年下のアシュクロフト
歳をとるというのは時として人を切ない気持ちにさせるもので、自分がのび太やカツオの歳に追いついた時、高校球児が年下になった時は何とも複雑な気分になったものです。そんな吾輩も今ではスポーツ選手であればそろそろ引退を考えるお年頃になりました。そして、今まで憧れの的だったロックスターもいつしか年下のガキンチョになっているではありませんか。昔は年下のファンになるなんてあり得ないと思っていましたが、ある年齢になると何の違和感もなく憧れることができるんですね。
たまには憧れるんじゃなく、憧れられたいわ!そう思いながらずっと憧れまくっているのがリチャード・アシュクロフト。どうですこの顔、おっとこ前でしょ。吾輩も負けじと自宅の鏡の前でこの写真と同じポーズをキメてみたのですが、これが自分でも笑ってしまうくらい別物。苦笑の後に虚無という名の北風が頬を撫でてゆきました。
リチャード・アシュクロフトってルックスだけじゃなく、音楽の才能にも恵まれているのだから憎らしいではありませんか。吾輩はヴァーヴ時代から彼の音楽のファンだったのですが、「大」がつくほどのファンになったのはソロになってから。曲調は基本的にヴァーヴのラストアルバム『アーバン・ヒムズ』路線なのですが、ソングライティングはさらに磨きがかかり「この人、どこまでいっちゃうの?」と思うほどです。ソロになってから出した2枚のアルバムはどちらも甲乙つけがたい秀作ですが、個人的には1stがお気に入り。極上の美メロ(この言葉、一時期レコ屋のコメントに溢れていませんでした?)にスティール・ギターの名手 BJコールの必殺フレーズがからみ、確実にどこかへ連れていってくれます。
たぶんこの先アシュクロフトはどんどん地味な存在になっていくのでしょうが、これからも一生懸命追いかけます!