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2009年02月28日

和ジャズへの道

090228.jpg吾輩は、イカすレコードジャケットを楽しむ「Jacket Watch」のメンバーとして、カッコいいジャケットやおバカなジャケットを見つけるため、日々いろいろなサイトやレコ屋を巡回したりガイドブックを物色しています。
そしてつい最近、金山の鉱脈といいますか、開けてはいけないパンドラの箱を発見してしまいました。
それは昭和の和ジャズです。吾輩の中では「ニッポン」と「ジャズ」という組み合わせが、何となくお箸でハンバーガーを食べるような感じに思えてまったくノンタッチでした。それがひょんなことで検索に引っかかってきて、ビビ〜ンと電流が走ったワケです。
ここでピックアップしたジャケでも分かるように、オシャレなのか、カッコいいのか、クールなのか、粋なのか正直判断がつきません。ただ、ブルーノートなどのジャケットを参考にしようとしたものの日本の土着センスがそれに勝ったことで独自の世界が生まれていることは間違いありません。(あと、白木さんが金本アニキに似過ぎなことも間違いありません)
この世界観は観光地でよく見かける‘ヘンテコさ’に似ているんじゃないでしょうか。‘ザ・観光地’の町なみや土産物って、日本情緒あふれる素材を売り込むために西洋から伝来したポップな感覚でアピールしようとしたところ、日本の土着センスと化学反応を起こして‘カワイイ’‘ファンシー’というカタチに変形し、結果どう考えても素材の魅力をブチ壊すものになってしまっている。
和ジャズのジャケットにもそんな危うい配合が見て取れます。こんなステキなものをビジュアルだけ見て満足するか、音にまで進出するかで吾輩の懐具合は大きく変わってきます。あぁ、知らなければよかった…。

posted by ichio : 21:36 | | trackback (0) |