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2008年07月22日

ライ・クーダーはサイコーだー!

080722.jpg天才ギタリストにして、ルーツミュージック番長でもあるライ・クーダーが新作『アイ, フラットヘッド』をドロップ。
これは『チャベス・ラヴィーン』『マイ・ネーム・イズ・バディ』に続くカリフォルニア3部作の完結編にあたり、同時にライ・クーダー自身が書いた同名小説に登場するミュージシャンの作品集になっているらしい。
まぁそんなコンセプトはどうでもよくて、ライ・クーダーの新作に触れられることが何より肝心。
80年〜90年代はほとんどアルバムを出さなかったのに、21世紀に入ってから既に4枚のアルバムを発表。しかもすべて傑作! この怒濤の快進撃はなんなんでしょうか。日本が誇る音楽王、細野晴臣さんも感心してはります。
今回の『アイ, フラットヘッド』も期待通り、サイコーです。 『チャベス・ラヴィーン』や『マンボ・シヌエンド』をよりポップにした、まさに21世紀型ライ・クーダーの最新バージョンという感じ。

彼の音楽の魅力は、今作のジャケットのように一見古くさいのに実はとってもモダンなところ。「レトロ・フューチャー」なんて言葉がありますが、彼の場合はもっと奥行きと広がりが感じられる内容になっているところが凄い。専門的なことは分かりませんがアレンジひとつとっても、色んなアイデアやセンスがつまっていて、単なるルーツミュージックとは違う仕上がりになっているんですよねぇ。
そして音が抜群にいい。彼の音へのこだわりは相当なようで、ライブをやらなくなったのは自分の頭の中で鳴っている音がライブでは表現できないからとのこと。
そんなこといわずに是非とも来日公演してほしいものです。

posted by ichio : 23:36 | | trackback (0) |