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2007年08月30日

復活!マット・ディロン

070830.jpgマット・ディロンがチャールズ・ブコウスキーの『勝手に生きろ!』を映画化した『酔いどれ詩人になるまえに』で久々にハマり役をものにして話題になっています。
思えばこの人も‘山あり谷あり’のキャリアですね。YAスターが総出演したフランシス・コッポラの『アウトサイダー』で一躍人気者になり、間髪入れずに同じくコッポラの異色作『ランブルフイッシュ』の主役に抜擢されて‘ジェームズ・ディーンの再来’と言われるくらい注目されていました。当時は今をときめくトム・クルーズよりも輝いていたのですが、だんだんC調な80年代の映画にフィットしなくなり地味な存在に。
『ドラッグストア・カウボーイ』でようやく彼の時代が来た!と思ったものの、いまいちパッとせず。どういうわけか、『イン&アウト』や『メリーに首ったけ』といったコメディでいい味を出したりするから困ったものです。この他にも『ワイルド・シングス』なんていう品のかけらもない作品にも出演してました。(でもこれ、主演は彼とケビン・ベーコンという、かなりの面子なんですよね。いや、この作品の主役はデニス・リチャーズのオッパイでした)
そんなズブズブな80年代後半〜90年代を送っていたマット・ディロンですが、プライベートではアウトローなニューヨーカーを貫いていたので、輝きを失っていくその他多くの俳優とは違う印象を持っていました。
で、21世紀に入り遂にブコウスキーの映画に出会っちゃたんだから嬉しい。彼はこれから10年、いい仕事しまっせ。
ちなみに吾輩はまだ『酔いどれ詩人にまるまえに』は観ていません。

posted by ichio : 01:08 | | trackback (0) |