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2006年08月05日

『ゼニヤッタ・モンダッタ』

060805.jpg最近ずっと、家と仕事場の往復だけで面白いことなんてありゃしない。吾輩のたったひとつの光である娘も帰る頃には爆睡状態。仕方ないのでプリティな寝顔を超至近距離で見つめながらスリスリするのが関の山。
そんな訳で、これといった出来事もないのでポリスについて書きます。
世界には星の数ほどロックバンドが存在していますが(或いはしていましたが)、いちばん好きなロックバンドは?ときかれたら、即座にポリスとこたえます。それはもちろん彼らの音楽が好きだからなんですが、ロックを聴きはじめた最初の頃に出会ったというのも大きいように思う。
ポリスのファンをしている約25年間、好きなアルバムはその時その時変わってきました。今は3作目の『ゼニヤッタ・モンダッタ』がグッとくる。このアルバムは、いろんなジャンルの音楽を取り入れてきた彼らのキャリアの中でも、特に雑食性の高い内容になっています。レゲエはもちろんのこと、スカやダブ、フリージャズのエッセンスも入っている。ついでに超ポップな曲も入れるサービスぶり。
彼らの凄いところは、今ではあり得ないようなスカスカな音なのに、密度の高い音空間をつくり上げているところ。音のない‘間’もひとつの音にしてしまっている。これって簡単そうで難しいことなんじゃないでしょうか。
『ゼニヤッタ・モンダッタ』を出した頃のライヴも凄くって、ギターのアンディ・サマーズなんてお客さんそっちのけでロックとかけ離れた演奏を延々している。この時のワールドツアーってインドやエジプトなど、当時のロックバンドが行かなところまで回ったんですよね。いやいや、いろんな面で面白いバンドです。
それに比べ、今のスティングの何と退屈なこと…。やっぱり横からダメ出しする人がいないと、こうなっちゃうんですね。
それにしてもこのジャケット、いかにもニューウェイブって感じでいいわ。

posted by ichio : 00:24 | | trackback (0) |