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Oh my Buddha!It is such a wonderful site that it's unbelievable.
2014年11月10日

若いモンに物申す

141111.jpg40代半ばに差しかかり、ジェネレーションギャップを感じることが増えています。この前も仕事の打ち上げでご機嫌に飲んでいたら、女性スタッフさんから素で「中年のオヤジみたいで気色悪い」と言われました。‘中年のオヤジみたい’は事実なので素直に受け入れますが、‘気色悪い’はまったく自覚がない。ていうか、極めて紳士的に振る舞っていたつもりだったんですけど…。同じ場にいた男性陣に確認したところ、‘まったく問題なし。安心してよい’とのこと。これはたぶん、僕たちの世代が普通だと思っていることが、若い世代にとってはそうではないのでしょう。
また、缶コーヒーのCMで流れるスティービー・ワンダーの曲を聴いた若い人たちが、ONE OK ROCKの曲を勝手にカバーしたと怒っているという記事を見て、これまたジェネレーションギャップと強い違和感をおぼえました。

こういう物言いは‘最近の若いモンは’とまくしたてるロートルみたいで我慢していたのですが、今読んでいる『人生作法入門』の中で山口瞳さんが若いモンに腹を立てているのを見て、僕も文句を言ってやろうと強気になった次第です。
僕が文句を言いたいのは、スティービー・ワンダーを知らないことではなく、知識のレンジが狭いことです。僕も決して広くはありませんが、いろんなことを知りたい気持ちはあります。でも、今の若い人にはその姿勢があまり感じられない。‘自分たち(“自分”ではなく、“自分たち”)が好きなこと、共感できることだけでいい’みたいな考え方が定着している気がしてならないのです。これは、仕事や人生において“間違わずにソツなくこなす”姿勢にもつながっていやしないかと思うワケです。

映画や音楽が好きな人に限っていっても、自分の好きな人やジャンルしか興味がない人が多いように感じます。しかも海外のミュージシャンやクリエイターに対する関心度が低く、ルーツともなると問題外。インターネットでいろんなことにアクセスできる時代なのに、意識が内にうちに向いているのが興味深いところです。
僕たちの世代は海外への憧れもあったと思いますが、好き嫌いに関わらずいろんなものを観たり聴いたりして、自分の好みをつくっていった。今の人たちはこのプロセスが省略化されているんじゃないでしょうか。
とりあえずトム・ウェイツを聴いて、無理して強い酒を飲み、次の日に後悔するなんてこと、今の学生にすれば単なるバカなのかもしれません。大体、僕らは道端に落っこちているエロ本が見つけに、そこら中をほっつき歩いていた世代ですから。こんな非効率的なこと、今の人はしないでしょ。(実際に落っこちていたのですから、今とは世の中自体が違うのかもしれません)
自分たちが共感することに慣れ親しむのもいいでしょう。‘余計なことに割く時間はない’と、カッコいいことも言えるでしょう。
しかし、間違わず正解だけを選ぶことが必ずしも正解とは言えないと思うのです。余計と思えることを一旦取り入れ、それらが醗酵することで栄養となり、ドボ漬けのような味わい深い人間になるんじゃないでしょうか。
そんなクサい人間になりたくないと言われればそれまでですが、是非とも無駄や失敗を大切にしてほしいものです。何なら、エロ本探しにおつきあいします。

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2014年08月20日

朝の日課

140820.jpg大人として、社会人として「やっちゃいけないこと」のひとつが、遅刻。プライベートの待ち合わせに関しては、携帯電話が普及して、‘ちょっと遅れそう’的なメッセージを送ればOKという雰囲気になっていますが、僕はかなり余裕を持って到着するよう心がけています。
それは毎日の起床も同じ。結構早めに起きています。しかも、目が覚めていきなりジャッキー・チェン跳びで起きられるくらい寝起きが良いため、朝食の支度、食器洗い、ゴミ出し、掃除、洗濯干しは僕担当に。(つれ合いは新聞の収穫、子どもの朝勉強を担当)

このような家事に加え、もうひとつ欠かせない日課が、植物と小動物(金魚・カニ)のお世話。植物は自分でゲットしたものなので進んで水やり・手入れしているのですが、小動物は子どもがお祭でテンション上がって持ち帰ってきた系なので、基本イヤイヤ。一応最初は‘責任もってお世話しなさい’と、さとすのですが、どうにも触るのが怖いようなので、仕方なく僕が受け持つことに。
僕も子どもの頃は何も考えず触りたくっていましたが、今はかなり気持ち悪い。たまに水槽の水替えで、ボロッと金魚が出た時などは、ヒッャッ!と悲鳴を上げ、指先を震わせながらつまんで返還しています。
カニもサワガニならかわいいんですけど、ウチにいるのは‘どこの出身ですか?’というグロいルックス。
しかも、ろ過装置がないので、毎日水槽の水替えと掃除をしなければいけないという、手間のかかりよう。雑に扱って死んでしまい、死骸を触るのがいやなので、ヒレの状態やメタボ具合、エサの食べっぷりなどもしっかりチェック。おかげで金魚は、もう4年以上います。
そんなこんなで忙しいのに、先日、またまた子どもがカブトムシを持って帰ってきて(ちなみに女子です)、To Do リストが増えました。カブト用のバイオ育成とやらの土を買ったところ、何かが醗酵しているのかすごくクサくて、今、我が家の玄関は変なニオイが漂っています。
あまり歓迎はしてないのですが、ウチに来たのも何かの縁。遅刻しない範囲で、できる限りのことはしてやるつもりです。

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2014年05月14日

不惑の四十代

140514.jpg悩んでいます。
前進すべきか、撤退すべきか…。
もちろんビジネスのことではなく、矢部寿恵さんについてです。
寿恵さんをご存知ない方はスルーしてもらってよいと思いますが、一応簡単に紹介しますと、映像関係の特定ジャンルで活躍されているベテラン女優さんです。
僕はこれまでアイドルや女優、アーティストなど、女性有名人のファンになったことがありません。小学生の時、好きな女の子が中森明菜ファンだったため、カセットを借りるなどファンぽい行動をとったことはありますが、一度もカセットデッキに入れることなく、「やっぱり「スローモーション」はいいなぁ」と、適当なこといって返しました。
そんな堅物な僕のハートを射止めたのが寿恵さんというワケです。(※女性の読者の方、ここから少々気持ちわるくなりますので、ご注意ください)

寿恵さんをご存知の方ならお分かりいただけると思いますが、彼女の魅力は「ギャップ」。外見は年齢から醸し出されるしとやかさにあふれながら、いったん「プレイボール」状態になると、何と濃ゆい感じになることか! 思わず、「ひ、ひさえさん、ホントにいいんですか?」と声が漏れてしまいます。

みなさんは、「ほんで、何を悩んでるんや?」と思っておられるでしょう。
ご説明おそくなってスミマセン。告白しますと、寿恵さんのDVDを買うかどうか悩んでおるのです。
日頃お付き合いさせていただいている方の中には、僕がスケベ、変態と勘違いされている方がいらっしゃるようですが、実はエロビデオ、1本も持ってません!!
何か家に置いておくと空気がモワッとするようでイヤなんですよねぇ。だから僕はレンタル派。(キリッ)
そんなワケでDVDを購入することは僕にとって一大事なんです。
ネットで買った後、購入履歴が残ったり、リマーケティングで広告が掲載されるのも感じわるいし、一体どうすればよいのでしょう…。不惑の四十って、ウソですね。

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2014年04月29日

カレー熱、ますますヒートアップ

140429.jpgカレー熱がとまりません。
この1年あまりスパイスカレーにハマり、京都を中心にいろいろなカレーライス専門店、インド料理店、カフェなどを食べ歩いているのですが、その熱はおさまるどころか、ますますアートアップしています。
近頃では、将来、カレー&古本屋に鞍替えするのが目標になりつつあるくらいです。しかし今のところ料理の経験値が絶対的に足りないため、スキルを磨こう(というか、料理に親しもう)と、スパイスカレーをつくることに。つれ合いと子どもが出かけている間にクミンなどを買ってきて、はりきってクッキング。包丁を持つ姿勢がヘッピリ腰であるものの、たいした問題もなく完成。
専門店に漂う“香り”とは違う、微妙な“におい”がする気がしないでもありませんでしたが、子どもは慣れないスパイスで汗だくになりながら、「おいしい、おいしい」と完食してくれ、感激。今度からは大人用と子ども用の2バージョンつくるようにしよう。

どうして、カレーにハマッたのか? もとからカレー好きではありましたが、好き度からいえばハンバーグがダントツだったはず。つらつら考えてみたところ、カレーライスにロックを感じるからという気がしてきました。
カレーライスというシンプルなフォーマットに、さまざまなスパイスや具材を入れて、ひとつの味をつくる。単に多くのスパイスや豪華な具材を入れればOKとうワケではなく、ベストなケミストリーを見つけなければなりません。それはまさに極めてシンプルな曲構成の中にさまざまなジャンルの音楽を取り入れ、進化してきたロックと同じ。特に僕はカレーライスに、レゲエやダブ、ジャズ、ラテン音楽をパンクスピリットとでアレンジしたニューウェーブを感じます。
だから、スパイスカレー店の主人の多くは、かつて喫茶店の主人が漂わせていたアウトローなオーラをまとっている。某人気カレーライス店のご主人は、開店前に行くと大音量で音楽をかけて仕込みをしていて実にカッコいい。

そんなこんなでいろいろなお店を巡っているうちに、お気に入りのお店が何軒かできてきました。その中でもよく行くのが、近所(京都ではなかなかのカレーホットエリア)にあるE店。ここは独自にブレンドしたスパイスを毎朝焙煎しているそうで、見た目は地味ですが、香りに“うまさの中枢”を突いてくる鋭さがある。具材も一瞬「あれっ、ちょっと少なくないですか?」と思うものの、食べてみると、シンプルさがご飯(玄米)との相性を引き立てていることに気づき、唸ってしまいます。このデキる感は、初期ポリスや中期ジャムあたりに通じる。そのへんのところをご主人と話してみたいのですが、いかんせんクールな感じの方で、僕もお店の人にスマートに話しかけることができるタイプでもないので、いつも食べ終わると同時にそそくさと退出しています。
いやホント、カレーの魅力は深くて果てしないです。

ちなみに、カレーのことを想像しながらこの文章を書いている間にスパイスを食したときと同じ発汗作用があらわれ、鼻の頭は汗だらけです。

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2014年03月05日

炎のやきそば革命

140305.jpg前回、もし合戦がはじまったらバレないように隠れると書いたら、某人物から真顔で「マジ、チキンすね」と言われたので、名誉挽回のため実は骨のある漢(おとこ)であることを伝えておこうと思います。
数ある武勇伝の中から今回は「炎のやきそば革命」を紹介することにしましょう。

僕の近所にはみんな大好きな生協があり、我が家も日々お世話になっているのですが、残念なことに、ここにはカップやきそばが『U.F.O』しか置いてないんです。確かに『U.F.O』はおいしいですよ。しかし、僕はこう言いたい。『ペヤング』を忘れてやいませんか、と。
ちょっと少なくないか?と感じる絶妙なソース量、アノニマスデザインともいえるパッケージなど、すべての要素が“素朴な味”という美味へとつながるトータルプロダクションは、和食と一緒に文化遺産に指定してもいいくらい。そんな日本人のソウルフードを置いていないなんて、生協さんらしくない。
さらに知り合いとカップやきそばトークをしてリサーチすると、予想以上に『ペヤング』ファンが多いことが分かり、絶対に地域の人たちも『ペヤング』を欲しているに違いないと確信。
そこで僕は勇気をもって行動にでることを決心しました。お客様の声カードに書き込もうと。さっそく自転車に乗って生協に行き、「ペヤングおいしいので入れてください」と、ライターとは思えない文、もとい魂のメッセージを刻み込んで投函しました。
数日後、担当者から「試験的に仕入れます」と書いたカードが張り出されてありました。歴史が動いた瞬間です。
そしてさらに数日後にのぞいてみると、『ペヤング』がならんでいました。新参者ゆえ棚のいちばん下で窮屈そうではありましたが、絶対王者である『U.F.O』に「胸を借りる気持ちでがんばります!」と挨拶する、ハツラツとした意気込みが伝わってきました。
胸が熱くなり、一緒にいた子どもに、「どうどう、お父さんすごいやろ!」と本気で自慢すると、「伝記になるわ」と喜んでくれるではありませんか。(いい子どもを持って幸せです)

さて、ここまでは完全なサクセスストーリーなのですが、森羅万象、光があるところに影があるように、この革命にもダークサイドがあります。
何と、サイズが“超大盛”だったのです。見たことがある人なら分かると思いますが、これ、アホほど量多いです。
「なんで、最初に仕入れるのが吉野屋でいうたら特盛にあたる話のネタアイテムやねん!」と、担当者にクレームを入れようかと思いましたが、ここでカッとなって得することは何もありません。今はとにかく生協に『ペヤング』を定着させることが重要です。
革命を起こした人間としての責任を果たすため、仕方なく『ペヤング』超大盛を5個購入し、家族で分け分けして食べました。それからも定期的に購入し、担当者にリピーターがいることをアピール。
そして半年が経過した今では、売れ切れ入荷待ち状態になるほどの人気に。
時は来ました。革命の第二章のはじまりです。もちろん目的は通常サイズを仕入れてもらうこと。前回と同じように、お客様の声カードに「『ペヤング』の件ですが、超大盛だけでなく通常サイズも仕入れると単身者や子どもにも訴求でき、売上もアップするのではないでしょうか」と書き込みました。もう、何目線なのか定かでありません。しかし、担当者が少しでもデキるおっさんなら、この意見は無視できないはず。
投函してから3週間、未だ回答はありません。僕の戦いはつづきます。

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2013年11月24日

お前はトラの目をしているか?

131124.jpg「お前はトラの目をしているか?」
僕は毎朝、鏡に映る自分に向かって、こう問い続けています。知識や理屈、世の中の風潮ではなく、己の嗅覚を信じよと。
もともと左目が測定不能なくらいの乱視で心もとない感じはあったのですが、まったくの節穴でした。僕の目を曇らせたのは、ロッキー・バルボアのようにハングリー精神を失ったとか、そういうカッコいいものではなく、単に「欲」です。それも実にセコい欲。
ことの始まりは、アディダスのスニーカー「キャンパス」を購入しようとしたこと。キャンパスといえば定番中の定番ですが、ミタの80’sは得も言われぬイカすフォルムで、欲しいものリストの上位にランキングされていたものの懐事情によりスルー状態が続いていました。
しかしつい先日、仕事の忙しさによるストレス発散のため、男前にズバッと買ってやろうと決意し、インターネットでお安いお店を検索。すると定価の約半額の7800円で売っているではないですか。気分的にはお洒落なセレクトショップで定価で買う方が気持ちいいのですが、半額だと話は違ってきます。
ただ、今までネットで買い物をする時に感じたことのない、「ちょっと安過ぎますけど大丈夫?」という不安が頭によぎりました。が、リビングに飾ってある『チェック・ユア・ヘッド』のジャケに目をやると、キャンパスを履いたマイクDが“いっとけ”と言うので、カートボタンをポチりました。
すると、すぐに注文確認のメールが。差出名は個人名で、メールの最初の文言が「ご注文ありがとうございます」ではなく、「お世話になります」。
やっぱり、何か変な気が…。いや、最近の若い人って言葉が乱れてるじゃないですか。めちゃ怒ってることを「激おこプンプン丸」とかいうんでしょ。知ってますとも。ということで、支払いを…。ん?前払いで銀行振込…しかも口座名はクドウという個人名。あやしい…。いやいや、若い人が起業して、そこらへんは手作り感覚というかDTYなワケですよ。
ということで7800円を入金したのですが、その後まったくの音沙汰もなし。何やってんの、仕事が遅いんだからと、サイトに載っていた番号に電話したら、化粧品のコールセンターにつながりました。
やられました。詐欺です。僕は即座に「悪は根絶やしにしなければ」という正義感に駆られ、コールセンターのお姉さんに “そちらの電話銀号、ネット販売の詐欺に使われていますよ”と訴えたところ、反対に僕が詐欺に疑われる始末。
安いからといって不用意に買い物をすると、結局損をすることになりますね。

僕の失敗を活かすために、今回はちょっと偉そうにアドバイスをしたいと思います。
バンバンボールを買う時は、セコッて薄いラケットを買うのはやめて、分厚い方にしとけよ。手首にくるから。
皆さん、くれぐれも気をつけてください。

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2013年08月21日

カレー熱上昇

130821.jpg近頃、カレーのことばかり考えています。
仕事をしている時も、つれ合いと話をしている時も、子どもと遊んでいる時も、ご飯を食べている時も(カレーを食べている時はもちろん)、本を読んでいる時も、トイレに入っている時も(常時カレー本をスタンバイ)、セクシーな妄想をする前も(さすがに妄想中は忘れています)、頭の片隅でカレーを思い浮かべています。
内容は、食べに行きたいお店のリストアップ、家でカレーをおいしく食べるためのお皿とスプーン選び、カレーに似合う服や音楽選び、贔屓にしている女優さんが“カライ〜!”と悶絶する表情など、多岐に渡ります。
子どもの頃から好物ではありましたが、カレーブームに影響されて、ここ1〜2年カレー熱が急上昇。不動の王者と思われていたハンバーグを完全に凌駕してしまいました。
鼻と喉の奥をツンと刺激する香り、ご飯やナンとの色のコントラスト、口に頬張ってから食道をすり抜けるまでさまざまに変化する味のグラデーション、食べた後の満腹感と発汗による疲労感、そして豊富な栄養。まさにパーフェクト。人間がつくった究極の料理といえるでしょう。
そんなワケで、市内のおいしいカレーを食べさせてくれる店をまわったり、出先でまったく情報のないカレー店に入ったりすることが大きな楽しみになっています。取材や打ち合わせ前はニオイがつくのでやめておこうと思うのですが、誘惑に勝てずフラリと入ってしまうんですよね、これが。

最近はカレー本もいろいろ出ていて、ペラペラとページをめくり、未知の香りと味に想いを馳せるのも至福のひと時。中でもポパイの「カレーと本」特集はおもしろかった。将来、カレー&古本店を開くという夢が、カレーの湯気のようにゆらゆらと立ちのぼってきました。あと、ケンタロウさんの『小林カレー』という本も写真が良くてグッときます。
このカレー熱、当分さめそうにありません。
ちなみに家のカレーに関しては、1日ねかしたものを冷たいまま温かいご飯にかけるのが好きなんですが、誰も共感してくれません。

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2013年06月30日

愛用者への道

120630.jpgデザインと機能の調和。
それはプロダクトの基本であり理想です。しかし残念なことに日本の多くのプロダクトは機能重視で、デザインはまだまだ軽視されています。がんばって残念なデザインになっているのならともかく、最初から「とりあえず高級感を出すために黒くしとこうか」、「角を丸くしておけばカワイイとかいって、ウケるんじゃない?」というようなテキトー感がにじみ出ているのが何とも悲しい。
最近の家電はやたらたくさんの便利機能がついていますが、あれを使いこなす人っているんでしょうか?
つれ合いは結構そういった機能を使うタイプで、横でボタンをスコスコ押しているのを見るとワケもなくイラッときます。そんなにがんばってどれくらい便利になるのかと訊いてみると、「それがどうしたん?!」という細かいものばかり。
大体、余計な機能をつけて複雑にすると肝心なところがダメになるんですよね。例えば我が家のエアコン。張り切ってフィルター自動洗浄機能のついたヤツを買ったのですが、コレがまったくダメ。(初期型だからかもしれませんが)普通にフィルターにホコリ溜るし、作りが複雑なために素人では奥まで掃除ができない。仕方なくプロにお願いすると、高いクリーニング代を請求される。まったく、いいとこなしです。
もうひとつは、ブルーレイプレイヤー。リモコンにはロシアのロケットのコックピットより多いボタンがあり、ただでさえややこしいのに、「取り出しボタン」はフタを開けた分かりにくいところにある。電源の前後に押すボタンなのに何でこんなところに配置するのか? 逆にその意図を教えてほしいです。

そんな感じですから扇風機を買うのもスムーズに決まらず、いくつかお店をまわった末、HEROMOSA Shonanの扇風機に落ち着きました。
デザイン・機能共にシンプル。タイマーすらない潔さ。
話の流れとしては、“シンプルなモノはやっぱり使いやすいです”と締めたいところなんですが、実際はそうでもありません。
まず、重い。一度、『タクシードライバー』のトラヴィスのように扇風機に足を乗せてギーコギーコ揺らしていたら、寝そべっている自分の方に倒れてきて痛い目にあいました。
さらにファンのカバーのネジがやっかいな位置にあり、しかも豆粒より小さいため掃除をするのも手間がかかる。
そんなデキないヤツでも、いやデキないヤツだからこそカワイイと思えるのが不思議です。デザインでも、機能でも、何か愛着が持てるところがあるかどうかが大事ですよね。どうせなら、どうでもいいと思いながら使うのではなく、愛着を持って使いたい。その方が毎日が楽しくなるし、長く使うことになるのでエコノミーでエコロジーですから。

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2013年05月19日

地獄の散歩

130519.jpg好奇心よりも切羽詰まった状況が人を動かすことを、身をもって知りました。
近頃、「ロングトレイル・ハイキング」とかいう、山歩きがイカすそうですね。
もともと歩くことが好きで、季節も良いし、トライしてみたいと思っているものの、仕事の都合でなかなか実行に移せず。
でも、そんなことは言い訳です。ホントにやる気があるなら、僅かな時間でも見つけて出かけるはず。そうは知りつつも、「まずは雑誌なんかで載っているアウトドアファッションをゲットしてから行こう」と、あぐらをかいたら天誅が下りました。

仕事の打ち合わせが終わり、終電で帰るために財布を開けると、89円しか入っていない。さっきまで打ち合わせをしていた人はタクシーに乗って悠々と帰路についている。もちろん銀行のATMは閉まっています。コンビニ銀行を使ったら、対象外でカードを突っ返される。仕方なく住宅ローン用の口座のカードを使ったら、残金が1000円に満たないので引き出せないとのこと。そうこうしているうちに終電が出発。
万事休す。
タクシーという手はあるのですが、5000円はかかりそう。レコードや本ならいくつか買えるし、ちょっと足せば新しいシャツなんかも買えてしまう金額です。
「アルイテカエル」
僕の中のスーパーコンピューターは、ベストな答えを瞬時に弾き出しました。
距離にして10キロ強。決して歩けない距離ではありませんし、学生時代なら1時間あれば走れた距離です。
しかも、考えようにっては、やりたいと思っていた「ロングトレイル・ハイキング」。

JUST DO IT!
ということで最初は快調に歩いていたのですが、だんだん喉が渇いてくる。しかし、ドリンクを買うお金はありません。仕方ないので、さっき打ち合わせをした企画のアイデアを考えて気を紛らわせようとしたら、いつの間にかセクシーな妄想に変わっていて、さらに喉が渇く羽目に。
しかも身体の水分が不足したせいか、急にネバネバした汗がふき出てくるではありませんか。お気に入りのドレステリアのサマージャッケットを汗まみれにしたくないので、汗をかかないよう、脳に指令を送る。(こういうのって、意外に効き目あります)
発汗を抑えられたかわりに体内に熱がこもり、喉の乾きはピークに。力なくヨタヨタ歩いていると、ファミレスの前にたむろしている若者が。
「水を一杯くれないかぁ…」
ケンシロウのようにお願いしようかと思ったのですが、「このオヤジ、ヤバい」とか何とかいわれて、巨万の富が眠る銀行のキャッシュカードを奪われるとマズいのでスルー。
さらに進むと、今度は喉の渇きを忘れるくらい腰が痛くなってきて、信号待ちをしているクルマの運転手が怪訝な顔でこっちを見るくらい、妙な歩き方になってしまいました。
しかしまぁ、何とか根性で家に到着。自宅の前に立った時は、亀田兄のように「しゃぁ〜〜!」という声とガッツポーズが出ました。

「ロングトレイル・ハイキング」、ハマるかもしれません。

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2013年04月12日

次世代カーの提案

130412.jpg僕は結構熱烈なF1ファンなのですが、運転はできません。正確にいうと、「できない」のではなく、「しない」のです。理由は、左右の車間距離がつかめないから。
教習所に通っていた時、縁石に乗り上げたり、フロントが当たったかを確認する暖簾みたいな印をなぎ倒したりして、“もしかして運転、下手?”と思ったこともありましたが、先生が“合格!”と言ってくださったので単なる気の迷いだったと安心しました。ところが公道を走ると、助手席に座った人がことごとく“当たる当たる〜!”と叫ぶのです。僕は全然大丈夫なのに。ある日、つれ合いに“殺す気か?”とマジギレされ、こちらとしては至極安全運転をしていたつもりだったので、これはちょっとマズいと思い、ステアリングを置くことにしました。それ以来、運転はつれ合い担当に。
今でも時どき“教習所に練習しに行ったら?”と言われるのですが、ダメなものはダメ。 “あなたがどんなに頑張ってもトリプルアクセルができないように、僕にも超えられない壁があるのです”と、流動食なみに噛み砕いて説明しても納得いかない様子。
別に僕は運転をするのがイヤなんじゃありません。自分に合ったクルマさえあれば、喜んで送り迎えもしますし、ワールド牧場にだって連れて行ってあげます。そう、問題は左右の車間感覚。つまり、ステアリングが真ん中にあればいいんです。冷蔵庫だって右開き・左開きがあるのですから、クルマに運転席真ん中タイプがあっても不思議ではありません。おそらく運転が苦手な多くの人が“そうそう、その通り!”と、拳を振り上げているはず。メーカーさんには真剣に検討していただきたい。

ついでに言わせていただくと、クラクションにも疑問を感じています。あんなうるさい音、要りますかね? 危険を知らせるのが目的なのでしょうけど、ほとんど役目を果たしていない気がするんです。まず、本当に危険な時はクラクションなんか鳴らしている余裕はありません。クラクション鳴らすヒマがあれば、ブレーキ踏めよという話です。実際、ちょっと危ないレベルの時ですら鳴らすタイミングが遅れてカッコ悪い感じになったりしますよね。それに、いきなりうるさい音を鳴らすことで相手を驚かせてしまい、余計に危ない状況になってしまうこともある。短気な人が無駄に鳴らしてケンカになることもあるでしょう。
なので、もっとやさしい音にした方が良いのではないでしょうか。以前、『見えないデザイン〜サウンド・スペース・コンポーサーの仕事』(井出祐昭)という本で、混雑している中でもよく聞こえて、神経を逆撫でせず尚かつ注意を喚起する駅内コールを作っている人がいることを知りました。ぜひこのノウハウをクルマに活かしてほしいと思います。

このような僕のニーズをカタチにすると、画像のクルマが近いでしょうか。これは、F1マシンのデザイナー、エイドリアン・ニューウェイが考えた未来のF1マシン。ステアリングはしっかり真ん中にあるし、クラクション問題も天才といわれるニューウェイ氏なら解決してくれるでしょう。つれ合いと子どもをどこに乗せるか考える必要はありますが、ぜひ実用化してほしいものです。

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2013年01月09日

SMのススメ

130109.jpgもう新しい年がはじまったんですね。ビックリです。歳をとると時間が経つのが早くなると言いますが、僕はビッグバンによる宇宙の膨張が加速し、実際に早くなっているとにらんでます。でないと最近の記憶の飛びように説明がつきません。一度、ホーキング博士にちょこちょこっと調べてもらえないでしょうかね。

さて、年末・年始はお盆から4ヵ月半ぶりに休みがとれたものの、それまでひたすらアウトプットしてきたため頭の中は真っ白。
そんな時こそ新しいものを吸収する絶好のチャンスということで、考えました。つれ合いと子どもがおせちをたらふく食べて眠りについた後、書斎に籠ってジェイムス・ブラウンを聴きながら考えました。考えに考えた挙げ句、ひとつの答えに辿り着きました。SMです。
もしかしたらその時聴いていた曲が「セックス・マシーン」だったことも若干関係しているかもしれませんが、それはひとまず置いておきましよう。
僕はこれまで自己紹介をする時に「サディスティックなM」と言ってきましたが、それは分かりやすく例えただけことでプレイに関してはまったくのド素人。一度きりの人生、そんなことでいいのか? 新しい世界に踏み入ることでもしかしたら真の歓びを知るだけでなく、人との関わりにおいて新たな発見があるかもしれない。ほら、偉い人にSM趣味の人が多いってよく言うじゃありませんか。見つけられるかどうかは分かりませんが、きっと奥の方には“何か”があるはず。
そこで自分がSMに興じているところを想像してみました。まずM役を想像したのですが、どうもしっくりきません。女王様に攻められることにイラッとくるのです。そこで今度はS役を想像してみたのですが、これもしっくりきません。どうしてだろう? いきなり袋小路に迷い込み思案したところ、“プレイ”というフィルターが抜けていたことに気づきました。テレビなんかでよく聞く「ドS」というフレーズには相手の同意なしに一方的に攻め立ててダメージを負わすニュアンスがありますが、“プレイ”というフィルターを通すとまったく逆の意味合いが生まれます。プレイとは相手があってはじめて成立するゲーム。その中でSはMが求める攻めを提供することが大前提。つまりSとはサービスの「S」なのです。ですのでMも一方的な攻めに耐えるのではなく、自分の求める刺激を相手に発信することが求められるワケです。
そう考えると僕の場合S とM、どっちも“アリ”だなと思います。ただ、相手がいないので実践に移せないのが残念でなりません。

このSMプレイを普段の生活に用いると、夫婦や恋人同士の関係はもちろんのことビジネスなどでも役立ちます。例えばクライアントから理不尽なリクエストを受けた時、“自分は今、M役を演じている。もっと相手がいじめたくなることをしてやろう”と考えると何だかワクワクしてくるでしょう。
間違いありません。これから“自分らしく生きる”キーワードは「SMプレイ」です。

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2012年09月13日

意味を問う

120914.jpgこの前、片手に菓子パン、もう片手に牛乳を持ってモグモグ食べながらジョギングをしている女性に遭遇しました。確かにエネルギーの補給は大切ですが、世界屈指のランナーが走ったロンドンオリンピックのマラソンでもこのようなアグレッシヴなチャージはお目にかかりませんでした。

彼女がそうだとはいいませんが、何のために“それ”をしているのか分からなくなっている人っていますよね。
以前ネットの工事を頼んだ際、事前に家の間取りなどを確認したいということで、小1時間かけて調べてもらいました。で、工事当日はまったく別の人が来て、“えっ、工事するのって2階だったんですか?!ハシゴ持って来てないんで別の日に工事します”と騒ぎだす。事前確認は何のためにしていたのか? 
“事前確認の情報は聞いてないんですか?”
“聞いていません!”(キッパリと)
“事前に調べに来られたのは知っていますか?”
“知っています!”(堂々と)
“だったら、どうして確認しないんですか?”
“分かりません!”(誇らしげに)
チリから移り住んで間もない人と話しているようなやりとりにめまいをおぼえながらも何とか“ハシゴを取りに帰ってください”とお願いしたら、“それは無理です。後の予約がありますから”と断られました。目の前の客をほっぽり出して次に行くって、どんな優先順位やねんッ!
このお方に何を言っても無駄だと悟ったのでお引き取りいただき、サポートセンターに問い合わせたところ、“混み合っていて工事は1ヵ月後”と告げられる。(しかも意味のない事前確認と工事ミスにも出張費がつくとのこと)
“やすいコントをしているのとちゃいまっせ。万が一していたとしても笑われへんから。いやいや別にあなたを怒っているワケじゃないよ。ただ、自分が同じことを言われたらおかしいと思うでしょ”と、一生分の寛容さを使って訴えかけたところ“はい”という返事があったので、“でしょ。というワケで工事はいつ来てくれますか?”と聞き直したら、“だから1ヵ月後です”という答えが返ってきたところでジ・エンド。この後のことは省略しますが、翌日の昼には開通しました。

その他にも、ファミレスで “鉄板の方、熱くなっておりますのでお気をつけください”と注意しているスタッフが鉄板に親指を思いっきりつけて火傷したり、エアコンのニオイをとるためのクリーニングスタッフが朝イチの仕事にもかかわらず、“絶対に昨日、風呂入ってへんやろ”というくらい汗クサかったりしたことも。
人は時々、自分を見つめ直した方がいいのかも知れません。

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2012年06月04日

ゲームボーイSP アゲイン

120604.jpg「もっとモノを大切にしなさい」
友だちが大きな自転車に乗りかえたのがうらやましくて、「新しい自転車を買ってほしい」とおねだりしてきた子どもに、そう説き伏せました。確かに身長が伸びて、ちょっと窮屈そうな感じではありますが、全然問題なし。
吾輩たちの子どもの頃は、小5くらいまで我慢してやっとこさスーパーカーライト、6段変速の付いた自転車を買ってもらったものです。というか、今も10年以上、同じ自転車に乗り続けてますから。
そう、エラそうに説いたものの、「Louis Garneau乗ってるんだから、軽々しく買いかえるなんていわないでくれ」というのが正直な気持ち。
子を持つ方なら身にしみて感じておられることと思いますが、子どもを納得させるためには口先だけではダメ。まず自分自身が実践しないと。ということでその晩、書斎に入り、R18なサイトを見るのを後回しにして、自分はちゃんとモノを大切にしているか自問したところ、キッチンラップを必要以上に引っぱり出すクセはありますが、おおむねOK。どんなもんだと一人ドヤ顔をキメたその時、目に飛び込んできたのがずっと本棚に置きっぱなしにしていた「ゲームボーイ SP」。
電車に乗っている時にやろうと思って購入したものの、他の人がやっている姿がアホっぽく見えて急遽中断。元ゲームシナリオライターでありながら日頃ゲームをやる習慣がなく、放置状態になっておりました。

それにしても「ゲームボーイ SP」のデザイン、今見てもまったく色褪せていない。とことんシンプルなのに多くのことを語りかけてくれる素晴らしい出来映えです。こんな良いモノを宝の持ち腐れにしているようでは子どもに示しがつかないと反省し、翌日から電車でプレイ開始。40オーバーのオッサンが電車でゲームに興じる姿は決してスマートとはいえませんが、それも人生の修行と思えば気になりません。むしろ「いい歳して、どんだけゲーム好きやねん」とチラ見したら、やってる機種がゲームボーイで、二度見されるのが快感ですらあります。
プレイするのはもっぱら「スーパーマリオ」と「ゼビウス」で、カートリッジを交換する行為が、また間抜けで気に入ってます。最近は「パックマン」もやりたくなり、中古ショップを見つけたら立ち寄っているのですが、なかなか売っていない。ネットでの購入は自分の中で禁じ手にしていて、意地でもショップで見つけるつもりです。

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2012年04月25日

こけし LOVE

120424.jpgつれ合いが「こけし」にハマっています。
先日、家族で嵐山に行ったときのこと。花見をすましてフラフラお土産屋さんを見てまわっていたら、いきなりつれ合いが「こけし買おうかなぁ。いろいろあるんやけど、大きいのと小さいの、どっちがいい?」と言いだしたのでビックリして振り返りブツを見た瞬間、吾輩のアンテナもピンッとおっ立ちました。
……あったことをそのまま書いているだけなのに、何か別のことを言っているような気がするのはなぜでしょう。
気にせず進めます。で、つれ合いが一目惚れしたのが、アップした「こけし」です。どうです、この中途半端感。いま流行りの民芸チックな「こけし」でもなく、ファンシーグッズにもなりきれていない微妙なバランス。
何に対して挑戦しているのかは分かりませんが、あえてこのゾーンを攻めるつれ合いのチャレンジ精神に改めてリスペクトした次第です。
「よくぞ見つけた。それでこそ我妻。すぐに買いなさい」と購入をすすめると、つれ合いはすぐさま愛想良くしたら損をすると思っている感じの店のおじさんに「このこけしください」とオーダー。おじさんは面倒くさそうに棚の奥からストックを出してパカリと箱のフタを開け、「あんたが欲しいのはこのこけしで間違ないな」という表情を浮かべる。これで無事、商談成立と思ったら、つれ合いが「この見本みたいに黒光りしている感じがいいんですけど」と、おじさんがヘソを曲げるようなリクエストをするではありませんか。
するとおじさんは、「さわってたら、すぐに黒くなるよ」と笑みを浮かべて「こけし」を差し出してくれました。
こうして我が家にやってきた「こけし」ちゃん。今ではリビングのキャビネットにちょこんと立ってはります。
その後つれ合いは子どもに「こけし」柄のハンカチを買うなど、すっかり魅了された様子です。

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2012年01月04日

子どもの遊び

120104.jpg新年明けましておめでとうございます。
日本は相変わらず大きな停滞感・閉塞感につつまれており、我が家においてもどういうワケか年末ジャンボがハズれるという予想外の事態が発生して慌てふためくことになりましたが、へこたれずにがんばっていきたいと思います。
さて、年末年始の休暇は比較的ゆっくりとれたのですが、当然のことながら大掃除・実家への挨拶・子どもとの遊びで終了。
子どもがトランプのババぬきと七ならべをおぼえ、狂ったようにプレイ。(神経衰弱は夫婦間で大人のプライドをかけた静かな戦いが繰り広げられ、微妙な空気が漂うため回避)さらにお年玉で買ったリカちゃんのサーティワン アイスクリーム ショップを中心としたリカちゃん祭りが繰り広げられ、そのお付き合いでヘトヘトに。
気力が限界に近づいたのでホンマもんのサーティワンへ行って、お気に入りのバニラonバニラを食べて息抜きをする。家に帰り再開されたリカちゃん遊びを見ていると、リカちゃんだけでなくシルバニアファミリーと木の人形をゴッチャにして遊んでいるではありませんか! 子どもの頃友だちとガンプラで遊ぶ時、スケールの違うものを平気で一緒にするヤツにイラッときていた吾輩としては黙ってスルーするワケにもいかず理由を聞くと、何と、リカちゃんの見ているテレビでシルバニアファミリーを放送していて、シルバニアファミリーが木の人形で遊んでいる設定だという答えが返ってきてビックリ。子どもって無意識にすごいことしをているもんですね。
こういう感覚は大人になるとある程度訓練していないと消えていくもので、先日某バラエティ番組を見ていたら明らかに作り手の中で虚構の階層が整理されておらず、担当した放送作家は日頃本を読んだり落語を聞いたりしていない人なんだなとガッカリしたばかり。

でもうちのおチビの場合はいちばん下の階層である木の人形の世界に夢中になり、上の階層でリカちゃんの友だち役を担当している吾輩は待ちぼうけをくらう『インセプション』状態でした。

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2011年11月17日

仕事を深めるために

111117.jpg仕事場に某経済新聞のセールスマンが来て、‘何関係のお仕事をされているのですか?’と訊かれ、何でそんなことを言わなければならないのか疑問に思いながらも根が素直なので正直に答えると、‘それは世の中の流れを理解しておかないと’と、出来の悪い親戚のガキをさとすように言われる。
これには「観音さん」の異名を持つ吾輩もさすがにムッときて、‘これでも新聞はとっていて、テレビ欄とスポーツ欄、それに週刊誌の広告にはちゃんと目を通しているので、世の中の流れは大体把握しています’と反撃すると、‘う〜ん、なるほど。でも、やはり経済新聞を読んで、より詳しいことを知ることがお仕事柄必要だと思いますよ、えぇ’と、またまたしたり顔で仕事についての要らぬアドバイスをされる。
‘いやいや、わたしの仕事内容はあなたがイメージしているようなものではないので経済新聞は要りません’とキッパリ断ると、セールスマンはプライドが傷ついたのか、‘仕事って、どんな内容ですか?’と食らいついてくるではありませんか。いい加減うっとうしくなったので、‘経済新聞より、あなたとの、このやりとりが要らないんです’と伝えて、お引き取りいただきました。
ドアが閉まったあと、静まり返った仕事場でポツンとひとり。彼が言う通り、経済新聞くらい読んでおいた方がいいのかも…。そう思い、この一年間の仕事をふり返ってみる。
医療関係、教育・カルチャー関係、お寺などの観光関係、住宅関係、企業さんなどのサイトや宣伝ツールのコピー、サービスのネーミング、タレントさんや企業さんのイベント台本、キャバクラ関連のコピー、包茎グッズの紹介文などなど。
見事にバラバラ。最後の方はどう考えても経済新聞と関係ないように思うのですが、やはり読めば仕事に深みとキレ味が出るんでしょうか。

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2011年08月22日

真夏の憂鬱

110822.jpg‘何でオレ様がコイツらの世話をしなければならないのか?’
この夏ずっとそう思い続けており、これからもこの気持ちは変わらないでしょう。
‘コイツら’とはもちろん家族ではなく、金魚のことです。子どもが夜店で金魚すくいをして、どうしても飼いたいと言いだし、‘風情もあるし、まっ、いいか’と思ったのが大間違い。
せっかく飼うなら金魚鉢で飼おうということになり、近くのホームセンターでドラム型の金魚鉢を購入。砂利と水草なんかも一緒に入れたら、なかなかいい感じに。しかし、それも束の間。すごいスピードで水が濁るんです。金魚というヤツは、食べるよりも出す方が多いんじゃないのと思うくらい、とにかくよくフンをする。しかもブクブクがないせいで、すぐに水面でパクパクしだすありさま。こうなったら風情もクソもありません。いや、水槽はまさにクソだらけ。しかたなく酸素剤を投入し(高いくせに効き目は眉唾)、水換えも毎日2回することに。これがカルキ抜きをしなければならず、かなり面倒くさい。それだけでなく金魚鉢の水もすごくクサい。
これでかわいげがあればやり甲斐に感じるんでしょうけど、イマイチ愛着がわかないので単なる手間。言い出しっぺの子どもに水換えを任せたいところなんですが、重い金魚鉢の持ち運びはムリなのでエサ係のみ任命。
早く魚生をまっとうして昇天してくれないかなと、毎朝期待と不安が入り交じった複雑な気分で金魚鉢を見るのですが、きっちり水換えをしているせいで元気なんですよね、これが。
そんなことを言いながら、いちばん金魚を眺めているのは吾輩で、子どもに‘お父さん、最近、金魚にハマってるやん’と言われる始末です。

金魚で思い出しましたが、久々のおバカ超大作『ピラニア3D』が間もなく公開!これは水換えをほったらかしにしてでも行かないと!

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2011年07月22日

夏旅行

110722.jpg夏前に、泳ぎに行くことを想定して筋トレを開始。理由は、子どものお友だち家族とご一緒したときに、相手のママさんにみすぼらしい肉体を晒したくないという、中年男のいじらしい見栄。
筋トレついでにガチガチに固まっているカラダをほぐそうと、子どもが習っているチアダンスのストレッチをやったら、そこら中がツリまくり悶絶。さらに、はりきって朝から腕立てをしたらプチ熱中症になってダウン。保冷剤で首筋とワキ、内股、ついでにキン○マを冷やして一命をとりとめる。自分の肉体が想像以上に錆びついていることを文字通り痛感いたしました。
そんなこんなで自主トレキャンプを中断していたところ、急に海へ行くことになり焦る。どれくらい焦ったかというと、八百長がバレて申し合わせ相撲ができなくなった恵那司とまではいかなくとも、ブルペンでウォーミングアップもしていない状態で登板を告げられた藤川の焦り具合を想像して頂けると分かりやすいと思います。(幸い今回は家族だけだったため命拾い)
夏休みということで「キッズスペシャル」の冠をつけた旅行のため、すべてにおいて子ども仕様。いきなりクルマの中で、パン屑がハンパなく落ちるデニッシュを食べながら、少女時代、KAT-TUNの大合唱で大盛り上がり。ハーフタイムには、子どもに有利な激甘ルールでの、しりとり&マジカルバナナ。
お昼前に海水浴場に着き、そこから夕方までみっちり遊び、旅館にチェックインした後、再びプール。そして尋常じゃないボリュームの晩ご飯を食べてお祭りへ。
二日目も朝イチのプールの後、遊園地&プールというヘビーなスケジュール。(ちなみに泳ぐ前はムダな抵抗と知りつつも、腕立てをして脳内パンプアップ!)
クタクタのヘロヘロになりましたが、子どものよろこぶ顔を見ると、またつれて行ってやりたいなと思うんですよね。そのときのために、筋トレを再開します!

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2011年03月03日

気づき

110303.jpg‘人間は考える葦である’と記したのは、フランスが生んだ天才パスカル。
吾輩も人として生まれたからには、「考える」という人間に与えられた特権を活かして少しでも成長したいとマジ思っています。
人が成長するうえで大きな力となるのが「気づき」ですが、そのきっかけは千差万別。吾輩の場合は「排便」、つまり「ウンチ」(気分が悪くなる方がいらっしゃるといけませんので、以下「モナカ」と表記いたします)から大きなヒントを得ました。リンゴの落下を見て万有引力を発見したニュートンと同じように、一見何の関係もない事象から答えを導きだすあたり、我ながら‘持ってるな’と感じます。
前置きはこのくらいにして本題に入りましょう。吾輩は毎朝規則正しく大きなモナカを製造しているのですが、これにはヨーグルトを食べて腸の調子を整えるだけでなく、ちょっとしたコツが必要なのです。
それは、「焦らず・力まず・気負わず」という心がけ。
まずは「焦らず」。誰しも朝は忙しく、モナカ製造の時間は極力短くしたいもの。しかし、この焦りこそが諸悪の根源。‘早くしなければ!’という思いが気負いと力みを生み、物事はあらぬ方向に進んでしまうのです。もし、ゆっくりとモナカを製造する時間がないのなら、早く起きる。何事もそれくらいの姿勢で取り組みたいものです。
次の「力まず」は、字の通り踏んばり過ぎないということです。早く出してしまおうと踏んばると、逆にモナカが引っ込んでしまうばかりか、大事な菊門をいためてしまうことにもなってしまいます。‘来たッ!’という手応えがあっても平常心を失わず、むしろいつもよりリラックスすればモナカの方からこちらに来てくれます。
これはビジネスも同じ。怪しい絵や置物を売っていて‘あら、ステキ’と食いついてきたカモに、いきなり‘こちら100万円となっております’などと言ったら台無しになるでしょう。うんちくを述べて、その気にさせる。これが基本中の基本です。(チビっ子や早とちりな方に言っておきますが。怪しい絵や置物を売るのはビジネスではなく犯罪だったりすることもあるので、やっちゃダメですよ)
最後の「気負わず」は、必要以上に大物をねらわないこと。人間とは欲の深い生き物で、何回かビッグモナカを作ってしまうと、さらに大きなものを望むようになります。この気負いが力みとなり、スランプに陥るきっかけとなってしまうのです。野球やゴルフで飛距離を出そうとしてカラダが開き、フォームを崩してしまう原理とまったく同じです。
吾輩は毎日このような奥深いことを噛みしめながら生きているのですが、今のところ人としての成長にはつながっておらず、単にデカいモナカを製造することだけに役立っています。というワケで、便秘の方の参考になれば幸いです。

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2011年01月04日

2011年、最初の…

110104.jpg時が経つのは早いもので、ついこの前に新年を迎えたと思っていたら、またまた新しい年がやってきました。
思い返すと去年は仕事が忙しく、‘こんなことがしたいなぁ、あんなところへ行きたいなぁ’と思っていたことは、あまり実現できなかったような気がします。でも家族が健康で、忙しくさせてもらったのだから良い1年だったという
べきでしょう。年末は大晦日から休みをとることができ、はりきって朝から大掃除。途中、ロフトの階段から落ちたり、子どもと雪だるまをつくりに外に出て、滑ってビチョビチョになるなど豪快な男前っぷりを披露したものの無事年を越すことができました。まぁ今年もマイペースで楽しみたいと思います。
そんな2011年、最初に聴いたアルバムはイギー・ポップの『T.V.Eye』、最初に観た映画はサム・ライミ監督の『スペル』でした。もちろんふたつの作品には何の脈絡もなく、ここで紹介する意味もまったくありません。しかし、そんなことをいったら自分が生きている意味を問うことになってしまいかねないのでスルーすることにします。
『T.V.Eye』は何年ぶりかに聴いたのですが、とにかく音質が悪い!コンサート会場にラジカセを持ち込んで、ガチャリと録音ボタンを押したようなクオリティ。今なら正規盤として出すなんて絶対に‘ない’話でしょう。でも、イギポのボーカルもバックの演奏も脂がのっていてナイスです。もしまだなら、是非ともデジタル・リマスタリングとやらをして再発してほしい。
『スペル』はサム・ライミが久々に手掛けたホラーということで、ずっと見たかった作品。案の定ツボをおさえた「おバカ・ホラー」に仕上がっていました。特にヒロインが汚物を食べてしまうシーンが執拗に繰り返されるところなどはサム・ライミ節全開。『死霊のはらわた』を思い出して、何だかせつなくなってしまいました。ホラーで胸キュンにさせるサム・ライミ、やはりただ者ではありません。
ちなみに2011年最初に見たライブ(DVDですが)は、つれ合いが買ってきたKAT-TUNの新作です。すり込みというのはこわいもので、ボーッとくり返し見ているうちに‘嵐に負けるな!’と、応援するようになってきました。今年の暮れにはコンサートに出陣して、「亀、投げキッスして」と書いたウチワを振っているかもしれません。

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