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2009年05月08日

『ミルク』

090508.jpgこんなキュートなショーン・ペンの笑顔を見たのって、『初体験 リッジモント・ハイ』以来です。(けどやっぱりどこか、ろくでなしオーラが漂っている)
彼が主演する、ゲイであることをカミングアウトしてアメリカではじめて公職に就いたハーヴェイ・ミルクの伝記映画『ミルク』を観てきました。
伝記モノって賞ねらいの作品が多くて、いかにもな大河ドラマ志向やお涙頂戴的な内容になりがちなんですが、『ミルク』はショーン・ペンの笑顔にあらわれている通りすごくキュートな作品に仕上がっています。
監督はガス・ヴァン・サント。ゲイである彼のナチュラルな視点が風通しの良い作風にしたことは間違いないでしょうし、『ジェリー』『エレファント』『ラストデイズ』を通過したうえでこの作品に取りかかったことも成功の大きな要因になっているように思います。『グッド・ウィル・ハンティング』『小説家を見つけたら』の流れで撮っていたら、今作の清々しさは出なかったんじゃないでしょうか。(こうして彼のキャリアを振り返ると、『サイコ』リメイク版の謎がますます深まります)

話はそれますが、劇場の次回作宣伝で流れた『レスラー』、めちゃめちゃ良さそうですね。てか、宣伝見ただけで泣いてしまいました。
老いぼれレスラーを演じるのはミッキー・ローク!しかも監督はダーレン・アロノフスキー!この2人がタッグを組んで、意外にも真っ当な作品を作ってしまったようです。これは間違いなくミッキー・ローク史上、猫パンチ以来のインパクトだと確信しました。
でも、彼が最近身につけている愛犬の写真入りネックレスもかなりのインパクトです。

posted by ichio : 00:21 | | trackback (0) |