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2006年03月02日

ティモシー・リアリーもビックリ!

060302.JPG「デザインの時代」なんていわれる今日この頃、どこを見ても、何を手にとってもお洒落にデザインされたものばかり。最近は「アスクル」までデザイナーズアイテムを販売していますからね。(これがなかなか良い)
ところがどっこい、‘北欧デザインなど何処吹く風’という言葉がピッタリのデザイン未開拓地が現在のジャポンに存在しています。いや、これは正しい表現ではありません。開拓されていないどころか強烈なデザインが溢れている。ただそれが「お洒落」という言葉に当てはまらないだけ。
何のことをいっているのかと申しますと、オバサン仕様の婦人服のことでございます。多くの方はすぐにご自身のお母上のことを思い浮かべられたのではないでしょうか。吾輩のオカンも様々なアニマル柄を粋に着こなしています。たまにヒョウ柄 ON ゼブラ柄なんて時もありますから。ヒョウ柄といっても千差万別で、中にはよく見るとヒョウの顔が浮かび上がってくる騙し絵みたいなものもあります。
ヒョウ柄だけでなく、模様といい色合いといいティモシー・リアリーもビックリなサイケ柄の服を着て普通に買い物しているオバサンがいたりするから怖い。
これらの服はお洒落がどうのということは関係なく、ワゴンに積まれている多くの服の中でいかにオバサンの気をひくかということだけに焦点を当ててつくらている。要するにチョウチンあんこうのチョウチンと同じです。
そんなイカす婦人服ですが、これにデザイナーやブランド名が入った途端、作意というものが混入され、本来の輝きを失ってしまう。これは柳宗理がいうところの民芸の魅力に通じるものがあります。婦人服にはどうかいつまでも非デザイナー的な魅力をKEEP ONしてほしいものです。

posted by ichio : 00:28 | | trackback (0) |