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2007年07月07日

タキヤン ツイスト

070706.jpg映画『ゾディアック』に惚れ込み、さっそく原作本に挑んだものの、なかなかはかどらない。最近悩まされている偏頭痛のせいか、はたまた出来の悪い知能指数のせいか。(小学生の時に受けたテストは、間違いなく悲惨な結果だったと思われます)
そんな時、ひょいと本屋をのぞいたら、タキヤンこと滝本誠の新作『コーヒーブレイク、デイヴィッド・リンチをいかが』を発見。タキヤンっていったら、ついこの前『渋く、薄汚れ。ノワール・ジャンルの快楽』を出したばかりじゃなかったっけ。『渋く〜』は吾輩の興味領域から微妙にずれていたのでスルーしたが、今回はデヴィッド・リンチがテーマだけにじっとしていられない。
まずはいつものように‘あとがき’から読みはじめる。(ややこしそうな本を読む時は、これに限る)
すると、今回の『コーヒーブレイク〜』がわずか2カ月半で書き上げられたことがカミングアウトされている。文字数にして約12万字。これはなかなかの卍地獄。(でもこの数字、日割りしたら1600文字。つまり原稿用紙4枚。質はともかく量的には吾輩もこれに近い量を書いているような…)
ハイ状態で書いていらっしゃるせいか、いつもに増してツイストした内容で、ついていくのがツラいッス。でも、いい歳してはしゃぐオッサンの姿が微笑ましく、何だかこっちまでパッピーな気分になってくる。これはデヴィッド・リンチへの愛にあふれた奇形のラブリー本です。

posted by ichio : 12:28 | | trackback (0) |