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2004年02月01日

ショーン・ペン

004.jpg元同僚との飲み会まで時間が空いたので『ミスティック・リバー』を観に行く。吾輩のヒーローであるクリント・イースト・ウッドが監督というだけでも要チェックなのだが、今もっとも吾輩のハートを鷲掴みにする俳優ショーン・ペンが主演ということで期待度は更に高まる。
ここ10年のペン兄ィの充実度は一時のデ・ニーロに匹敵するんじゃなかろうか。元祖オッパイドル、フィービー・ケイツ主演の『初体験〜リッジモント・ハイ』で可愛いツッパリ役として売り出し、その後マドンナと結婚〜離婚したあたりはただのチンピラだと思っていたが、ブライアン・デ・パルマ監督『ガジュアリティーズ』での演技を見てコロッと印象が変わってしまった。
彼が役者、そして映画そのものに目覚めたのは、デニス・ホッパーとの出会いが少なからず影響したとか。そういえば、ペン兄ィは自分の監督作でジャック・ニコルソンを主演に起用していたが、デニス・ホッパー→ペン兄ィ→ジャック・ニコルソンと、アメリカ映画裏街道をつなぐ線ができてしまうのは偶然ではあるまい。吉本でいうなら、バッファロー吾郎→ケンドーコバヤシ→リットン調査団てな感じか。これからしばらくペン兄ィは役者として、そして監督として目がはなせない!
ところで先ほど登場して頂いたデ・ニーロ卿はどうしてしまったのだろうか。90年代に入り、すっかり色褪せてしまった。もうちょっと作品選ばなぁ…。個人的に彼が迷走するきっかけになったのは『ミッドナイト・ラン』だったと思っている。この作品自体は面白いのだけれど、この頃から本人が「デ・ニーロ」というモンスター化した名前から逃れようともがいている気がしてならない。
でも、吾輩はきっとまた彼が輝きを取り戻すと思っている。なぜなら、近頃のデビッド・ボウイが妙に艶やかでカッコ良いからである。一度落っこちるとこまで落っこちたら、男は不思議な色気が出てくるようである。いや〜、ここ20年間のデビッド・ボウイは涙が出るほどカッコ悪かったですからねぇ。

posted by ichio : 11:49 | |