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2005年11月12日

きっと来る縄文ブーム

051112.jpg前から気になっていたものの900円というお高い入場料のため二の足を踏んでいた河井寛次郎記念館へ行く。ここは、寛次郎が亡くなるまで住み続けた自宅兼工房をそのまま記念館にした寛次郎テーマパークなんです。私設の記念館というと入場料だけ高くて中身はお寒いイメージがありますが、寛次郎はそんなセコいことしません。外観とは大違いの広い館内には貴重であろう作品が無造作にポンポン置かれていて、窯にも自由に入れたりする。しかも許可さえ取れば写真も撮り放題の太っ腹。やっぱり美術館や博物館はここのように体験の要素がないとダメでしょ。
河井寛次郎は大正〜昭和中頃に活躍した陶芸家なんですが、その作品は陶器だけにおさまらず様々なジャンルに飛び火したマルチ人間。しかもデザインがとことんモダーンで、特に後期には岡本太郎の元ネタじゃないのと思わせる縄文パワー炸裂の作品を数多くつくり出しているんです。
ところで吾輩は近い将来、縄文ブームが来る気がしてなりません。笑い飯の西田くんは髪型なんかで弥生をプッシュしていますが、吾輩は断然縄文を大プッシュ!縄文アイテムはオリャ〜!と勢いにまかせた手づくり感があるのに対して、弥生アイテムはマックで丁寧にこさえた感じがするんですよねぇ。
う〜ん、やっぱり縄文いいわ。土器はもちろんのこと竪穴式住居もかなりイカしてる。冗談ぬきで『casa』や『BRUTUS』なんかで特集組んだりするんじゃないの?それでもって泥臭い土着テイストを削ぎ取ったデザインが世に溢れてアッという間に消費されていくんでしょうな。

posted by ichio : 22:36 | | trackback (0) |