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2007年06月02日

サム・ライミといえば「死霊のはらわた」

070602.jpg『スパイダーマン3』評判いいようですねぇ。吾輩はまだ観ていませんが、前2作の出来からして面白そう。
でも吾輩世代でサム・ライミといえば、やっぱり『死霊のはらわた』。はじめてこの作品を観た時はホント、衝撃的でした。
今でこそ「おもしろ怖い」ホラーなんて言えますが、当時は単純に怖かった。その頃のレンタルビデオの料金は1500円近くもしたので、友達とお金を出し合って観て、みんなで情けない悲鳴を上げてました。ただ、怖がりながらもホラーというジャンルに収まりきらない得体の知れないパワーを感じたのも確か。
サム・ライミはこの作品にかなりの愛着を持っているようで、こつこつシリーズ化させていく。パート2では1作目の内容をデフォルメしたバカムービーに仕立て直し、恐怖と笑いが紙一重であること証明する。(同時期、トビー・フーパーも『悪魔のいけにえ』で同じことをしているのが興味深い)
そしてシリーズ3作目となるのが、『キャプテン・スーパーマーケット』。これ、サイコーです。
主人公のアッシュは中世にタイムスリップしてしまい(何でやねん!)、アーサー王の軍団率いて死霊たちと死闘を繰り広げる。自分の分身と殴り合ったり、死霊のボスとチャンバラしたり、何の映画を観ているのか分からなくなります。しかもアッシュというのがホラー映画史上ダントツのアホさ加減を発揮し、笑い(バカ)も突き抜けると感動を呼ぶことを教えてくれます。
登場人物が交通事故や病気で死ぬだけの映画を‘泣ける映画’‘感動する映画’なんて言う人は、目を大きく見開いて「キャプスパ」を観るべし!

posted by ichio : 01:31 | | trackback (0) |