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2008年04月22日

中2病のすすめ

0804224.jpgいよいよ引っ越しが近づき、荷造りも本格化。
いろいろなアイテムをダンボール箱に詰めていくワケですが、いちばん厄介なのが本。とにかく重い。
引っ越し屋さんから渡されたガイドブックに「あなたが持てない物はスタッフも持てません」と、こっちの人間性に訴えるいやらしいコピーが書いてあるため、小サイズの箱でも7割程度しか入れられず、箱の量がドンドン増える現象が起こっています。さらに心やさしい吾輩はいちいち‘これくらいだったらスタッフさんの腰に負担をかけないかなぁ’‘いや、吾輩とちがって屈強な肉体をお持ちだろうから、もうちょっと詰めさせてもらおうか…’とバレないようにコソッと入れたりみたり、日々ガラスの神経をすり減らせています。

さて、荷造りをスムーズに進めるコツは容赦なく要るものと要らないものを判別することですが、実際はなかなか簡単にいきません。
本を手に取るたびに‘こんなの買ってたなぁ’‘アレッ、これ どんなストーリーやったっけ?’と、ペラペラめくってしまう始末。そんな中で気づいたのが、学生の頃に買った本は小難しいものや尖ったものが多いこと。トマス・ピンチョンやドナルド・バーセルミなどのポストモダンな小説やビートニク関連の本など、今ではチンプンカンプンどころか読む気さえ起こらないものばかり。ブルース・リーは「考えるな、感じろ」と仰いましたが、感じるとっかかりすらつかめましぇん!
まぁ学生の頃もチンプンカンプンだったんでしょうけど、「ちがいの分かる男になりたい」という思春期特有の熱があったように思います。
一部のネットではこういう症状を「中2病」というそうですが、吾輩の場合は少し遅れて高校生〜大学生の頃にかかってました。ちなみに中学の頃は、意味もなくイキリたがるサングラス病にかかってました。(修学旅行の写真を見ると、真っ暗な中で行われているキャンプファイヤーで黒々としたサングラスをかけている吾輩の勇姿が写っています)
そんな中2病の頃に比べると少しは自分なりのスタンスで本を選べるようになったように思いますが、もう1回くらいこういう病にかかってみたい気もします。

posted by ichio : 01:29 | | trackback (0) |