アンビエントの接し方
今回は、ずっとピックアップしそびれていた『Jewelt Galaxies / Spirit Shambles』(The Alps)を紹介します。
ジャンル分けするとアンビエントなんですが、ネイティブアメリカンをはじめいろいろな民族音楽のエッセンスが入っていて、かなりオーガニックな感触。そして、最初はさわやかな感じなんですが、だんだんとディープな世界へ入っていくところがこの作品のミソ。
民族音楽を取り入れる手法は昔からいろんなジャンルで行われていますが、好感の持てるものとそうでないものとにハッキリ別れるのは何ででしょう?吾輩はディープ・フォレストみたいな感じの音楽はまったく受けつけません。The Alpsは本作を聴く限り、前者のタイプ。これってやっぱり技術的なことでなく、音に対するアプローチの違いなんでしょうね。
こういうアンビエントミュージックをつくっている人って、どんなことを考えながらつくっているのか興味があります。イメージとしては音楽と同じように、仙人のような佇まいで音と対話している感じなんですが、ホントのところはエロサイト見ながらとか、‘晩、何食べようかなぁ’‘この音、めっちゃカッコええんとちゃうん!’‘背中かゆ〜’とか雑念バリバリでつくってるような気も。いや、そうであってほしい。
posted by ichio : 22:01 | | trackback (0) |