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2008年08月29日

憧れの男

080829.jpgこの夏はJ・Jこと植草甚一の『J・J氏の男子専科』という本をカバンに忍ばせて、時間があればチョイチョイ拾い読みしていました。
吾輩にとって植草さんは憧れの存在。
男には年齢に関わらず、いつも‘憧れの男’がいるもので、それは入れ替わり立ち替わり変わる場合や、ずっと指定席に座り続けている場合などさまざま。
吾輩の‘憧れVIP席’にながく座っていらっしゃる方は3人。最初に座られたのはブルース・リー。小学生の時です。そして中学生の時にポール・ウェラー、大学生の時に植草甚一が加わりました。
雑誌「太陽」の特集ではじめて植草さんを知ったとき、そのゴーイング・マイ・ウェイなライフスタイルに目からウコロが落ちました。
豊富な知識、センスの良さ、そして人生の楽しみ方。もうすべてがお手本。あんな風に生きられたらなと思いました。
でも、彼のようにミステリー映画や小説を見て、モダンジャズを聴き、ガンガン買い物をしたところで植草さんに近づいたことにはならないし、自分自身おもしろくない。要は自分の好きなことにこだわる姿勢を持ち続けることがキモなんですよね。
これは‘自由な生き方’とはちょっと違う。植草さんと吾輩では雲と道ばたに落ちている犬のウンコほどの差はありますが、吾輩も自分なりに好きなものにこだわって生きてきたつもりで、これはこれで結構孤独で肩身のせまい思いもしなければなりません。
これはある意味‘vs WORLD’です。できればこのパワーを死ぬまで持っていたい。

posted by ichio : 01:06 | | trackback (0) |