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2005年02月22日

ジョン・ゾーン・マサダ

050222.jpgだだっ広いミュージック・フィールドを爆裂スピードで突っ走るジョン・ゾーン。彼のながく、そしてグローバルなキャリアの中でも重要なウェイトを占めているプロジェクトがジョン・ゾーン・マサダ。マサダとは、900人のユダヤ人が2万人のローマ軍相手に2年間も抵抗し続けた岩の要塞のこと。この名前が示す通りプロジェクトのテーマは、ユダヤ系アメリカンであるジョン・ゾーンが自身のアイデンティティを見つめ直すことらしい。
まぁそんな堅苦しいことは抜きにして、ここで聴ける音楽はとにかくカッコいい。サックス/ジョン・ゾーン、トランペット/デイブ・ダグラス、ベース/グレッグ・コーエン、ドラム/ジョーイ・バロンというシンプルな編成で、ユダヤ民族音楽であるクレツマーをベースにオーネット・コールマンを彷彿とさせるフリージャズを展開しています。80年代のジャズ界をリードしたスタイルを新伝承派と呼ぶなら、90年代に突然変異的に生まれたこの音楽はまさに正統派異端系。
ゾーンをはじめどのプレイヤーも独創的なプレイが繰り広げているのですが、その中でも特に際立っているのがジョーイ・バロンのドラム。クレツマー独特の音階に合わせたちょっとコミカルで乾いたドラムが、演奏全体にアクセントを与えています。(ネイキッド・シティと同じドラマーとはとても思えない)
マサダはスタジオ盤10枚を出し、完結。吾輩が聴いたアルバムの中では「7」がお気に入りです。しかし醍醐味は何といってもライヴ。10年ほど前に何の予備知識もなく彼らのライヴを目の当たりにした時の衝撃は今も鮮明に残っています。
話はそれますが「ジョン・ゾーン」って、凄みのある響きしてません?「ゾーン」辺りが人には言えないことをしている雰囲気を漂わせているでしょ。彼のことをまったく知らない人でも、この名前を聞いて普通のサラリーマンを思い浮かべることはないと思うのですが、どうでしょう。

posted by ichio : 22:28 | | trackback (0) |