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2007年05月06日

『思いつき大百科辞典』

070506.jpg最近、欲しいと思う本がない状態がつづいています。いや、欲しい本はいくらでもあるのですが、その時の気分と合わずに見送っている状態といった方がいいかも知れません。取り敢えず買っておいて、気分が向いた時に読めばいいじゃないかと自分でも思うのですが、根がセコいだけになかなかそういう訳にもいきません。(そして大概は絶版になって、‘あの時に買っておけばよかった!’と後悔することになります)
先日も恵文社にCOW BOOKSがやって来るということで、期待感をありったけ膨らませて出かけたのですが、生憎ズバッとレジに差し出したくなる本には巡り会えませんでした、残念。恵文社も今ではすっかりレディース仕様のお店になり、昔の雰囲気や品揃えを知る人間にとっては何とも寂しい。
こんなブックライフを送る吾輩の最近イチバンのお気に入りは、『思いつき大百科辞典』(100%ORANGE)。ガーリー指向の世の中に文句をいいながら、思いっきりガーリーな本です。おまけに買ったのは恵文社。もう自分でも訳分かりません。
この本の内容は、‘あ to ん’(プラス濁音・半濁音)が頭文字の言葉を思いつくままイラストにしたもの。こういう本は他にもたくさんありますが、ピックアップされている言葉が面白いんです。例えば、「わ」が頭文字の言葉の中には「わぴしい」があり、くたびれたオッサンが独りちゃぶ台の前でうなだれている絵が描かれている。数ある言葉の中からなぜ「わぴしい」を選び、それがなぜ独り身のオッサンなのか…。こんな風に何でコレやねん!という思いつきの言葉&イラストが満載で、思わず引き込まれてしまいます。
ところで100%ORANGEって、男女2人のユニットだったんですね。まったく知りませんでした。絵はどうやって描き分けしてるんでしょう。初期 藤子不二雄タイプなんでしょうか、それとも後期 藤子不二雄タイプなんでしょうか?ちょっと知りたいです。

posted by ichio : 13:49 | | trackback (0) |