『チーム アメリカ☆ワールド ポリス』
阪神 金本アニキの世界記録達成を祝して近所のレンタルビデオ屋さんが150円レンタル キャンペーンをしていたので、ここぞとばかりに『チーム アメリカ☆ワールド ポリス』を借りる。この映画は『サウスパーク』を手がけたトレイ・パーカーとマット・ストーンによるサンダーバードまがいの人形劇で、テロを題材にしてアメリカのオレ様ぶりを皮肉っています。
やっていることは特別目新しくもなく、切り口も案外真っ当だったりするのですが、実際にビジュアルで見せられるとやっぱり笑ってしまう。吾輩は政治テイストの入ったギャグよりもバカ丸出しのしょうもないもギャグに秘孔を突かれる。
ミュージカル俳優である主人公が舞台で歌っているエイズソングや恋人との激しいセックスシーン、ゲロ噴射シーンも好きですが、いちばんのお気に入りは自暴自棄になった主人公がバイクで走るシーンでのBGM。何でここで『パールハーバー』の悪口言わなあかんねん!この辺のセンスはポール・バーホーベンと似ているように思いますが、バーホーベンたいじんは冗談なのか本気なのか分からない微妙なところで寸止めするので手強い。
断じて観ないと損という映画ではないですが、ちょっと最近鬱憤溜まっとんねん!という人は借りてみてもいいんじゃないでしょうか。