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2006年04月26日

今度のセニョールはYMO

060426.jpgセニョール・ココナッツの新作『プレイズYMO』が出たのですぐさまGET!内容はタイトルの通り、ジパングが誇る‘テクノポップ’の神様 YMOのカバー。2ndでクラフトワーク、3rdでデイープ・パープルやマイケル・ジャクソン、シャーデーなどをカバーしてきたセニョールですが、今回はリーサル・ウエポンともいうべきYMOを素材に。
セニョール・ココナッツというのはドイツ出身のアトム・ハートという電子音楽家の別名プロジェクトで、上で挙げたミュージシャンの曲をマンボやチャチャチャなどのラテンミュージックにアレンジしたかなりおバカな音楽を世に送り出しています。
細野さんは90年代に彼と競演したこともあり、セニョール名義の活動に関しても‘次はYMOをカバーしてください’とラヴコールを送っていたので、今回の作品はファンだけでなくYMO当人たちも待ちに待った作品といえるでしょう。それは細野・高橋・坂本の3人がゲスト参加していることからも分かります。(テイ・トウワ、マウス・オン・マーズ、バートン・フリードマンなども参加)
さて、中身の方は期待を裏切ることなくサイコー!みんなが思っていた通り、YMOの曲はラテンに合うあう。カレーにだし入れて、うどんをぶっ込んでも美味いですやん!という感じといえば良いでしょうか。
ただ、あまりにハマり過ぎていて前2作あったインパクトとキッチュ感が薄れてしまっているのも事実。それはもともとYMOがマーティン・デニーの「ファイヤークラッカー」をテクノバージョンで演奏したらどんな感じなのだろう?という発想のもとにスタートしたグループだからなのでしょう。
まぁ兎に角、部屋で1人で聴いても人が集まるところで流しても楽しい気分になること間違いなしなので、是非チェックしてみてください。
アルバムタイトルは邦題の『プレイズYMO』よりも原題の『イエロー・フィーバー』のままの方が良かったのになぁ。

posted by ichio : 01:07 | | trackback (0) |