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2006年10月17日

オヤ汁ロック

061017.jpg30代も半ばにさしかかり、音楽の好みも随分変わってきたような気がします。大学生の頃はソウルと女性ボーカル物が苦手で、勉強感覚で嫌々聴いていましたが、今ではカルピス原液のような濃口ソウルをまったり聴くのが楽しかったりする。
そして、この先ずっと良さが分からないんだろうなと思っていたオヤジくさいロック(通称:オヤ汁ロック)までもを好きになってきたことには自分でもビックリ。なんてったって最近、我が家のターンテーブルにはボブ・ディランの『モダン・タイムズ』しかのっていませんから。
このアルバム、加齢臭が漂う男にはたまらん味わいがある。夜中にひとり、街の明かりを眺めながら、呑めないウイスキーをオンザロックでちびちび舐めてやろうかと思うくらい良い。
話はそれますが、死ぬまでに一度はお洒落なバーにひとりで行き、「マスター、バーボン。ロックで…」と言ってみたい。居酒屋でバイト君相手に「生中!」「チューハイ、ライム!」と声を張り上げるのは、いい加減飽きました。でも、ひとりでバーに行って、何をすればいいんでしょう?ドラマで見るような苦みばしった表情でじっと座っていることもできないし、間違いなく挙動不審な客になるんだろうな。う〜ん、「ぷよぷよ」か「ブロキシー」がプレイできたら場が保つかもしれない。
さて、ここのところ、ちょっとしたディラン・ブームになっていますが、この機会に聴き込むのもいいかも。吾輩は初期の作品はあえてスルーして、中期〜最近のものをじっくり聴いてみたい。中でも、ダニエル・ラノアがプロデュースした『オー・マーシー』が気になります。

posted by ichio : 01:00 | | trackback (0) |