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2007年08月18日

レトロフューチャーなソ連

070818.jpg『Pen』の特集「宇宙へ。」号、おもしろかったです。子どもの頃のように‘宇宙ってすごいなぁ’‘宇宙ってどないなってんの?’と、ワクワクしました。

ところで、宇宙に関しては皆さん独自の説をお持ちだと思いますが、吾輩は「巨人〜顕微鏡説」をとなえています。これは、全宇宙は巨人が使っている顕微鏡のプレパラートだというものです。スライドガラスの上にカバーガラスを乗せた瞬間、間にある宇宙がブチュ〜と押し広げられる、この状態がビッグバーン。
ビッグバーンにより宇宙が誕生して200億年もの時間が流れたとされていますが、巨人にしてみればそれは1秒にも満たない瞬間というわけです。この説、かなりの確率で当たってると思うんですけど、どないでしょ?
〈体の大きさと体感時間に関しては『ゾウの時間 ネズミの時間』(本川達雄)、宇宙の入門書ではアポロ計画に深く携わった学者ロバート・ジャストロウが書いた『壮大なる宇宙の誕生』『太陽が死ぬ日まで』という本がすごくおもしろいので、機会があれば読んでみてください〉

さて、話は『Pen』に戻りまして、この特集はソ連の宇宙開発を大きく取り上げているところがとってもナイス。いいですね、ソ連という響き。ロシアというと、オシャレ感が出てどうもいけない。やっぱり、ソ連です。
で、おもしろいのは、宇宙開発といえば人類の叡知を結集した最新技術が駆使されているはずなのに、これがどこからどう見てもアナログ感漂うレトロフューチャーな世界なんです。映画『未来世紀ブラジル』も真っ青というカッ飛び具合。そういえば、初めて有人飛行に成功したロケットに搭載されていたコンピューターって、初代ファミコンより性能低かったんですよね。これで本当に宇宙に行っちゃうんだからすごい。気合いでしょ、これ。
ちょっとソ連のファンになりそうです。

posted by ichio : 23:15 | | trackback (0) |