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2007年08月01日

ジョーンズ・ジョーンズ リターンズ

070801.jpgいつの間にか色モノ バンドから伝説のバンドに出世したステアーズのリーダーだったエドガー・ジョーンズ・ジョーンズが、『スージング・ミュージック・フォー・ストレイ・キャッツ』に続く2ndアルバム『ゲッティン・ア・リトル・ヘルプ…フロム・ザ・ジョーンゼズ』をドロップ。今やステアーズのアルバムはコレクターズアイテムとして崇められ、すごい値段で取引されているのだとか。発売当時彼らのことが気になって買おうとしたのですが、音楽雑誌の酷評ぶりに腰が引け、スルーしてしまいました。やっぱり、自分の勘を信じないといけませんね。
さて、今回の『ゲッティン・ア・リトル〜』でも前作同様 ロック、R&B、ジャズ、スカなどを独自のセンスでフェイクしたゴッタ煮サウンドを展開。バックの演奏は前作よりもタイトになり、洗練されています。が、ジョーンズ・ジョーンズのボーカルがオーバーヒート気味で、ちょっと微妙なゾーンに入って来ました。例えるなら、トム・ウェイツがダミ声を必要以上に強調していた『スモール・チェンジ』の頃に似ています。ただジョーンズ・ジョーンズの場合はボーカルスタイルの模索というよりも、ただ単にふさげているだけという感じ。
彼のライヴに行った人の話によると、ライブ中も酒をあおり、へべれけボーカルで‘やさぐれ男’を気取っていたらバンドメンバーに思いっきり睨まれ、素に戻って一生懸命歌い出したという、なかなかお茶目なキャラのようです。
おんなじような感じで‘調子乗りすぎてるんとちゃいますか?’と思う瞬間がところどころあるのですが、まぁイカす音楽なのでまずはOKでしょう。
これから軌道修正するのか、トム・ウェイツのように突き抜けてオンリーワンのスタイルを確立するか、ジョーンズ・ジョーンズの今後に注目です。

posted by ichio : 00:38 | | trackback (0) |