ついに来た!
仕事場に「オレオレ詐欺」の電話がかかってくる。お昼にコンビニ弁当を頬張っていると電話のコールが鳴り響く。切れるのを覚悟で口の中のカラ揚げを食べきってから出るか、モゴモゴした状態ですぐに出るか悩んだ結果、後者を選択。受話器を近づけた途端、女の嗚咽する声が聞こえる。
「お、お父さんぐぁ〜ヒックグゥゥ」声は中年女性を思わせる低く、かすれた感じである。
「どうしたらええんやろぅ〜」さらに悲鳴にも似た声がつづく。一瞬、父親に何かあって母親が電話をかけてきたのではという思いが駆け巡り、心臓がバクバク動き出す。でも、ちょっと…いやいや全然声が違う。
「どちらさんですか」ときいてみると、相手は「??子です」と微妙に聞き取れない返事をする。ここでやっと自分が今話題の犯罪にハマりかけていることに気付く。念のためもう一度名前をきいてみる。
「??子です」間違いない、オレオレ詐欺である。しかし、本当にトラブルに巻き込まれた人の間違い電話だったらマズいので「まちがってかけたはりますよ」とソフトに対応。すると「ず、ずびません」と謝りながら、ブチッと電話は切れる。一応泣いてはいたが、最後の「〜ません」は完全に空振りしてふてくされる男の声になっていました。
今まで何で騙されるねんと思っていましたが、いざ自分が当事者になると騙される人が多くいるのも分かりました。今回はたまたまレベルの低い手口でしたが、巧妙なだまし方だったらと思うとかなり怖い。
でも、あのまま話にのっていたらどんな展開になったのか、かなり知りたいです。