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2007年04月11日

F1はロマン

070411.jpg今回は吾輩のロマンチストな部分をお見せしたいと思います。女性の方は胸キュンにならないようご注意ください。
吾輩は大のF1好きでして、ここ15年すべてのレースを録画して保存しています。そして、たまに押入の奥からテープを引っぱり出してきて独り見直しては、マンセルの豪快な走りに胸躍らせ、プロストのレース巧者ぶりにうなり、セナの神懸かった走りに息をのんでいます。(ここ数年は時間がなく、録画するばかりですが…)
もちろんレースを見たくてビデオの再生ボタンを押すのですが、昔の放送分に限ってはオープニングから見るようにしています。かつての名レーサーや名物チームオーナー、名勝負などを紹介する1分ほどの内容なんですが、これがホントに素晴らしいんです。
このオープニングのナレーション原稿を書いていたのが、高桐唯詩という放送作家。彼の紡ぎ出す言葉はF1の熱狂や混沌、崇高さなどをドラマチックに、そしてちょっとセンチメンタルに表現していて、吾輩の胸を熱くするんです。
せっかくなので、その一部をここで紹介しましょう。

F1-
地上で最も美しく、攻撃的なレーシングマシン
眉秀でしものだ
人に眩きものだ
千分の一秒に命をかけ
戦慄するほど、魂に響くエキゾーストノート
夢かと見まごう鮮やかな色の集団
そこに集まり、走り、走らせ、感動と陶酔に身をゆだねる人間たち
声があり、汗があり、思惑があり、栄光があり
F1グランプリは、また新たな歴史を刻み始めた
その一瞬一瞬を僕らは見逃すはずはないだろう 《1988総集編より》

ブラボー!冗談抜きに涙が出てきます。こんな素晴らしい言葉を書ける高桐さんってロマンチストなんでしょうね。そして、それに感動する吾輩もなかなかロマンチストでしょ。えっ?頼まれもしないのに独りシコシコ他人の文章を書き写していて気色悪いって?!自分でも途中からそんな気がしてきました…。
最後にひと言。 今のF1放送、酷すぎます。

posted by ichio : 22:48 | | trackback (0) |