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2008年09月07日

ヴァーヴ 再生

080907.jpg今年のサマソニで初来日を果たし、圧倒的なパフォーマンスを披露したと評判のザ・ヴァーヴ。(ポール・ウェラーとヴァーヴが来ていたのに何で行かなかったのか、自分自身でも不思議でなりません)
2度目の再結成(最近はリユニオンっていうらしいですね。…再結成でええんとちゃうん!)によってつくられた『フォース』がいよいよ発表されました。
吾輩の感想は‘やっぱりヴァーヴはすごい!’のひと言。リチャード・アシュクロフトのソロ作品とも、世界中で売れまくった前作『アーバン・ヒムズ』とも違う サイケでグルヴィーなヴァーヴにしか出せない音をブチかましてくれました。
かといって初期の『ア・ストーム・イン・ヘブン』や『ノーザン・ソウル』とも違い、そこはかと叙情感もあったりするところが素晴らしい。これはリチャードのソングライティング力のアップとニックのギタープレイの引き出しが飛躍的に増えたためでしょう。
ここ数年いろいろなバンドがリユニオン…再結成していますが、その多くがお金儲けが目的だったり懐メロ化していたりしてガッカリさせられますが、ヴァーヴの場合は現役感覚を失っていないし、こうして新作までつくるという、本当に意味のあるリユ…再結成だと思います。
こうして考えると、再結成ってホントにむずかしい。その点セックス・ビストルズはどんな醜態をさらしても、すべて逆説的に解釈できてしまうからオイシイですよね。
話はもどりまして、『フォース』は『アーバン・ヒムズ』に比べて売上は落ちるでしょうし、内容的にも傑作とまではいえないものです。でも、このアルバムにはヴァーヴの途方もないポテンシャルが刻み込まれています。次、間違いなくとんでもないアルバムをつくりますよ。またまた仲違いをしなければの話ですが。
最後にリチャードのサングラス、いつも上にあがり過ぎているような気がするんですけど。

posted by ichio : 22:50 | | trackback (0) |