾)、水換えも毎日2回することに。これがカルキ抜きをしなければならず、かなり面倒くさい。それだけでなく金魚鉢の水もすごくクサい。
これでかわいげがあればやり甲斐に感じるんでしょうけど、イマイチ愛着がわかないので単なる手間。言い出しっぺの子どもに水換えを任せたいところなんですが、重い金魚鉢の持ち運びはムリなのでエサ係のみ任命。
早く魚生をまっとうして昇天してくれないかなと、毎朝期待と不安が入り交じった複雑な気分で金魚鉢を見るのですが、きっちり水換えをしているせいで元気なんですよね、これが。
そんなことを言いながら、いちばん金魚を眺めているのは吾輩で、子どもに‘お父さん、最近、金魚にハマってるやん’と言われる始末です。
金魚で思い出しましたが、久々のおバカ超大作『ピラニア3D』が間もなく公開!これは水換えをほったらかしにしてでも行かないと!
posted by ichio : 12:28PM | | trackback (0) | 2011年07月22日夏旅行
夏前に、泳ぎに行くことを想定して筋トレを開始。理由は、子どものお友だち家族とご一緒したときに、相手のママさんにみすぼらしい肉体を晒したくないという、中年男のいじらしい見栄。
筋トレついでにガチガチに固まっているカラダをほぐそうと、子どもが習っているチアダンスのストレッチをやったら、そこら中がツリまくり悶絶。さらに、はりきって朝から腕立てをしたらプチ熱中症になってダウン。保冷剤で首筋とワキ、内股、ついでにキン○マを冷やして一命をとりとめる。自分の肉体が想像以上に錆びついていることを文字通り痛感いたしました。
そんなこんなで自主トレキャンプを中断していたところ、急に海へ行くことになり焦る。どれくらい焦ったかというと、八百長がバレて申し合わせ相撲ができなくなった恵那司とまではいかなくとも、ブルペンでウォーミングアップもしていない状態で登板を告げられた藤川の焦り具合を想像して頂けると分かりやすいと思います。(幸い今回は家族だけだったため命拾い)
夏休みということで「キッズスペシャル」の冠をつけた旅行のため、すべてにおいて子ども仕様。いきなりクルマの中で、パン屑がハンパなく落ちるデニッシュを食べながら、少女時代、KAT-TUNの大合唱で大盛り上がり。ハーフタイムには、子どもに有利な激甘ルールでの、しりとり&マジカルバナナ。
お昼前に海水浴場に着き、そこから夕方までみっちり遊び、旅館にチェックインした後、再びプール。そして尋常じゃないボリュームの晩ご飯を食べてお祭りへ。
二日目も朝イチのプールの後、遊園地&プールというヘビーなスケジュール。(ちなみに泳ぐ前はムダな抵抗と知りつつも、腕立てをして脳内パンプアップ!)
クタクタのヘロヘロになりましたが、子どものよろこぶ顔を見ると、またつれて行ってやりたいなと思うんですよね。そのときのために、筋トレを再開します!
気づき
‘人間は考える葦である’と記したのは、フランスが生んだ天才パスカル。
吾輩も人として生まれたからには、「考える」という人間に与えられた特権を活かして少しでも成長したいとマジ思っています。
人が成長するうえで大きな力となるのが「気づき」ですが、そのきっかけは千差万別。吾輩の場合は「排便」、つまり「ウンチ」(気分が悪くなる方がいらっしゃるといけませんので、以下「モナカ」と表記いたします)から大きなヒントを得ました。リンゴの落下を見て万有引力を発見したニュートンと同じように、一見何の関係もない事象から答えを導きだすあたり、我ながら‘持ってるな’と感じます。
前置きはこのくらいにして本題に入りましょう。吾輩は毎朝規則正しく大きなモナカを製造しているのですが、これにはヨーグルトを食べて腸の調子を整えるだけでなく、ちょっとしたコツが必要なのです。
それは、「焦らず・力まず・気負わず」という心がけ。
まずは「焦らず」。誰しも朝は忙しく、モナカ製造の時間は極力短くしたいもの。しかし、この焦りこそが諸悪の根源。‘早くしなければ!’という思いが気負いと力みを生み、物事はあらぬ方向に進んでしまうのです。もし、ゆっくりとモナカを製造する時間がないのなら、早く起きる。何事もそれくらいの姿勢で取り組みたいものです。
次の「力まず」は、字の通り踏んばり過ぎないということです。早く出してしまおうと踏んばると、逆にモナカが引っ込んでしまうばかりか、大事な菊門をいためてしまうことにもなってしまいます。‘来たッ!’という手応えがあっても平常心を失わず、むしろいつもよりリラックスすればモナカの方からこちらに来てくれます。
これはビジネスも同じ。怪しい絵や置物を売っていて‘あら、ステキ’と食いついてきたカモに、いきなり‘こちら100万円となっております’などと言ったら台無しになるでしょう。うんちくを述べて、その気にさせる。これが基本中の基本です。(チビっ子や早とちりな方に言っておきますが。怪しい絵や置物を売るのはビジネスではなく犯罪だったりすることもあるので、やっちゃダメですよ)
最後の「気負わず」は、必要以上に大物をねらわないこと。人間とは欲の深い生き物で、何回かビッグモナカを作ってしまうと、さらに大きなものを望むようになります。この気負いが力みとなり、スランプに陥るきっかけとなってしまうのです。野球やゴルフで飛距離を出そうとしてカラダが開き、フォームを崩してしまう原理とまったく同じです。
吾輩は毎日このような奥深いことを噛みしめながら生きているのですが、今のところ人としての成長にはつながっておらず、単にデカいモナカを製造することだけに役立っています。というワケで、便秘の方の参考になれば幸いです。
2011年、最初の…
時が経つのは早いもので、ついこの前に新年を迎えたと思っていたら、またまた新しい年がやってきました。
思い返すと去年は仕事が忙しく、‘こんなことがしたいなぁ、あんなところへ行きたいなぁ’と思っていたことは、あまり実現できなかったような気がします。でも家族が健康で、忙しくさせてもらったのだから良い1年だったという
べきでしょう。年末は大晦日から休みをとることができ、はりきって朝から大掃除。途中、ロフトの階段から落ちたり、子どもと雪だるまをつくりに外に出て、滑ってビチョビチョになるなど豪快な男前っぷりを披露したものの無事年を越すことができました。まぁ今年もマイペースで楽しみたいと思います。
そんな2011年、最初に聴いたアルバムはイギー・ポップの『T.V.Eye』、最初に観た映画はサム・ライミ監督の『スペル』でした。もちろんふたつの作品には何の脈絡もなく、ここで紹介する意味もまったくありません。しかし、そんなことをいったら自分が生きている意味を問うことになってしまいかねないのでスルーすることにします。
『T.V.Eye』は何年ぶりかに聴いたのですが、とにかく音質が悪い!コンサート会場にラジカセを持ち込んで、ガチャリと録音ボタンを押したようなクオリティ。今なら正規盤として出すなんて絶対に‘ない’話でしょう。でも、イギポのボーカルもバックの演奏も脂がのっていてナイスです。もしまだなら、是非ともデジタル・リマスタリングとやらをして再発してほしい。
『スペル』はサム・ライミが久々に手掛けたホラーということで、ずっと見たかった作品。案の定ツボをおさえた「おバカ・ホラー」に仕上がっていました。特にヒロインが汚物を食べてしまうシーンが執拗に繰り返されるところなどはサム・ライミ節全開。『死霊のはらわた』を思い出して、何だかせつなくなってしまいました。ホラーで胸キュンにさせるサム・ライミ、やはりただ者ではありません。
ちなみに2011年最初に見たライブ(DVDですが)は、つれ合いが買ってきたKAT-TUNの新作です。すり込みというのはこわいもので、ボーッとくり返し見ているうちに‘嵐に負けるな!’と、応援するようになってきました。今年の暮れにはコンサートに出陣して、「亀、投げキッスして」と書いたウチワを振っているかもしれません。
個人的トピックス
書くことがないので、個人的に大きな出来事を紹介することにします。
■仕事場に近い駅の入口付近が、カップルの抱きつきスポットになっている。視界の端に入る動きから察するに、かなり感情の入った愛情表現をしている人もいる模様。決して気持ちの良い風景ではないので、はやくブーム去ってほしい。
■抱きつきスポットで、いつもお互い腰に腕を巻き付けて見つめ合っている中年アベック(どこか湿った昭和のニオイがする佇まいなんです)が気になって仕方ない。度を超した熱愛ぶりが気持ち悪いので早く消えてほしいと思う反面、とことんまでいってほしい気もする。
■家でジャズを聴いている時、首をヘコヘコ動かしてノッていたら、つれ合いに‘何それ、ノッてんの?’と言われ、妙に恥ずかしくなる。小さい頃、母親から‘調子にのりなさんな’と言われると極端にヘコむタイプだったので、今後このフレーズはひかえてほしい。
■偏頭痛の時、モスバーガーのサウザン野菜バーガー+オニポテセットを食べると痛みが和らぐことに気がつく。もちろん偏頭痛用の痛み止めも飲むが、間違いなくモス効果もあると確信している。
■結婚10年目にして、マーガリンからバターに替わる。かなりうれしい。
■少女時代を応援しようかと思うが、イマイチのりきれない。実は生まれてこのかた、女性タレントのファンになったことがない。
■最近、ファストフードのお店に入ると、スムーズにオーダーできるかドキドキしてしまう。
■自転車に乗っていたら脚がつってしまい、街の真ん中でうずくまってしまう。いい年した男が激痛で顔を歪めていると、他人は「かわいそうに、大丈夫?」と心配するより「何この人、大丈夫?」と怪しむことが分かる。
どうでもいいこと
最近のニュースはひどい事件やガッカリな出来事ばかりでブルーな気分になってしまいます。‘皇居のカルガモ行進レポート‘や‘住職がロックバンドを結成’といった、どうでもいいことがニュースになっていた頃が懐かしく感じられます。
ただ、今もテレビを見ていると、「どうでもいいけど、どうしても気になること」は多々あります。
「どうでもいいけど、どうしても気になること」その壱
〜清原さんが激しく2トーンカラー化している件〜
先日、早く帰ることができテレビのチャンネルをひねったところ、「今夜初公開!芸能人ウワサの美人妻&イケメン夫 顔が見たいスペシャル」という番組で久々に番長・清原さんにお目にかかり、改めて肌の黒さと歯の白さに驚きました。野球選手は歯が命といいますが、さすがはプロ野球史に残る大打者、何万回みがいたらそんな白なるんですか?と聞きたくなるくらいのキラキラ具合。肌もこんがりというレベルを超えて、もはやドス黒い域に到達。引退しても‘やるなら思いっきり’という姿勢を貫いていらっしゃるようです。(もしかしたら、新庄と対決をしているのかも知れません)
「どうでもいいけど、どうしても気になること」その弐
〜小沢さんが激しく四川料理が好きであろう件〜
ほとんどの国民を置き去りにして、党代表の座をかけた熱い戦いを繰り広げた小沢さん。票取り合戦よりも気になったのは、小沢さんの前をチョロチョロしていた柔道選手ではなく、やたら四川料理店に行っていたこと。これはあくまで想像ですが、ショウコウ酒を飲みながら円卓をグルグルまわして「今回の選挙は負けて勝つや、グシャシャシャシャ」と、豪快な笑い声をあげていらっしゃったんじゃないでしょうか。(余計なお世話ですが、帰りのクルマの中はすごくクサそうです)
「どうでもいいけど、どうしても気になること」その参
〜お騒がせ検事の元上司の言い分がハゲしく信じられない件〜
私たちは何を信じればいいんですか?と、暗い気分にさせられた特捜検事による証拠改ざん騒動。その波紋は組織の上層部にまで広がっています。いくら過去の証拠とはいえ、いまだに地検がフロッピーディスクを使ってるってどういうこと?という疑問は置いておくとして、チャーミングな笑顔を浮かべてヒンシュクをかっている元上司の頭部を見逃すわけにはいきません。どう見てもカ○ラをおつけになっている感じで、吾輩は頭髪ですら偽るこの人の言うことをどうにも信じる気になれません。(カ○ラがオシャレだったらすみません)
お客様は神様
「お客様は神様です」、かつて三波春夫先生はこうおっしゃいました。自分を応援してくれる人に対して感謝の気持ちを忘れてはいけないという立派なお言葉ですが、最近この言葉をお客様目線で受け取っている人がやたら多いように思います。「お客様は偉い」というスタンスで、やたら店員さんに対して偉そうにしているのです。
そういう人は決まって「こっちはお金を払っているんだから」と言います。確かにしっかり仕事はしてほしいと思いますが、お金を払っているのだから威張ってもいいということにはならないし、余りにも品がない。
昔はよっぽどのことがない限り、「スンマセン」「しっかりしてや」で済んでいたと思うのですが。どちらが良いのかは分かりませんが、吾輩的にはもうちょっとユルい世の中に戻ってほしい。
と、分かったようなことを言ってますが、もちろん吾輩も店員さんに怒ってしまうことがあります。先日家族でプールに行った時も、海の家的な売店でやってしまいました。スタッフは見るからに頼りない学生のバイト君たちで、案の定ビーフカレーとカツカレーしか注文していないのにオーダーはおぼえられないわ、順番は間違えるわ、「子ども用のお椀はありますか?」と訪ねたら「割り箸はあるんスけど」と意味不明な答えが返ってくるわと、地味にイライラしていたのですが、いい大人が未成年でしかもがんばってバイトをしているコ相手に怒ってどうすると、負の感情を抑えていました。
長い時間待ってようやくビーフカレーとカツカレーを受け取りルンルン気分で席に戻ったのも束の間、吾輩のカツカレーにカツがのっていないことに気がつき、心の底から「このボンクラがッ!」という言葉が湧き出てきました。(もちろん実際には言っていません)
怒りモードでアピールしてカツをのせてもらい、機嫌を直して食べていたら、何とカレーの中からカツが出現。ちゃんと入ってますやんッ!
しかし何で他の人のカツはカレーの上にのっけてあるのに、吾輩のだけ中に潜り込ませておくのか?! 無駄に怒らせたことと、自分が悪いワケでもないのに結果的に自分が間違っており恥ずかしい思いをしたというワケの分からない状況に陥れたバイト君に対してまたまた「このボンクラがッ!」と怒りがこみ上げてきました。
まだまだ修行が足りません。
2010 サマースタイル
夏のセールが始まったということで、フレッドペリーで白のポロシャツを購入。(吾輩の頭の中に浮かんでいるイメージは、もちのろんでポール・ウェラー)
帰って着てみるとかなりタイトなラインで、すっかり弛緩してしまったボディラインにはちとキツいなと怖じ気づく。どんな塩梅か確認するために鏡の前に立つと、ピタリ具合はそれほどでもなかったもののどこか違和感を感じる。‘何だ何だ、この落ち着かない感じは?’と、自分の姿を凝視したところ原因を発見。胸に薄茶色をしたふたつの突起物、つまり吾輩のプリティな乳首がポツンポツンと突き出ているではありませんか。
今までポロシャツや白のTシャツを着て、このような問題に直面したことはありません。‘どうなってしまったんだ、吾輩の乳首は?!’、‘それともこれはフレッドペリーが提案する2010年のカッコ良さなのか?’、‘ポール・ウェラーも乳首を立たしているならOKかも’など、さまざまな思いが頭をよぎる。
動揺を悟られないよう超クールにつれ合いに透け具合を訊いたところ、‘たまたま今、激しく立っているんとちゃう?’という答えをいただく。そうか、たまたま固くなっているだけなのかと一旦は安心したのですが、いくら経っても乳首は透けたまま。透け防止のために下にTシャツを着たらどうかと考えたのですが、やはりたまらなくオッサンくさい。再度つれ合いに相談したら、今度はニプレスを貼ったらどうかという答えを頂戴しました。どうやら彼女には真剣に考える気持ちがないらしい。仮にニプレスで乳首が隠れたとしても、ニプレス自体が透けてしまったらどうするのか。街を歩いていて、乳隠しのシールを透かしているアラフォーオヤジがいたら、吾輩なら間違いなく「変態」のレッテルも貼って差し上げる。
そんな乳首問題をはらみつつ、先日このポロシャツを着て取材へ。前半はジャケットを羽織っていたのでノープロブレムだったのですが、仕事の鬼である吾輩は乳首問題のことなどすっかり忘れ、途中からジャケットを脱ぎ捨てインタビューをつづけていました。そうすると、次第に女性の視線が吾輩の胸元を泳いでいるような気が。ここでようやく乳首問題を思い出してワキ汗噴出。しかし吾輩もプロ。こんなことで取材を中断するワケにはいきません。かつてマラソン中に強烈な腹痛におそわれたにも関わらず、タイムロス(orコースアウト失格)を防ぐためにビチ糞を垂れ流しながら走り続けた女子ランナーを見習い、吾輩も恥部を晒したまま見事仕事を終えました、
おそらく後で皆さんから「乳首オヤジ」と呼ばれていたに違いありません。しかし、吾輩は気にしません。吹っ切れました、完全に。「2010 SUMMER」は‘チクビで微熱’をキャッチフレーズにして、どんどん出していこうと思います。KAT-TUNの亀梨クンもカミソリのCMで乳首出してるし、意外にブームが来るかもしれません。
ヒッピー再来
先日、某ハンバーガー店に行ったら60年代かコントの舞台から迷い込んで来た、ホントに絵に描いたようなヒッピーのカップルが吾輩の隣りの席につきました。どちらも40は過ぎている質感ながら、頭にバンダナを巻き、サイケな柄の服を着ていて、「俺たちは既存の価値観やせせこましい時間なんかにはしばられないぜ!」という叫びが今にも聞こえてきそうな雰囲気でした…と言いたいところなのですが、どこからともなくトンマなニオイが漂ってくるのでレーダーをロックオン。
すると間髪入れずに男が「えっ? どこ? どのレジの方が空いているの?」と、キョロキョロしだす。瞳孔が開き気味の眼差しで「自由な世界」を夢見ているのかと思いきや、目の前のレジをガン見していたようです。残念ながらスケールはかなり小さい様子。
さらに携帯サイトでやたらと天気予報をチェックしている。どうやら傘を持って来るのを忘れたようで、濡れるのがイヤらしい。ウッドストックで雨に打たれる観衆への憧れもないようである。
あんたたち本当にヒッピーですか?という疑いを持ったその時、ふたりの会話から彼らがベジタリアンであることが判明。オオッ、何かそれっぽいじゃありませんか。すると女性の方が「ここのハンバーグって、お豆腐でできてるの?」と相手にききだす。
そんなワケないやろが!と心の中でつっこんでいたら、男は真顔で「どうかなぁ…、店員にきいてみたら」などとつぶやいている。
吾輩の凝り固まった常識では、ハンバーグといえば牛や豚の肉がスタンダードと考えてしまうのですが、さすがヒッピー、ハンバーガーチェーン店のハンバーグの基本に豆腐をイメージするとは。まさにフリーダム。(ちなみにメニューにはデカデカと「国産牛使用」と書いてありました)
男はこの後、「君の瞳、きれいだね」と女を口説きだしたかと思えば、「オレの尊敬する人物が千早赤阪村にいる」など、ドライブ感あふれるトークを展開。
おかげでウッドストックのライヴが観たくなってしまいました。
なう
一昨々年が豆腐ブーム、一昨年が納豆ブーム、そして去年がトマトブームと来れば、もう、今年の吾輩の夏フードブームはお分かりでしょう。そう、「もずく」です。あのツルリとしたのどごしと鼻をツンと刺激する甘酸っぱい風味、これからの夏にはサイコーです。(右の画像は美味しそうなもずくの写真なのですが、答えがバレてしまうので「ヒントでピント」風にモザイクを入れてみました。余談ですが、「ヒントでピント」のテクニカル[モザイク]問題で、ゲスト回答者として出演していたガッツ石松は、モザイク処理された画像を見て反射的に‘セックス!’と答たことがあります)
ということで、この話題は終了。
こういう話って、今ならtwitterで「もずくハマってるなう」みたいな感じで書くのがイケてるんでしょうか? むぅ、世の中にこれ以上‘それがどうした感’あふれる話が思い当たりません。まぁ逆に近所の国の総書記に「テポドン発射したなう」とつぶやかれるのもイヤですが。
これ以上話を広げられそうにないので、この機会に吾輩的な「なう」を紹介することにしましょう。
「よく聴いているなう」・・・『Trilogic de la Mort』(Eliane Radique)
「読んでいるなう」・・・『中村好文 普通の住宅、普通の別荘』(中村好文)
「探しているなう」・・・イカすリビングの照明
「悩んでいるなう」・・・散髪いつ行くか
「楽しみにしているなう」・・・『サバイバル・オブ・ザ・デッド』公開
「○△□なう」・・・原更紗
ま、こんなところでしょうか。
「TRUCK」新店へ
週末、家族で「TRUCK」の新店へ。スミからスミまで徹底されたこだわりに脱帽+お辞儀の連発。最近はオサレなお店が多くありますが、ここは上辺だけカッコつけたものとは違う作り手・売り手の美学が感じられる。
お店にはソファや棚などナイスな家具がセンス良く置かれているのですが、お値段の方が‘欲しいなコレ’と思わすレベルを超えていて、笑っちゃうしかないのが何とも残念。吾輩がマイケル・ジャクソンなら‘This One’を連呼するんですけどね。
買えないのならせめて参考になるアイデアをパクろうと店内をグルグル徘徊。自宅とのあまりの違いに気持ちが折れそうになるのを我慢して、‘このトホホ感が暮らしを向上させるモチベーションになるんだ’と、前向きに解釈。
店内の様子を目に焼きつけた後は、向かいにあるTRUCKのカフェ「Bird COFFEE」でお昼ご飯。これまたいい雰囲気でタメ息。BGMにカントリーがかかっているのですが、これが無駄にカッコいい。家で流してもイモ臭くなるだけなのは目に見えているのでやめときます。大体、店員さんからしてオサレで接客も感じがいい。ホレ見てみろという感じじゃなく、そこはかと漂ってくる絶妙の塩梅なんですよね。あんな人たち、どこで見つけてきゃはるんでしょう。
吾輩とつれ合いが食べたBirdライスは、TRUCKの雰囲気と同じように変に気取っていない味で美味しい。(ケンタロエウ氏がメニューづくりに加わっているとか)特にご飯の上にのっかっている焼いたブロッコリーが美味くて、さっそく家でも真似してます。
ということで何もゲットせずに店を後にしたワケですが、いい保養になりました。
予想外の事態
‘まさかこんなことに?!’と、自分自身にビックリすることって人生の中で何度かあるもの。自分では確かだと思っていることなんて、簡単に覆ってしまいます。
発売当初あれほど食わず嫌いだったカロリーメイトが今や好物になっているのだから驚きです。カロリーメイトのCMを見た時はホントに衝撃的でした。というか得体が知れず不気味だったという方が正しいかも知れません。
まず、バランス栄養食という概念が理解不能。今でこそ当たり前になっていますが、当時は栄養は自然からとれた食べ物で摂るという考えしかありませんでしたから。また、チーズ味というのがとことんマズそうなバイヴを発散していました。子どもにとってお菓子とはチョコかクッキーのこと。生臭いチーズを味わう感性は待っていません。そして、さらにマズかろうバイヴを増長させていたのがCMに出演していた世界の王さん。苦虫を噛み潰すような顔でモグモグされて食欲がそそるワケありません。マズかったのは味ではなく人選だったことが今ではハッキリ分かります。
ということでカロリーメイト、すっかり好物です。新作のメープル味もおいしくて、小腹が空いたら頬張っています。ホントに‘まさかこんなことに?!’です。
‘まさかこんなことに?!’は自分以外の人にもいえること。吾輩はついこの前から、付き合って20年近くになるつれ合いにこの驚きを感じています。といいますのは、突如KAT-TUNにハマるという予想外の事態が起こったからです。家に帰ると新曲「THE D-MOTION 」(けっこうナイスです)のCD&DVDが流れているだけでなく、赤西クンのバスローブ姿をヒロミックスが激写したフォトマガジンみたいなものまで置いてある。彼女曰く‘イキりようが可愛い’のだとか。これってやっぱり仮面ライダーやウルトラマンの主人公に萌えるママさんと同じなんでしょうか?
しかも環境というものはこわいもので、今までまったくアイドルに興味を示さなかった娘までもが亀梨クンをどこかウットリした表情で見ているのです。ホントのホントに‘まさかこんなことに?!’です。
ロイ・シャイダーな2010年
ついこの前‘あの名作と同じ2001年がやって来た’と驚いていたら、もう2010年になってしまいました。時が経つのはディスカバリー号よりはるかにはやいようです。
年のはじまりには一年の抱負を掲げたりしますが、不景気なご時世ですので、『2001年 宇宙の旅』の続編『2010年』みたいなダダすべりにだけはならないよう頑張りたいと思っています。
さて、この年末年始は仕事がひと段落して、結構ゆっくり過ごすことができました。当初は本を読んだり映画を観たり充電するつもりだったのですが、いざ始まってみると家の用事や実家への挨拶なんかをしているうちに休みは終了。(はりきって『戦場でワルツを』を観に行ったら途中で爆睡。アニメーションがカッコよかったことと、PiLの「ディス・イズ・ノット・ア・ラブソング」がかかっていたことくらいしか記憶にありません。曲はしょうもないけど、ジョン・ライドンのインパクトはやっぱすごいわ)
というワケで、結局これといって何もできず。仕事初めの前日には‘嗚呼、休みも今日で終わりか…’という巨大なサザエさん現象に苛まれてしまいました。
今年は、おチビも大きくなってきたので、もう少しいろんなところに出かけたいと企んでいます。ねらい目は旬な奈良。あと、商店街巡りや鍾乳洞巡りなんかも始めてみたいなと思っています。
去年はこのブログで、1.「マイルス・デイビスを中心にじっくりジャズを聴いてみる」、2.「ラモーンズのファンになる」、3.「タレント本にハマる」、4.「見仏・狂言鑑賞を再開する」、5.「モテたいオーラを前面に出す」、6.「エロ煩悩(略してエロぼん)を解放する」、7.「KITSCH PAPERの4号をつくる」という抱負を掲げました。
結果は1・3・6はまずまず。2・4・5・7はまったくダメ。今年こそは7は実行したいと思います。
それは邪鬼のせい
自分でいうのも何ですが、吾輩はモノを大切にする人間です。が、何年かに一度のペースでやたらと物がなくなる怪現象が起こります。前にカッパーフィールド現象が発生したのは4年前。大事にしていたDVDや腕時計が次々に姿を消したのです。「そんなん、どこかに置きっぱなしにしただけやろが」という声が聞こえてきますが、そうではありません。目の前にあったものがパッとなくなるのです。
中学生の時にもヘアブラシを棚の後ろに落とし、拾おうと手を伸ばしたら、もうどこにもない。最初は余裕をこいて探していたものの一向に出てくる気配はない。次第にイライラしてきて「はよ出てこなしばく」「今出てきたら許したるからはよ出てこい!」「完全に怒った、ブッ殺す!」と、半べそをかいてわめく羽目に。
何年か後に下宿することになり部屋を片付ける際、やっとあの時のブラシに再会できると胸躍らせていたのですが、結局その姿を拝むことはありませんでした。
そして今、またしても怪現象が起こりはじめているのです。いろんなモノがチョコチョコなくなるなと思っていた矢先、目ん玉につけていたコンタクトレンズがなくなってしまったのです。ズレたのかな思って鏡で確認したところ、どこにもない。つれ合いに見てもらってもない。座っていたまわりにも、着ている服にも落ちていない。もしやと思い、服も下着も全部脱いで陰毛をかき分けて探してもない。こんなことがあっていいのでしょうか?
と、こんなことを仕事場でつらつら書いていたら、仕事で必要な資料がなくなっていることに気づき大慌てで探す事態に。やっとこさ見つかりホッとしたら、今度はさっきまであったUSBのキャップがなくなっている!
もう、吾輩には目に見えない邪鬼がイタズラしているとしか思えません。
このままだと間違いなく発狂します。
アミーゴ!
今年の夏は希にみるヒマっぷりでチリ汗が出ましたが、ここにきて仕事が集中。とても一人でこなすことができず、お手伝いをお願いしたり、やむを得ずお断りしたり…。何で神さんはこのへんのところをうまいことさばいてくれないのでしょうか。
労働時間的にはゲームをつくっていた頃に比べれば屁みたいなものなんですが、いかんせん仕事の内容がてんでバラバラで使う頭の部位が違うため、だんだんこんがらがってきています。
テイストでいえば、おふざけ系からおかたい系、ほのぼの系まで。内容でいえばキャッチコピー、ネーミング、イベント台本、会社・学校案内、占い、メルマガ、コラム、企画書作成などなど。某ポータルサイトで連載予定の映画コラム(テーマはずばり、エロ!)の準備もぼちぼちはじめています。そういえば、ちょい前に‘超’がつく有名人の方々の代筆もさせてもらいました。(もちろんご本人またはプロダクションの承認済み)
さらにこのところ、海釣りに行くんかい!というくらいの早起きをして取材に出掛けることが多くて、エロ煩悩も萎え気味。困ったものです。
KITSCH PAPERでも書きたいネタはいくつかあったと思うのですが、こんな状態ゆえ全部忘れてしまいました。カオスはまだしばらくつづきますが、ぼちぼち更新したいと思います。
ちまみに今回の画像は文章の内容と何の関連もありません。ただこういう顔で毎日を過ごしたいなと思っています。
植物、ラブ
最近、植物の世話が楽しくて仕方ありません。今まで植物を育てるなど、これっぽっちも興味がなかったのに、どうしてだかかわいく思えてしまうようになりました。
毎朝水をやる時は‘おいしいかい? たっぷり飲んで大きくなってね’とつぶやき、日に当ててあげて葉っぱがイキイキした時は‘元気になってよかったね’と、心底胸を撫で下ろす始末。自分で書いていてゲロが出そうになるほど気持ち悪い…。たぶん、メンタル面で支障をきたしているんだと思います。
症状はかなり進行しているようで、近頃は本屋もレコ屋もあまり行かなくなり、いい感じの植物が置いてあるお店(こういうお店のこと何ていうんですか?)をチェックするように。それだけでなく、街を歩いていてナイスな庭をつくっているお宅を見つけるとジェラシーを感じたりしてしまいます。
今は何とか小洒落たプランツに魅力を感じていますが、いずれ盆栽に行ってしまうような気がしてコワい。盆栽に手を出したら、完全に偏屈ジジイにまっしぐらでしょ。盆栽やってるジジイほど厄介なものはありませんからね。マジで「盆栽やめますか、それとも人間やめますか」というくらい危険だと思います。
吾輩の好きな庭のひとつに、映像作家デレク・ジャーマンの自宅の庭があります。彼の自宅は原発近くの荒れ果てた場所にあるのですが、ここにはエイズにおかされても心には花を持っていたいという想いが込められているんだそうです。そういう気持ちになれる人って無条件に尊敬できます。
庭自体も独自の世界観が感じられるステキな空間です。写真集が出ているので是非チェックしてみてください。
人間のサガ
ある日のこと。仕事の帰り夜道を歩いていたら、前方に20代中頃で、後ろ姿を見る限りキレイな雰囲気の女性が立っていることに気づきました。携帯で話をしているワケでも、コンタクトレンズがズレたワケでもなさそうな様子。結構遅い時間で、人通りも少ないところで女の人が一人突っ立っているのはちょっとおかしい。どうしたんだろ?と何となく不思議に思いながら、その人を追い抜かそうとテール・トゥ・ノーズ状態になったその時、‘ビチッ、ブリリリリ〜、プゥ〜〜ブッスゥ〜〜’という破裂&持続音が鳴り響く。
音の正体は本能的に分かったのですが、‘こんな場所で、このタイミングで、しかもキレイな女性からそんなものが放射されるワケがない’という固定概念によって、一瞬ワケが分からない状態に陥りました。が、しかしそれはやはり、紛れもなくオナラでした。女性は吾輩の存在に気づかず、お腹に溜まりきっていたガスをひり出したのです。
年季の入ったジェントルマンであればすぐさま方向転換し、女性が気づかないままその場を立ち去るのでしょうが、吾輩にそのような機転がきく筈もありません。プチパニックになってしまい、そのままオナラウーマンを追い抜いてしまいました。はじめて吾輩の存在に気づいた女性は、‘わぁ!’と悲鳴を上げ、つづけざま‘イヤだぁ〜’と大声を轟かせました。
すると、前方の四つ角から4人ほどの男女グループが‘どうした?!’という感じで現れました。
完全にややこしい状況です。今の感じでは、誰がどう見ても吾輩は100%怪しい男です。‘天地神明に誓って私はやってない!’と、かつてのミラーマンのように叫びかけましたが、さらに疑わしくなるのでグッとこらえ、事の成り行きを見ることにしました。
どうやら男女グルーブはオナラウーマンの友だちで、彼女がオナラをこぐということで待機していた模様。彼たちはすぐさま状況を理解して爆笑しています。
最悪な展開にはならなかったものの、居心地の悪い状況であることには変わりありません。後ろには強烈なオナラを見知らぬ男に聞かれて今にも崩れ落ちそうな女性、前方には爆笑するその友だち。しかも友だちは笑いも一段落して、全員の視線が吾輩に集中しているのが皮膚感覚で分かる。明らかに‘何か、おもろいリアクションしてや’という空気。いくつかコメントが浮かんだものの、会心の出来ではなく、また彼らのツボにハマるとも限らない。目の前でオナラをされ、その上スベって惨めな思いをするなどたまったものではありません。しかし、このまま黙って立ち去るのも能がない。切羽詰まった吾輩は最後の手段を用いることにしました。
男女グループの真横まで素知らぬ顔で歩き、彼らから‘何や、リアクションなしかいな’というオーラが出た瞬間、吾輩も腸に溜まったガスを一気に噴射。先ほどのオナラウーマンのような迫力はありませんでしたが、何とか音は鳴り、彼らの爆笑をとることはできました。やれやれです。
…しかし何でこんなことをしなければならないのか、自分でも理解に苦しみます。