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2005年06月26日

はじめてのパンク

050626.jpgマイケル・ジャクソンの『スリラー』をきっかけにロック道に入り20数年。その間に心の底から聴いて損したと思った沈盤が、デビッド・ボウイの『ネヴァー・レット・ミー・ダウン』とクラッシュの『カット・ザ・クラップ』。ひと昔前はルー・リードの『メタル・マシン・ミュージック』がカスレコードの代名詞になっていましたが、ノイズ・ミュージックや様々なエレクトロニック・ミュージックの定着で再評価されることに。でもこの2枚は再評価のかけらもないのはおろか、つくった本人ですら自分のディスコグラフィーに入れないでくれと言っているのだからやっぱり正真正銘の駄作なんでしょう。
吾輩がはじめて聴いたパンクというのが何を隠そうこの『カット・ザ・クラップ』。セックス・ピストルズにしようかと思ったのですが童貞バリバリの中学生にとってその風貌はあまりにも恐ろしく、最初はちょっとセーブを入れてクラッシュにしました。ディスクガイドには『白い暴動』や『ロンドン・コーリング』が傑作と書いてあったのですが、やっぱりパンクといえばモヒカンだという先入観に押されて『カット〜』をレンタル。内容はというと、もうほとんど憶えていないのですが、パンクといいながら結構80年代ポップのテイストが入っていてとんでもなくダサかったと思います。
当時良い子だった吾輩はこのモヒカン・ジャケットを親が見たら我が子の将来を心配すると思い、バレないようコッソリ聴いていました。しかしこの努力の甲斐なく、後日PiLの『フラワー・オブ・ロマンス』を聴いていたら、父親にかなり不安げな顔をされました。

posted by ichio : 09:53 | | trackback (0) |