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2008年02月11日

ポリス ライヴ!

080211.jpg25年来の夢がついにかないました。まさか、この3人が揃ってプレイするところを観られるとは。もうそれだけで涙が出そうでした。近頃の関西は例年にない寒さで、50代半ば(アンディ・サマーズに至っては65歳!)に差し掛かったメンバーがお風邪をひかれないかと心配でなりませんでしたが、無事ステージに登場してくれました。実際に以前スティングのライヴが風邪のためキャンセルになった経験のある吾輩の心配の度合いはお察しいただけるかと思います。
吾輩とメンバーの距離は約40m。ダッシュすれば7、8秒でたどり着ける。大衆演劇ファンのオバサンのようにお札の首飾りをかけに行きたい衝動を抑え、長年の想いを拳に込めて突き上げる。
そして、いよいよ演奏がはじまる。スティングが歌い、ベースを弾く。アンディ・サマーズのギターが曲に輪郭を与え、スチューワート・コープランドのドラムがグイグイとサウンドを引っ張る。だだ広いドームで3人の男がただ演奏するだけ。派手な演出もいっさいナシ。それがこんなに素晴らしいとは。
とにかく3人とも抜群にうまい。何度も‘どこまで上がっていくねん?!’という高揚感がやって来て、失禁&脱糞しそうになりました。‘ポリスの魅力はライヴにあり’といわれる理由を思い知らされました。
再結成発表の直後に行われた小箱でのライヴ映像を見た時、スチューワート・コープランドのスネアの叩き方がスナップを利かせた独特のフォームではなくなっていて、あのスコーンと抜ける音が出ていないので複雑な気持ちだったのですが、この日の彼のプレイを見たらしっかり往年のフォームに戻っていました。今回初めて彼の生ドラムを体感したのですが、想像以上に凄かった。最高です。
もち、アンディ・サマーズも良かった。バッキングはもちろんのこと、ソロパートもキマってました。とても65歳とは思えない。バリバリの現役です。(ただしほとんど動かず、その場で黙々と弾いていらっしゃいました)個人的には、この日の主役は彼だったように思います。
スティングのボーカルはハイトーンでつらそうなところもありましたが、あれだけ歌えればノープロブレム。
今回のライヴを観て改めて感じたことは、メンバー3人が揃ってはじめてポリスサウンドができるということ。スティングがソロライヴでどれだけ優れたセッションミュージシャンをかき集めても、あのサウンドは絶対に出せない。バンドとしてのマジックは今でも消えていませんでした。いやぁ、ファンでいて本当に良かった…。

posted by ichio : 11:37 | | trackback (0) |