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2008年11月01日

アホって気持ちいい!

081101.jpgこのところ自分の頭のキャパシティを超えた かしこ風味な本を読んでいたせいで、完全に脳ミソが固まる。読んでる最中からあまり意味が分からず、自分のIQの低さを思い知らされそうになるのを‘翻訳がヘタ’‘原文がまずい’‘著者がバカ’と、言い訳をつくって必死に回避しました。
誰に対してなのか分からない‘かしこく思われたい熱’が下がってきた時に見つけたのが、『アホアホ本エクスポ』(中嶋大介)というアホ本。デザイナーである著者が趣味でコツコツ集めてきた‘表紙が変’‘タイトルがトンマ’‘内容がズレてる’さまざまなアホな本が紹介されています。
おもしろいです。まず、中嶋氏のアホアホ本をセレクトするセンスが良い。そして、セレクトした本についてるコメントも吾輩のツボをついてくる。
紹介されている本の中で特に気に入っているのは、『和牛の飼い方』と『投網入門』。どちらもかなりハードルが高いことだと思うのですが、パイでも作るような軽いノリのタイトルがつけられています。
それにしても『和牛の飼い方』はひどい。本をパラパラめくっただけで牛を飼っちゃダメでしょ!
『投網入門』も、これから投網をはじめたいと考えているごくごく少数の人に書かれた本なのかと思いきや、「投げない人は、投げるようになってほしい」と、新規ファン獲得をねらっているらしい。
本って社会的信用度が高いイメージがありますが、実はいちばんブッ飛んでいるメディアなのかも知れません。真剣ゆえに生まれるアホなおかしみ、クセになりそうです。

今、恵文社さんで著者とのコラボ企画「AHO AHO EXPO MARKET」が開催されています。ちなみに吾輩は、今はなき小柳ルミ子&大澄賢也夫婦が踊り狂いながら料理をつくるダンス・クックBOOK『ルミ子&賢也の愛の料理』と、ニッポンのサラリーマンが使う‘俺のコレが、アレで、もうコレよ’的なゼスチャーを解説した外国人用ガイド本『70 JAPANESE GESTURES』を購入してしまいました。
何か無性にうれしいです。

posted by ichio : 22:24 | | trackback (0) |