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2008年12月03日

イカすお坊さん

081203.jpg小さい頃よく‘将来、何になりたい?’と訊かれたものですが、今なら迷わず‘ヤル気のない開き直ったお坊さん’と答えます。
仕事のことで頭を悩ましながら街を歩いていたり電車に乗っていたりすると、すっごく楽しそうに談笑しているお坊さんグループに出くわすのは偶然ではなく、やっぱりそういうお坊さんが多いからなんでしょう。
巨人の二岡選手が山本モナとのイチャイチャシーンをスクープされた時、反省して坊主頭にしましたが、微妙にオシャレ坊主のテイストが入っていて余計に納得のいかない気持ちになった人は多いはず。でもこれは、お坊さんに対するイメージがユルくなっているあらわれなのかもしれません。

そんな吾輩のお坊さんイメージを正してくれそうなのが、23スキドゥの『アーバン・ガムラン』というアルバム。
ジャケット、カッコよ過ぎです!ジャケットのインパクトでバンド名は以前から知っていたのですが、アナログ盤はどれも高い値段がついているため聴いたことはありませんでした。
しかし、このたび‘奇跡のCD化!’(店員さんコメント)。聴く前に裏ジャケを見ると、カンフー着を身につけて蹴りを入れている男の写真が。もうこのセンスだけで合格です。にも関わらず、音までサイコーなので参ってしまいました。
ガムランなどの民族音楽やダブをニューウェイブ・バンド独特のセンスで料理した感じで、個人的には同じ畑のポップ・グループやディス・ヒートよりもこっちの方が断然好き。
実験音楽のフィールドだとデヴィッド・シェイ、テクノ〜エレクトロニカだとルーク・ヴィバートのプラグなんかに通じるものを感じるのですが、つくったのはこっちの方がずっと前。すごいトンガリようです。
やっぱり坊主は頭を丸めるほどソリッドになってもらわなければ。別に23スキドゥのメンバーはお坊さんではありませんが、そう思います。

posted by ichio : 00:58 | | trackback (0) |