KITSCH PAPER

HOME BOOK DAIRY MOVIE MUSIC ETC
Oh my Buddha!It is such a wonderful site that it's unbelievable.
2008年08月04日

毛の悩み

080804.jpg最近目につくのが「カツラSOS」の広告。先日掲載されていた新聞広告にも‘頭が蒸れて家族からクサいと言われる’‘段差ができてすぐバレる’‘使わなくなったカツラが家に山積み’といったカツラユーザーの嘆きが切々と書かれておりました。
そんなつらい思いをするならカツラなんかせんでもいいやんと思うのですが…。
大体、禿げている人を見ても最初の1、2回視線が頭部に集中するだけで後はそんなこと気にしないでしょ。それがカツラをつけられた途端 脳に「カツラ」という文字が刻み込まれ、未来永劫「あぁ、カツラの人ね」という印象になってしまう。そしてカツラを装着している人はそういった他人の視線に敏感になっているため、さらなるカツラクライシスに陥るという悪循環が起こってしまう。困ったものです。
禿げた自分の姿に納得がいかない人は別にして、禿げ隠しのためにカツラをつける度胸があるならいっそのこと禿げちらかしたままにしておけばいいのに。

毛で悩んでいる人は何も禿げている人だけではありません。吾輩自身も抜け毛で悩んでいる一人です。
といいますのも我が家の床はフローリングでして、やたら床に落ちた毛が目立つのです。いくら掃除機やクイックルワイパーできれいにしても絶対どこかに落ちている。‘おっと、こんなところにもあった’‘ややっ、あなたところにもあるではないか’と、最初はマツタケ狩り感覚で楽しく採取しているのですが、やっとこさ終わったと安堵の息をつき、掃除の成果を確認しようと振り返ると さっききれいにしたはずのエリアにもう毛が落ちていて、‘やっとれんわ!’とさじを投げることになってしまいます。
しかも落ちている毛が直毛だけならまだ許せるのですが、太くて縮れている毛が結構な割合で混じっているのです。これはどう見てもカッコが悪い。なので客人がお越しになる時などはインターホンが鳴る直前まで縮れ毛狩りをすることになります。
だって、お客さんが何気なく手をついて ふと手のひらを見たとき、黒々とした陰毛がついていたらどちらも気まずい状況になるでしょ。
さらに伴侶がいる家の場合は招いた者・招かれた者のお互いに‘どっちの毛?’という疑念が交錯して、さらにややこしい心理状況になってしまいます。
この気まずい状況をつくりだす原因は何といってもあのルックスですが、「陰毛」というネーミングも少なからず影響しているはず。ルックスはどうしようもないので、せめて名前だけでも陰毛から「インサイドヘアー(IH)」とかに変えてみたら、世の中から妙な気まずさを排除することができるのではないでしょうか。

posted by ichio : 22:55 | | trackback (0) |