『正しい保健体育』

ずっと前から読みたかった『正しい保健体育』（みうらじゅん）をやっとこさ購入。いや、まさにタイトル通りの内容で、学校で教えてくれる社交辞令的な保健体育とは較べものにならない説得力を持つ‘ためになる本’です。そして吾輩にとっては自分が清く正しい青春を送ってきたという自信を与えてくれる本にもなりました。例を挙げると「若いうちはセックス慣れすることなく、ひたすらセンズれ」「性に対してひん曲がった幻想を持て」「恥ずかしいと思う心を育め（またその感情を快感に転化せよ）」などなど。今まで吾輩はこのような男としてのポリシーをバカボンのパパのように「これでいいのだ」と独り念じているだけでしたが、この本に出会い「ほれ見たことか！天下のみうらさんもこう仰ってるではないか！」と大手を振って言えるようになりました。まぁ今までも主張はしていましたが、賛同してくれる同志がごく僅かしかいなかっただけの話でございます。
高校や大学の頃って必ず「昨日またヤッちゃったよ」と自慢するヤツがいたものですが、吾輩はそれほど羨ましいとは思いませんでしたし、そんな話に興味もありませんでした。（若干ウソついてます）吾輩にしてみればそんなスポーティなセックスして楽しいんか？ちゅうことです。そんな面白味のかけらもない話よりも「昨日、夏樹陽子でヤッてもおた」という話に100％リスペクトする訳です。それは今もまったく変わっていません。
やっぱりこういうグルーヴ感を持った人といつまでもつき合いたいものですね。‘適度にいい人’‘適度にいい大人’‘適度におもしろい人’吾輩はそんな人が大嫌いです。