KITSCH PAPER

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2005年11月21日

AOR

051121.jpgイマドキなヤングに「AOR」と言って通じるもんなんでしょうか?AORとはAdult Oriented Rockの略で、落ち着いていてちょっぴりムーディーな「大人のロック」を指す言葉だと思ってください。
吾輩は若い頃からずっとこの種の音楽が苦手で敬遠しつづけてきました。何がイヤって、まずジャケット。もっちゃりしたデザインに詐欺師みたいなこってり味のオッサンがデカデカ映っているあのビジュアルを目にしただけで、聴く気が失せるどころか嫌悪感がわいてくる。それに最初からムーディーであることを目的とした音楽というものに納得がいきませんでした。ところが30代半ばをむかえた今になってようやくその魅力が分かりかけてきたような気がします。きっかけは『KITSCH PAPER』3号でブライアン・フェリーをじっくり聞き直したこと。アラッ、案外いいかも…。そう思い、レコード棚からドナルド・フェイゲンの『ナイト・フライ』を引っぱり出す。昔、ただ単に辛気くさかった音楽が心地よく聞こえる。もしかしたら身も心もオッサン化したのかもと焦りながら、AORへの興味は日に日に増してくる。それでもやっぱりニック・デカロやボズ・スキャッグスなどには手が出せない。珍味が好きだからといって、いきなりフナ寿司を食べることが出来ないのと一緒である。
そんな訳で吾輩は最近、AOR風味な音楽を聴いてひとり悦に入るのが癖になっています。例えばブルー・ナイルの一連の作品やプリファブ・スプラウトの中期以降の作品など。この辺はニューウェイブ臭が色濃く残っているので違和感無く聴ける。しかしAORど真ん中となるとかなり不安。そっちの世界へ行くべきか行かざるべきか、吾輩は今人生の岐路に立っています。

posted by ichio : 00:06 | | trackback (0) |