クラッシュ！

先日、仕事用のi-Macがクラッシュ！立ち上げ時にガギギギィ〜と身の毛もよだつ奇声を上げて逝ってしまいました。フリーになった時に4万円弱で購入した中古マシンで、今までいろいろお世話になってきたにも関わらず、最後の最後で生理的に受けつけない音を出された為にそんな感謝の念もどこぞへ吹き飛ぶ。マシンも人間も散り際は大事ですね。
幸い、前の日に危ない気配を感じてバックアップしており、また急ぎの仕事がなかったという超ラッキーな状況だった為、こちらも南の島へ逃避行する羽目にならずに済む。といっても、早急にニューマシンを買わないといけない訳で、すぐに電気屋さんへ走る。またまたセコって中古を買おうかと思ったが、急に心変わりして最新のi-Macを購入。そのまま事務所に持ち帰り、セットアップ開始。
しかし、コンピューターと名が付くだけで「お前、そんなに偉いんかい？」と挑発的な態度をとってしまうアナログ人間の吾輩にとって、これがとことん煩わしい作業となる。OS Xと9の互換性に戸惑い、今まで設定していた諸々のパスワードをすべて失念している自分に苛立ち、何杯ものヤケ紅茶をあおる。
そんな時、吾輩のイライラを吹っ飛ばすラッキーなことが訪れたことに気づく。何とi-Macの箱の中に今ヤングにウケまくりのi-Podがあるじゃないの！そうか、アップルはi-Macの売上を伸ばすためにこんな粋な抱き合わせをしているのか。さすが、やることが太っ腹。
何とか作業ができる状態になり、満面の笑みを浮かべ付属i-Podを手に取ってみる。未だにCDウォークマン ユーザーの吾輩は、これでミュージックライフが変わると喜びを噛み締める。で、どこからデータとやらを読み込むの？小さなボディを隅から隅まで舐めるように見回すが、端子らしきものはどこにもない。もしや…。慌てて取説を見たところ、それが単なるリモコンであることに気づく。仕方ないので観たくもないのにDVDを挿入し、無理矢理リモコン操作してみる。ピッ、ピッ、ピッ…。虚しい。