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2008年08月10日

ヤンでリハビリ

080810.jpg‘暑い’というか‘熱い’といった方がいいくらいの猛暑がつづいています。
京都の夏は昔から蒸し暑いのがお約束ですが、ここ最近の生命維持に関わる暑さはその範疇を超えています。
暑さから逃れるために涼しいところへ旅行に行きたいところですが、お盆も普通に仕事。しかたないので最近はヤン富田の『MUSIC FOR ASTRO AGE』を聴いて体内温度を下げています。
このアルバムが出た時は音遊び的な編集がうるさくて余り好きではなかったのですが、今は心地よく聴くことができる。何かちょっと気の合う友だちの家に遊びに行って、勝手にレコード棚からレコードを取り出して何やかんやとお喋りをしている感覚になるんです。
このアルバムに収録されている音楽はどれも涼しげで気持ちいいんですが、吾輩の中ではアンビエントとはちょっと違う。ちなみに吾輩の個人的なアンビエントの定義は「イメージの世界に連れていってくれる音楽」。『MUSIC FOR ASTRO AGE』の音は現実の世界とつながっていて、ほのかな緊張感があるんです。
さっき‘ちょっと気の合う友だち’と書いたのはこの緊張感のせいです。フィーリングは合うけど学生時代の友だちとは違う微妙な距離感だと夜遅くなって眠くなってきても一応は我慢しますが、気をつかわない友だちの家だと遠慮なしに寝ちゃいますからね。つい先日も大学時代の友だちが職場の人たちとの飲み会に誘ってくれたんですが、終電を逃したことが判明すると急に眠くなってきてしまい、友だちがいることをいいことにほとんど初対面の人たち(しかも全員女性!)の前で一人グーグー寝てしまいました。おまけに途中から酔いがまわって気分が悪くなり、トイレでゲロンパ。
人間、緊張感をなくすとヤバいです。しばらくは俗世から離れたアンビエントではなく、『MUSIC FOR ASTRO AGE』でリハビリしたいと思います。

posted by ichio : 23:49 | | trackback (0) |