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2006年07月09日

ロード・フォト

060709.jpgここのところ示し合わせたように仕事が重なり(おまけにマックが絶不調)、テンパリ気味。そんな、ささくれ立った気持ちのせいか、対応の悪いマンションの管理人に噛みつく。
このままでは更に性格の悪い人間になりそうなので、気分転換に本屋さんへ。
そこで見つけたのが『Holiday in』(masacova!)という写真集。この本に収められているのは、ロバート・フランクの『アメリカンズ』から連なるアメリカの原風景を撮った作品。この手の写真が大好きな吾輩はすぐに購入。
ページをめくる毎にノスタルジックな想いに耽ったり、旅情にかられたり、気分はすっかりロードムービー。頭の中でU2の「ステイ」が鳴り響く。
masacova!という写真家は『カメラ日和』をはじめ、ガーリーな雑誌などで大活躍ってことなんですけど、そんな枠には収まりきらない魅力を感じます。以前、ヴィム・ヴェンダーズが『かつて…』という素晴らしい写真集を出しましたが、その世界観をもっともっとやわらかくしたような感じといえば近いような、遠いような…。同じような風景をとっているのに、ウィリアム・エグレストンのビザールな世界とは正反対。(吾輩はどちらも大好きですが)
しかもmasacova!は、すべてポラロイドで撮影しているとのこと。やっぱりモノづくりって、道具よりヒトなんですね。
この写真集のおかげで多少おだやかな気分になったものの、今度は仕事をする気力が減退。あぁ、ツーリングに行きたい!10年以上前、ワインレッドなSR-Xに乗っていたのですが、雨の日の朝に‘とまれ’の‘れ’部分でスリップして、そのままクラッシュ。それ以来、バイクには乗っていません。「お客さん、タイヤ代えた方がいいっスよ」と、スタンドに行く度に店員から言われる警告を聞いておくべきだった。
今さらそんなことをいっても仕方ないので、チャリに乗りながら「ステイ」を口ずさんでいたら、思いの外声が大きかったようで、キレイな女性からけったいな目で見られる。嗚呼、快感ッ!

posted by ichio : 23:02 | | trackback (0) |