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2009年06月21日

心の余裕

090621.jpg今年の初めに仕事場のiMacが故障(この時は奇蹟的にデータは助かり、修理代も4年間保証でタダ)して絶望の縁に追いやられてから半年、今度は完全にクラッシュ! 画面に細いスジが3本入って不吉だなと思っていた矢先の出来事でした。
高い修理代を払ってまたすぐに壊れるのもアホらしいので、思い切って新しいiMacを購入。ライターという職業柄、高価なソフトは必要ないものの、それでも20万円ほどの出費。ミスターTのパンチ並みにはらわたにズシーンときます。
それにしても、こんな高価なものがわずか4年ちょっとで壊れてしまっていいんでしょうか。しかもお店やメーカーの人が半笑いで‘コンピューターのことだから、こればかりは仕方ないですねぇ’なんてことを平気で言うのも納得いかない。晩メシ抜いて半ベソかいてでも直してほしい。
吾輩のようにマシンの機能の5%も使ってない者からいわせてもらえば、高度な機能は要らないから壊れにくくしてほしい。唄にあるように、昔の時計だって100年動くんだから、それくらいのことをしてもらってもバチはあたらないと思います。
とまぁ、パソコンが壊れてブルーになりましたが、今回はバックアップしてあったので、まだ心に余裕がありました。(といっても半月分くらいのデータとすべてのメールが消滅しましたが…)
どれくらいの余裕だったかというと、家に帰ってウィリアム・バシンスキーの『92982』を聴けるくらい余裕がありました。これは大物だけがまとうことのできる風格じゃないかと思います。
さて、『92982』ですが、すごく良いアンビエントミュージックです。ウィリアム・バシンスキーの音楽はメランコリックで美しいタイプと、ちょっとサイケな感じの2タイプがありますが、このアルバムに収められているのはメランコリック系の曲。自宅の窓を開けたままレコーディングしたらしく、まわりから聞こえてくるヘリコプターやサイレンの音も入っています。まさに環境音楽ですね。夏の夜にかければ、エアコンがなくても2〜3℃下がると思います。が、壊れたiMacのことを思い出すと、体温が3〜4℃上がってしまいます。

posted by ichio : 01:03 | | trackback (0) |