KITSCH PAPER

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2006年06月06日

SUNDAY MORNING

060606.jpgここ数日、初夏らしい天気がつづいて気持ちがいいですね。吾輩は休みの日になると、気分だけでもリッチになろうと、たおやかな音楽をかけて日和ってみたりしています。オサレな雑誌なんかだと、「サンデーモーニングに聴く、この5枚」なんてタイトルで、これまたオサレな人がアルバムを紹介してたりしますよね。吾輩も一度はあんなことをやってみたいと思うのですが、誰一人声をかけてくれないので、ここで勝手にやってしまおうと思います。(こんな吾輩でも情報発信ができるインターネットって、ホンマ凄いですねぇ)
それでは『KITSCH PAPER』による「サンデーモーニングに聴く、とっておきのミュージック」、早速いってみましょう。まず、1枚目はドゥルッティ・コラムの『リターン・オブ・ザ・ドゥルッティ・コラム』。気持ちよい朝を過ごすうえで、このアルバムは欠かせません。チープなリズムマッシィーンに乗せて、ヴィニ・ライリーが淡々とギターを弾いているだけなんですが、これが凄く気持ちいい。ドゥルッティ・コラム〈=ヴィニ・ライリー〉はどのアルバムでもやってることは同じなのに、ひとつも駄作がないという珍しいタイプのミュージシャン。そういえばモリッシーの『ビバ・ヘイト』に参加したこともありましたが、このパートナーシップはわずか1枚で消滅。2人のコラボレーションは微妙な緊張感があって、結構好きだったんですがねぇ。残念です。
次はアート・リンゼイの『曖昧な存在』。DNA、アンビシャス・ラヴァーズで尖った音楽をつくってきたアート・リンゼイがソロ名義になって一変、涼やかなボサノヴァをつくってしまいました。ご自慢のノイズ・ギターはなりを潜めたものの、ところどころにチクッとくる毒みたいなものが感じられるのがいい。それに歌詞もよい。吾輩は基本的に歌詞はどうでもいいタイプで、「踊ろうぜベイべー、オールナイト」なんて歌ってくれても全然OKなんですが、このアルバムの歌詞は素直にステキだなと思います。
さてさて、最後はアズテック・カメラの『ドリームランド』。これも文句なしの傑作。アズテック・カメラというと『ハイ・ランド、ハード・レイン』ばかりが取り上げられますが、吾輩はダントツ『ドリームランド』が好き。まず曲がよく出来ているし、坂本龍一のプロデュースも素晴らしい。イカ臭い生活を送っている吾輩も、このアルバムを聴いている間は自分がさわやか君になったような気がします。アズテック・カメラ(=ロディ・フレイム)と教授のパートナーシップもつづけてほしかったんですけど、今のところこの1作のみ。非常に残念です。
関係ないですが、教授って他人の作品に参加している時の方がいい仕事してません?
まだまだ取り上げたいアルバムはあるのですが、そんなに聴いているとお昼になってしまうので、ここら辺でやめておきます。

posted by ichio : 00:12 | | trackback (0) |