KITSCH PAPER

HOME BOOK DAIRY MOVIE MUSIC ETC
Oh my Buddha!It is such a wonderful site that it's unbelievable.
2006年05月16日

Simple is Dangerous

060516.jpg日々の生活でパソコンの恩恵を受けながら、コンピューターと聞くだけでジンマ疹で出てきそうになる吾輩。技術の発達よりも使いやすさを追求してほしいと切に祈る昨今、‘付いてこれないヤツは相手にしません’的なメーカーの態度に心底怒りを感じる。以前ゲームソフト制作に関わっていた時にゲームの神様 横井軍平さんのお話をうかがう機会があり、横井さんの「使い古された技術をどうアレンジするかが知恵であり文化なんです」という言葉に五体投地するくらい感動しました。
アレッ?こんなことを言うつもりで書きはじめたんじゃなかった。要は、吾輩は未だにコンピューターという言葉を見聞きすると、そこらじゅうに訳の分からないスイッチや点滅するライトがあり、穴の開いたテープを吐き出すような機械を連想するということです。何か今のシンプルデザインで無機質なコンピューターって、コーヒーすすりながら核爆弾発射ボタンを押すような危険なニオイがするんですよね。上の写真は60年代のコンピューターなんですが、これはもうコーヒーカップを置くことが出来るので危ない。個人用のパソコンは別にして軍が使うスーパーコンピューターは普通の人間を寄せ付けない仰々しさがないとダメでしょ。でないとそのうち誰かが押してはいけないボタンをポチッとイキますから。
さて、そこで『コンピューターズ』というビジュアル本です。これは吾輩が推奨するレトロコンピューターからiMacまで、コンビューターの歴史を写真でナビしてくれる楽しい代物。パストフューチャーな趣向が強いので、そちら方面が好きな方にはオススメです。

posted by ichio : 22:52 | | trackback (0) |