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2009年05月31日

想いを伝える術

090531.jpg30代後半に差しかかり、人の顔色をうかがうことをおぼえました。正確にいうと、つれ合いの顔色をうかがうことをおぼえました。要するにビビっているということです。特に買い物をする時は、か弱い子鹿のようにプルプル震えるほどナーバスになってしまいます。
慌てて補足しますが、つれ合いからとやかくいわれるワケではなく、むしろ‘買ったらええやん’と、涙の出るようなお言葉をいただいております。嗚呼、何たる幸せ者…。
しかし人間とはよくわからん生き物で、ありがたみを感じれば感じるほどその心は萎縮してしまうのです。
なぜ、このようなことを書くかと申しますと、辛抱たまらないくらい欲しいものがあるからです。それはナイキのスニーカー「ブレザー」のヴィンテージモデルであります。先日家族で街へ出掛けた時に見つけて以来、仕事で打ち合わせをしている時も、好物の冷しゃぶを食べている時も、どういうワケか裸の女の人がいっぱいいる摩訶不思議なサイトに偶然おとずれた時も、常に頭に浮かんでいる状態です。
タイミングを見計らっては「あのスニーカー良かったなぁ…」「買って損はないなぁ…」とつぶやき、サブリミナル的に吾輩のメッセージをつれ合いの海馬にすり込んでいます。
こんなことを書いて、万が一彼女がこれを見た場合、どんなリアクションが返ってくるのか、そう考えると不安でなりません。
朝起きたら枕元にスニーカーが置いてあるなんてことがあれば……それはそれで怖いです。

posted by ichio : 23:13 | | trackback (0) |