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2005年07月23日

マシュー・バーニー meets 天狗

050723.jpg金沢21世紀美術館で開催されている『拘束のドローイング』展で話題のマシュー・バーニー。吾輩がはじめて彼の作品に遭遇したのは10年ほど前のニューヨーク。(何かこう書くと凄くカッコいいですけど、ただブラブラしてただけです)タワレコにクレマスターの写真がデカデカと飾られていたのですが、当時はマシュー・バーニーの‘マ’の字も知らず、ただただその強烈なビジュアルに驚き、おののいていました。それまでにも同じく変身をテーマにしたシンディ・シャーマンの作品に触れてはいたのですが、クレマスターはもっとマッドサイエンスな香りがしていました。ダ・ヴィンチが絵を描くために死体を解剖していたような、ちょっとイッちゃった感じといいましょうか。後から知ったのですがマシュー・バーニーって、イェール大学で医学を専攻し、体育学にも精通していて身体に並々ならぬ関心を持っているんですね。
そんな彼がビョークとカップルだというのは何か冗談みたいな話です。ビョークって男女の境界線を超えた風貌なのに妙に生々しい希有な存在。(全然関係ないですが、邪馬台国の卑弥呼もこんな感じの人だったのかなぁなんて思ってます)絶対に彼、アミバ気分でビョークを実験台にしてます。
そんなマシューに是非とも紹介したいのが天狗。人のようで人でない超人、そしてあのルックス。次のクレマスターは天狗以外にあり得ません!でも、天狗って今ではサンリオ・チックにキャラクター化されちゃって、‘天狗’というよりもプリティな‘テング’になってしまっているので、マシュー・バーニーの手をかりて生々しい天狗に戻ってほしいものです。

posted by ichio : 00:11 | | trackback (0) |