KITSCH PAPER

HOME BOOK DAIRY MOVIE MUSIC ETC
Oh my Buddha!It is such a wonderful site that it's unbelievable.
2006年12月22日

いい加減、出してください

061222.jpg「出る、出る〜」と言いながら、なかなか出さないのはAV男優だけではありません。ジョニー・マーもその一人。
スミス解散後、UKロック界きっての硬派バンド、ザ・ザに参加しながらバーナード・サムナーとエレクトロニックを組むなど、積極的に活動をしていたのも束の間。いつの間にかフェイドアウトしてしまいました。その後はたまに若手バンドのプロデュースをするくらいの大橋巨泉状態。ザ・ザでの仕事っぷりが良かっただけに残念でなりません。(エレクトロニックって当時はちょっとダサいかもと思ってましたが、今聴くとなかなかいいですね)
そんな彼が重い腰を上げて、03年に発表したソロアルバムが『ブームスラング』。メンバーは、リンゴ・スターの息子ザック・スターキーと、元クーラ・シェンカーのアロンザ・ビブァン。
『ブームスラング』はジョニー・マーらしいUKロックのツボを抑えた秀作で、吾輩も珍しくライヴまで行って盛り上がっていたのですが、ザックはオアシスに参加、アロンザもクーラ・シェンカー再結成と、散り散り状態に。気分一新メンバーを入れ替えて、今年の夏にはセカンドアルバムを出すといわれていたのですが、いっこうにその気配はありません。
この人を見ていると、せっかく才能あるのに何でもっと前に出ていかへんねん!と歯がゆくなってくる。赤レンジャーよりも青レンジャー、ラオウよりもトキというように、フロントマンとして目立つよりもキレる二番手が好きなんでしょうが、もったいな過ぎる!
ジョニー・マーの書く曲やギターって、普通なようで実はヒネリが効いていて耳に残るんですよね。日本盤にボーナストラックとして入っていた「ヒア・イット・カムズ」なんて、吾輩の経絡秘孔押しまくりです。(何でこの曲がボーナストラック扱いになっているのか不思議でなりません)
彼には一刻もはやく溜まりにたまったロック汁をドバッと出してほしいものです。

posted by ichio : 00:10 | | trackback (0) |