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2008年11月27日

ロックバンドの美しい在り方

081126.jpg最近、フェイバリットバンドのライヴDVDを2本ゲット。ひとつは、スタイル・カウンシルが『カフェ・ブリュ』を発表した直後に行った日本でのライヴを収めた『Far East & Far Out』。もうひとつはポリス再結成ライヴ『サーティファイアブル』。
熱烈なファンだからということもありますが、どっちもサイコーです!スタカンはとにかくポール・ウェラーがカッコいい!ポロシャツにスリムパンツ&ローファー、とどめにサマーセーターを腰にまくという石田純一真っ青の80'sファッションに身を包み、名曲の数々をプレイ。最近のお腹ポッテリ気味なお姿を見て複雑な気持ちになった吾輩は、ソリッドな当時のアニキを見てまたまた複雑な心境に。むかしスタカンは演奏がヘタだとコキおろされていた記憶がありますが、改めてじっくり見ると上手くはないですが案外イケてます。でも、DVDのパッケージはもうちょっとどうにかならなかったんですかねぇ。しかもミック・タルボットしか写ってないて!

ポリスの『サーティファイアブル』は圧倒的な完成度。アンディ・サマーズのルックスは時の流れを感じさせますが、プレイはまったく衰えを感じさせません。嗚呼、京セラドームでのライヴの感動がよみがえる。冗談ぬきでDVDを観ている間、何回も頬を熱いものが流れました。3人の緊張感あふれる関係も昔のままで、デラックス盤についているドキュメントでは未だにスティングとスチュワート・コープランドがやり合っている姿が拝めます。今のスティングに‘お前にはオレの叩き出すビートが難しすぎたか?’なんて言い方ができるのはこの人しかおらんでしょ。でも3人はそんなやりとりを楽しんでいるようで、楽器を持っていない時はやたらニタニタしている。これが大人の余裕ってやつでしょうか。

自分の持っているスキルを出しきってパフォーマンスをするスタカンと、ありあまるテクニックを抑えてバンドサウンドをつくり出すポリス。アプローチは真逆ですが、どっちもロックバンドとして美しい。

posted by ichio : 01:03 | | trackback (0) |