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2008年03月30日

ルーツ・ミュージック

080330.jpgここ数年、まったりしたアダルトな音楽やアンビエントばかり聴いていたのですが、どうも心身共にチカラがわいてこないことに最近気づきました。
これではいかん!ということで、我がルーツ・ミュージックというべきパンク〜ニューウェイヴの円盤に針を落とす。
う〜ん、やっぱりいいですね。身体も心も熱くなってきます!
今回吾輩をチューンナップしてくれたアルバムは次の通り。

◎『メタル・ボックス』(PiL)
ジョニー・ロットン改めジョン・ライドンとなって結成したPiLの傑作セカンド。中学か高校の時、レンタルレコード屋でアルミ缶に入ったいかついルックスを見て釘づけに。当時は何やワケの分からん音楽で、そんなゲテモノを聴いている自分が怖くなりしましたが、今ではフェイバリットのひとつです。
ドラムが少々パタパタもたつくのがキズですが、エキセントリックなキース・レヴィンのギターと地を這うようなジャー・ウーブルの重低音ベースにジョン・ライドンのヴォーカルが絡みつくサウンドはまさに唯一無二。
聴いているうちに頭のネジが飛んでしまい、気がついたら誰もいない部屋でタコ踊りをしていました。

◎『サンディニスタ』(クラッシュ)
クラッシュは男の心を熱くします。このアルバムにはダブ〜レゲエ色の強い曲やかなりポップな曲もあるんですが、不思議と男臭いんですよね。それはジョー・ストラマーの声に拠るところが大きいような気がします。彼の声には彼自身の生き様といいますか、男の負けの美学が滲んでいる。(クラッシュはパンクバンドとして最も成功したバンドなんですが)
吾輩も拳を突き上げているうちに、どうしてだか涙が出てきました。改めていっておきますが、これは自宅の部屋でのことです。

◎ 『ハウ・マッチ・ロンガー』(ポップ・グループ)
これも頭のネジがはずれる系です。メタル・ボックスの時と同じようにタオルをくわえてタコ踊りしていたらチャイムが鳴り一時中断。‘どなだです?’といくら訊いても返事がないので再びタコ踊り会場に戻ろうとしたら、‘○×新聞です’という声が。思わず‘バカヤロー、最初からそう名乗らんかい!’といいそうになる。いい感じに攻撃性も出てきました。

◎『セッティング・サンズ』(ジャム)
締めはジャムの4作目『セッティング・サンズ』。ファンによって意見は分かれるところですが、吾輩は本作か『ギフト』がベスト。勢いまかせの初期に比べポール・ウェラーのソングライティングが格段にスキルアップしていて燃えます。特に1曲目から4曲目までのたたみかけは圧巻。
この人の書くメロディと声は吾輩のツボど真ん中。完全にヒートアップして、頭ブンブン振ってエアギターしまくり。もう一度いいますが、これは自宅の部屋でのことです。

posted by ichio : 22:12 | | trackback (0) |