時代に取り残された男のブルーズ

マズい。まったく分からない…。毎年暮れに音楽雑誌なんかで企画される‘今年のベスト・アルバム’的な特集を見たところ、ほとんど知らないものばかり。好きだったはずのUKロック勢も皆目分からない。10年くらい前まではベスト50の半分は持っていたり、聴いたことがあったりしたものですが、今回某メジャー洋楽誌でピックアップされていた50枚のアルバムで聴いたことがあったのは僅か3枚。
ここ数年は流行りに関係なく、その時その時気になったものを聴いていたのですが、まさかここまでの浦島太郎状態になっていたとは。新年早々このままでは完全に懐メロおやじになってしまうと訳もなくオロオロしてしまう。といっても得体の知れない代物に金は出したくないし、一体どうしたらいいものか。
そんな時「レンタルすればいいじゃないか」という神の啓示が！そうでした。その発想がすっぽり抜けておりました。いつの間にやらCD、レコードは買うものという固定概念にとらわれていました。
そうと決まれば善は急げとすぐさま品数の多そうなレンタル屋さんに入会し、新しそうなバンドのアルバム（といっても微妙にズレてるんでしょうね）を借りて聴いてみたのですが、どれもそこそこにいいんだけど面白味、パンチに欠ける印象。でも、これを「最近の若手バンドは云々」と言っちゃ懐メロおやじになってしまうんですね。考えれば、どの時代も良いバンドってほんの一握りしかいない訳ですし。スネずにぼちぼちリハビリいたします。