ダークヒーロー
仕事場の近くにシネコンが出来たので早速『バットマン ビギンズ』のレイトショーに行く。最近の映画館って凄いですね。席は広いし、スクリーンもデカい、それに音も恐いくらい迫力あるし、これでもうちょっと安かったら通うんですけど。
さてさて『バットマン ビギンズ』の出来はというと、これが凄く面白い。クリスチャン・ベール、リーアム・ニーソン、マイケン・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン、ルトガー・ハウアー、この名前を見ただけで盛り上がらずにはいられませんが、監督のクリストファー・ノーランはこれらの曲者を絶妙な塩梅で起用しています。ブルース・ウェイン役のクリスチャン・ベール、アルフレッド役のマイケン・ケインなんてのは直球ド真ん中という感じですが、リーアム・ニーソンとゲイリー・オールドマンの使い方は普通の感覚なら反対になると思うのですがそこは捻っていい味を出している。この監督、キャスティングのセンスあるわ。
バットマンというとどうしてもティム・バートン作品と比較してしまいますが(ジョエル・シューマッカー作品は無視)、吾輩はまったく違和感なく楽しめました。ティム・バートンのバットマンはダークファンタジーでしたが、ノーラン版バットマンはかなりノワールな感じになっていてこれはこれで魅力的。ただ、ゴッサム・シティがあの箱庭的な世界からニューヨークみたいな街なみになっていたのが何とも残念。と思っていたら、最後に何でゴッサム・シティがあんなヘンテコリンな街なみになり、イカれた人間がウジャウジャいるのかという答えも用意されていました。バットマン・シリーズ、今後もクリストファー・ノーランの監督で続けてほしいものです。
吾輩も死ぬまでに1回はバットマンをやってみたいと思っています。やってみたいと言っても監督ではなく、バットマンそのもの。凶悪犯の相手をするのは恐いので、下着ドロボー退治あたりがモア・ベター。ドロボーからパンツを奪い取った後、持ち主の家へ行き、インタホンを鳴らす。そして、持ち主が寝ぼけ眼で出てきたところにいきなり「これ、盗まれてましたで」とパンツを差し出す。しかもワシづかみで。これこそダークヒーローでしょ。