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2005年05月06日

建仁寺でホッコリ

050506.jpgひとり、自転車で京都市内を放浪。お店回りをしようと出発したのですが、やっぱりこの季節はお寺でしょ、ということで予定変更。東寺にするか三十三間堂にするか迷うが、どちらも幾度となく行っているので今回は建仁寺に行くことにする。
入口をあがるといきなり俵屋宗達の「風神雷神図」が出迎えてくれる。といってもコレ、レプリカ。本物と複製を見分ける眼力なんてものはこれっぽっちも持ち合わせていませんが、「複製」と書いてあるだけで何だかシラける。どうせなら「本物のレプリカ」とか書いて、こっちの気分を盛り上げる工夫をしてもらいたいものである。
いつもの見仏では寺の庭なんてものは完全無視ですが、GWということで無理矢理染み入ってみる。何とか1分間きれいなお庭を眺め、ノルマはクリア。いよいよ今回の目玉「双龍図」のある法堂へ。お堂に入り見上げると、ドデカイ龍がトグロを巻いてこちらを睨みつけている。凄い迫力。昔の人は凄いものをつくるなぁと感心していたらコレ、つい最近つくられたものなのだとか。これは間違いなく千年後も、すげぇ〜と言われる作品です。
帰り際、受付で「案内図が分かりにくいのよ!」とテンパってる中年夫婦がいたので、しばし観察。別に騒ぐほど分かりにくいこともなく、みなさん難なく目的地にたどり着いているのに(案内図とかまったく理解できない吾輩ですら行けました)、「みんな、分からないから大変なことになってるわよ!」と人のせいにしだしたのには驚きました。まわりにいた人はみんな「お前らだけや!」と心の中で突っ込んでいたと思います。法堂に行く途中、オートロックの門を開けなければならないのですが、絶対にこの夫婦は詰まるだろうと思いチェックしたら、案の定説明パネルを見ずに無理矢理開けようとして、「開かないわよ!」とキレていました。建仁寺は禅寺なので、まずは座禅に参加されてはどうかと提案したくなりました。

posted by ichio : 23:12 | | trackback (0) |